三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 11月6日 掃除と整理

2016-11-06 | メンテナンスお気楽日記
                           一応は?分別収納してあるのだが・・・すぐに

先日、一本糊付機の稼働見学をお願いした、工場長の話です。「一にも掃除、二に掃除。なんせ大切です。」
福井での、工場長からも同じ様な言葉を聞いた。「一にも整理、二に整理。で、なければ、すぐに・・!」

そう、すぐに乱れてしまいます。汚れてしまいます。皆んな、分かっている事なのだが、後回し。
けっして、整理しない掃除しない訳でもないが、作業が終わったら・・なんて気にもなる。


ところが、「作業中に準備する」のがコツらしい。汚れたら、サッと拭く。もちろんダスターは手近に置く。
作業中、工具も使ったら、その辺にポイではなく、並べて置くだけでも、作業効率と、後片付けが違うらしい。

言われれば、なるほど!って事かも知れないが、実際、作業に集中していれば、気が回らない、疎かにもなる。

汚れる前に汚さない、乱れる前に整理するなんて、机上の教科書・マニュアルみたいだけど、
「汚れを貯めない」「乱れを残さない」ってことで、その場ですぐ掃除しろ、片付けろって事でもない。


ここで、自分の作業場。まー、ムチャクチャです。機器配線の残りコードが山積みになっていたり、工具も
箱の中に、掘り込み状態です。作業中は、手の届く範囲に散らばっています。

ボルトやナットも、一応分別はしてあるが、持ち出して使わなかった部品は「終了したら」って気持ちで
そこいらにひとかたまり。それらを分別して元の棚に納めるのが億劫になり、別時間が必要となる。

100円ショップの整理箱を買ってくれば、もっと分別整理出来るかな?言い訳まで考えている。


まー、色んな工場へは、出入りさせて頂いております。乱れ具合から言えば、確実に少人数の工場が汚い。
「手が廻らない、時間が取れない」は現実かもしれないが、整理する整理しなきゃとの「意識」が薄くなっている。

いつも「見た目だけでも・」とは言ってはいるが、訪問客のない工場は、独りよがりにもなり易い。
掃除だけではなく、作業効率だって手間が増える。箱を退かして品を取る。工具を探して修理する。
それでも、「仕事は出来ている」と言いたい気持ちも分かるが、現状に「マヒ」している状態が正しい。


そこへ行くと、工場長はさすがです。先に言ってしまえば「掃除の出来る人、整理の出来る人だから工場長」が
正解かも知れません。いくら、技術抜群でも、後片付けがおろそかでは、人を束ねることは出来ません。

よく「口うるさい工場長、口だけの工場長」も耳にするが、それはそれで、適職なのかもしれません。

工場全員が技術者って工場もありません。ツッコミもいればボケもいる。指示に従う人・反抗する人
もっと言えば、考える人・考えない人。「船頭多くして・・」じゃなく「船員の役割」が企業です。

その中に「清掃・整理」の号令を出す人がいれば、ピカピカ丸としての航行が維持される。

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