三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 6月21日 たのしい工作

2013-06-22 | メンテナンスお気楽日記
「ワインダーで合糸?したいが、一本でも糸が切れたら、止めることが出来ないか?」
以前にもあった様な話だが、3錘や6錘だけの合糸装置は無い。

出来る事は、手作り装置での対応。さいわいユアサのセンサーやカッターの中古在庫もある。
これを、どう組み合わせてどう動かすか?電気部品だから配線さえ考えればなんとか・・・

まず、全錘駆動のワインダーだから、その度ごとにモーターを止めるにはロスが大きい。
各錘ごとに合糸いとを強制カットして、各錘のドロッパー停止機構を使うことにした。
合糸用の給糸が一本でも切れれば、後の2本をカッターで切ってその錘のみ停止装置作動。

一か所に結び目が集中するのはマズイが、人員配置を考慮すれば、後での手間の方を選んだ。
ワンモーター機なら一本だけ繋げるが、三本の場合はずらしての結び目が必要?になる。

希望の3本合糸に対しても問題が出てきた、糸が多くなればその分広いスペースが必要。
3本の糸を一本にそろえる為には、それなりの糸道の距離もいる。

組み付け金具も他社製のチャンネルを使うことを考えていたが、どうしても糸道部分は
継ぎ足しになる。製作図面を起こす訳でもない既成部品の組み合わせだから・・・ネ。

完成までには、小さな?問題が次々と出てくる。たとえばカッターのソレノイド。
電源が入りぱなしではまずいので、作動後電源をカットするマイクロスィッチを配線。
ネオンランプはサイズが合わず、チャンネルの裏から飛び出す格好。

あ、電源は24VDCのACアダプターを使いました。ジャンクコーナーで2千円弱。
これだけでもン千円の節約。おっさんの工作はお金を掛けない、掛けられない。

別に量産する気もないものづくりは、寄せ集めで考える、たのしい工作の時間でもある。かな?

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