三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月12日 江戸村に寄付しました。

2017-02-12 | メンテナンスお気楽日記
                  昔、昔の硝子ケースに入った天秤ばかりの「繊度計」です。

趣味とまではいかないまでも、古い機械や道具には、興味があります。
木製の機械や、鋳物の機械には、なぜか温かみすら感じてしまう。

話は飛んでしまうが、家の納戸に約40年前に手に入れた「帳場箪笥」がありました。
小さな整理箪笥が気に入って、道具屋から買った記憶があるが、何年か経ったころ、その箪笥が
湯涌温泉の江戸村に移築され、拝観施設の「中川家」のモノと解りました。

箪笥の中には、売掛印の他に、古酒や酒の由来?を掘った木版も入っていました。
「金沢竪町・中川酒店」と彫られた細かい細工の木版も入っていました。

以来、皆が見学する施設に由来する道具だと、自分の中で価値観がアップしていました。

それを、売れればと思ったのは、やはり運転資金を確保したいためです。この時節、職人商売といえど
身体ひとつで、お金が稼げる訳がない、機械を買い、部品を買ってこその、商いです。

鑑定団じゃないけれど「困った時には・・」の心境です。まずは、価値観に期待しながらも、
竪町の骨董店で観てもらいました。しかし「昔の商店の木版じぁねー、石版なら買うけれど」でした。

ガックリと気落ちしたけれど、やはり価値が解る必要とする人に視てもらいたいとも思いました。
その足で、江戸村に連絡を入れ、趣旨を伝え面会の約束を取りました。対応していただいた館長さんは
やはり、興味深々で喜んでもくれました。しかし、何か空気が違います。

理由は、館長自身がポケットマネーで買う訳にもいかず、と、言って上部団体に稟議を通すには
けっこうな時間が必要となるとの事でした。欲しい・・でも・・の変な空気が流れます。

「あるべき処にあってこそのお宝」興味のない人には、骨董屋の言うようにゴミかも知れません。
空気を読んで?「じゃ、展示してもらえますか」で寄贈書類にサインしました。

もともと、納屋に眠っているモノで、お金にしようなんて邪心だったかもしれません。
鑑定団も何百何千人の応募の中から、たまたまラッキーな人だけが、番組として成り立っているハズ。


同じような事は「中古市場」にもあります。売りたい人と買いたい人。上手くマッチングしなければ、
産廃や鉄クズとして、追い銭まで必要となる例もある。設備投資がいくらだったから・・も夢物語。

必要な人、欲しい人にはお金を出して買いたい品でも、情報がなければ消えてしまいます。

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