三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月9日 足りないから「考える」

2013-02-09 | メンテナンスお気楽日記
             1錘機特注。天羽・三筋・村田部品の組み合わせ
             250kg捲きと250g捲き、同時進行でした。


先月の機械開発。専門店からは100万とも200万とも言われました。
でも、一次納品した基本機は40万以下です。もちろん工料込みです。

安すぎるのは、ご隠居さまの人脈と知恵のたまものです。
廃棄機械を譲ってもらったり、既成部品の組み合わせで完成しました。

経費は鉄工所依頼のフレームと器材店からの補充部品のみです。あ、それに謝礼。
後は、手間と時間。ご隠居にはこっちが呆れるくらい奔走していただきました。

納品した基本機は、依頼会社の視察を受け、作業委託契約もいただきました。

でも、問題はこれから始まるのです。
作業性に作業効率、それに安全性。使えば使う程欲?が出てくるのです。

ロール給資もスピードの出せるスピンドル方式に改造。で、ベアリング他追加。
給資ラックもサイズと移動性を考慮?して、新規発注。

その他、安全の為のカバーや、作業をしやすくする為の特注コア製作。
そんなモノは、ピッタリのモノがあるはずがありません。当然?新規設計です。

今月に入ってから、見積もり合計が10万を超えました。無いモノを作るのは
高く付く。当然かも知れませんが、代用品を考える余地はないのです。

おっさんたちの「ものづくり」は足りないところから始まっています。
お金を出せば何でも揃う。そんな時代じゃないところで育っています。

遊びにしたって、ゲーム器なんてありません。自分たちでルールを考え
無いものは自分たちで作る。だから代用品や加工方法を考える。

モノが足りる時代。足らないのはお金だけ?
ものづくりに「考える」ことの必要が無くなれば、・・・・・なんか怖い気がする。

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