三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月27日 メンテナンス

2016-07-27 | メンテナンスお気楽日記
「メンテナンス」とは名ばかりで、大半(90%以上)は故障が起きてからの依頼です。
どうにもならなくなって、どうにかならないか?と電話(お呼び)がかかります。

企業にも、工場長はいるものの、生産管理がお仕事です。機械管理は「整備士」のお仕事。でした。
その、整備士(保全係)って役割が、まずいない。若手はもちろんのこと、定年の再就職者であっても
、生産現場の作業に追われている。

油壷をもって、機械の音や匂いに気を配り、工場内をウロウロ? もう夢物語の骨とう価値?
「保守・点検」があったこそ、30年40年と機械が維持できたのは、歴然たる事実です。

あと、10年いや5年で、機械は寿命?を迎えます。「修理・整備」の人員・技術がありません。
機械がおおきく破損しても、交換部品もありません。もちろん、国内での機械生産もない。

海外輸入に道を探る人もいます。でも、大きなリスクをかかえる事も事実なのです。
その事は「すべてが、無くなるワケはない」との、言い訳にすらなっている。


メンテナンスは「都合のいい」人間でしか出来ない。
そりゃそうでしょ、機械が壊れた時、何か問題があった時だけ、お呼びをかければ良い。

あまり入り浸りになる事は、生産現場が止まり、尚且つ、経費も掛かるという事です。
「便りがないのが元気のあかし」メンテも「お呼びがないのは正常のあかし」です。

メンテナンスは、よほどの事がない限り、苦情を聞くことはありません。お客さんのために
一生懸命に仕事をするからです。お客さんの出来ない仕事をするからです。

その事が「良い人」しいては「都合のいい人」と捉えがちになります。
「こんな機械・部品を探して欲しい」「こんな事出来ないかな?」「どうしたらイイかな?」

それはもう「機料店」の範疇です。でも、都合のいい人は答えます。教えます。
それは、商売抜きの情報として、客先にとって「都合のいい人間」でしかない。


「修理・整備」って、英語ではなんて言うんだろう。あまり聞いた事もない。

            PS・暑い! 写真は17才で逝った遺影です。次も柴犬が希望です。

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