三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月10日 手描き配線図

2018-02-10 | メンテナンスお気楽日記
以前から取引のある、遠方の顧客から「ブログに写っている配線図を教えて欲しい」との連絡がありました。

別に、出し惜しみする訳でもないが、自分の配線図は「配線スケッチ」でしかない。電気工学を学んだ人には
「マンガ」としか映らない。何やら難しい配線記号や数字の意味は、まったく理解していない。

只、マグネットスィッチやコンセントの端子がここにあり、そこからどこへ繋げば、どう電気が流れて、
どんな働きをするのか?それを、ただ忘れないように、自分が解るよう書き残してあるだけです。

電気屋さんの配線を、マネする為に書き写し、それを自分で作ってみる。それの繰り返しでしかないのです。
別にアレやコレと、目新しい仕事をする訳でもないので、大体は同じ機器、同じ装置の製作となります。


「出し惜しみ」については、まったく抵抗がありません。おやじがツインタイマーTDA・TDVを使って
リボンブレーカー(オニ綾)防止装置を考えた時、東芝から「なぜ?何十台も注文するのか」視察に来ました。

その時、おやじは「特許を取ってしまえば、撚糸屋に普及しない」と断りました。部品さえ揃えば、各地の
電気工事屋さんなら、簡単に作ることが出来ます。その事が、女工さん一人当たりのワインダー数が増え、
生産高の向上、しいては、ワインダーの販売数にも寄与した経過があります。

自分が工業高校の機械科を出て、京都・神戸で広告を学び、金沢・富山を経て、おやじの仕事を継ぎました。
機械は、おもちゃの分解が得意だったので?抵抗はなかったが、メンテナンスは電気事故が多かった。

電気科にも友達は多かったが、技術を学ぶ気はサラサラ無かった。そんな訳で、電気を学ぶには、絵を描いて
マネするしかなかった。只、良かったのはプレゼンにしろ配線図にしろ、素人目には理解し易いとの事だった。


マグネットスィッチの交換(寿命は約3年)に始まり、操作音が近所からクレームが来る世相?になれば
無接点リボンブレーカーを学びました。これも電気配線図ではなく、マンガとしての模索でしかない。

インバーターやモーターの技術。色んな先輩に教えてもらい、マネをしながら仕事をしてきました。
「知らない事は、人に聞く」そんな、お気楽対応だったが、フッと後を見ると、先生がいません。あの世~。

今度は「教える立場」とはおこがましいが、知ってる事はドンドン伝えていきます。
10歩進むための、3歩4歩のお手伝いには成ると思っています。それこそ、お気軽に。

只、知らない事も多いので、その時は、各自で先生を探して下さい。人に聞くから仕事がオモシロく成る。

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メンテお気楽日記 2月9日 雪の降る日は・・・電気屋さん

2018-02-10 | メンテナンスお気楽日記
すごい積雪となりました。1m越しの積雪は何十年かぶりの事、それなりの雪?には慣れっこでした。
まず、外の駐車場なので、朝一番は車を掘り出す?処から始まります。

たとえ、車が確保出来たとしても、客先の駐車場の心配、それと雪道渋滞で何時間かかるか予想出来ません。
30分のコースに2時間掛かるのも想定内として、仕事を終えたら、車が埋まっていた事もあった。

若い時は?豪雪地帯の十日町でも、車を走らす元気?もあったが、今は電話連絡で情報を得、ちょっと無理
かな?と思えば、丁重にお断りします。雪道を知らないドライバーが多くなれば、渋滞事故が予測不能です。


さいわい、倉庫仕事として、3錘機2台(2錘機1台追加)の組み立て予定もあるのだが、倉庫前の雪かきを
想像すると、なかなか腰が上がりません。それなりの覚悟?をもって行かなければならない。

さらに幸せな事に「インバーターの変速装置を組んで欲しい」との依頼が2件続きました。3錘機組み付けを
含めると、3台のインバーター装置の依頼です。もちろん、雪道が確保出来てからの取り付けです。


インバーター装置については「安いョ」って宣伝?が利いている様です。なんせ定価?9万なら3万、13万の
装置でも4万の予算で組み付け可能です。電気工事屋さんの儲けのタネ?だったのが、モノタロウのネット販売で
客先情報として知ることができます。ネットが得意な若手?には、当然の情報でもある。

いくら「技術料で売ればいい、装置を買ってもプログラム出来なきゃタダの箱」って言っても、通用しません。
装置が安くなれば、工賃もそれなりです。見てぶり?(安全確保)の鉄板ケース入れるシーケンサーの方法も
ありますが、設備資金の厳しい中小企業では「機械操作が出来ればイイ」ってのが、本音です。


三筋の場合は、その点、見てぶりは良くない。「出来るか?」って聞かれれば「作ってみようか」の対応です。
装置の配線も、実に簡単明解です。赤の配線がどこの装置に入ってどこの装置に行く、素人配線です。

配電盤に各機器を並べ配線していく、材料費は最小限を選んでいます。モノタロウ特価と手持ち機器、
電気工事士でもないので、工料はメンテの時間計算。安さを目当てに?声が掛かるのも、当然と言われた。

もちろん?機械屋ですから電気工事士免許は持っていません。装置は作るけど、仮配線テストで終了です。
後々は電気工事士の配電設備が必要です。装置(機器)を準備しただけと考えて下さい。


外は大雪、車でのメンテナンス仕事に行けなくても、家で仕事が出来るのは、幸せと考えなければならない。
狭い事務所に、配線工具・器具を所狭しと並べての作業です。歩くのも大変です。

只一つの問題は、宅配トラックも動けないという事。注文品が届かない。いつ来るかも解らない。

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