三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 5月23日 作業のポイント・コツ

2017-05-25 | メンテナンスお気楽日記
最近、特に多く感じるのは「工場内設備」の依頼です。幡屋さんをはじめ、リボン屋・紐屋さんなど。
原因は、外注工場に頼んでいた、分割・小割作業の、高齢化による「廃業」です。

ここでは、後継者問題をとやかく言うつもりはないが、作業してくれる人がいない。大問題です。

対応は、自社工場内での分割作業です。よこ糸が中心となるため、あまり難しい?作業とは考えていません。
ワインダーを設置し、「担当者は誰になりますか?」と尋ねると、隣で作業していたおばちゃんが、
「幡結びできるから大丈夫。でも、ワインダーは触ったことがないから・・」の状況です。


この話をよくすると、現場からは「そんな、簡単なものじゃない」との返事が返ってきます。
撚糸屋・幡屋・染色屋。もっと撚糸屋を細かく言えば、下撚り工場・カセ繰り工場・ボビン繰り、そして
ワインダーでの仕上げ巻き。外注工場というか「専門工場」の力量が必要とされていた。


いまの世の中、ホームセンターを筆頭に、スパー○○店舗などが乱立している。大型量販店です。
一歩店内に入れば、金物はもちろん、工具・電化製品・家庭用品・薬品・園芸用品・食料品。
ホームセンターでお米まで売っている。ペットコーナーには20万円の柴犬までいた。

当たり前と言えば、当たり前?なのかも知れないが、アマノジャクに考えれば、もしホームセンターが
廃業になれば、その町には店舗(専門店)が無いという事です。車がなければ生活もできない。

八百屋には野菜を、魚屋さんには魚を知り尽くした店主いた。そう、商店街をイメージして欲しい。
各店舗はすべて「専門店」です。「どれがイイ」って尋ねれば「これがお客さんへのお勧めかな」なんて。

それを、店内をウロウロ?する「販売員」に託すのは、多少の不安があります。もちろん大型店舗にも
専門販売員もいるだろうが、リピーターを確保する「心づかい」は感じられない。


それと同じ様な事が、製造現場でも起こり兼ねない。製品に対する愛着、自信。悪く言えば、責任がない。
人間100%の人はいません。だから専門職がある。何でも出来る人を「器用貧乏」と言います。

話を元の戻せば、どんな作業・作業工程にも、ポイントというかコツがある。言い方を変えれば「手間」
それを、ボタン操作で出来ると思うのは、大きな間違いです。

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