三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月9日 ヒミツの試験捲き

2012-03-09 | メンテナンスお気楽日記
他でやっていない糸、他では出来ない仕事をすれば・・・

淡い期待(大きな希望?)を胸に、とんでもない糸が持ち込まれる。
裏を返せば、出来ない・捲けないから誰もやってない。最初から無理な注文。

その素材には、素材にあった捲き形状があり、その為の機械も当然開発されている。
それを三筋のお手頃機械で仕事がしたい?虫のイイ話。出来ればみんなやってるョ。

もし三筋で捲くことが出来れば、他工場への依頼費・運搬費・糸管代などなど経費が大幅にカット出来る。
「うまくいけば、ワインダーが何台必要になる!それも頼む」人の足元を見ての依頼要求。

こんな話は今までも何回も聞いてきた「この仕事がとれればワインダーが何台・・・」
でも、まともに注文までいったのは稀、8・9割はいつの間にか尻切れトンボ。甘くないョ。

断ることの苦手?な三筋は「ま、失敗捲きを見てもらえば納得するだろう」やってみるか・・・
やると言った以上、中途半端は出来ない。イイと思われる調整・改造を加えての試験捲き。

あれェ?捲けてしまった。まだ充分とは言えないまでも、形にはなった。綾落ちも少ない。
自分でも無理と考えていた糸が捲けている。なにが違うのか?違っていたのか?

どう考えても解らない、これまでも同種の糸(モノフィラ)にはチャレンジしたが、まだ結果は得られていない。
あと考えられるのは糸自体の性質。機械の改造だけの問題じゃない。糸の加工工程を知りたい。

でも、糸の加工となると工場のヒミツ?。解ったとしても、外でアドバイスする訳にもいかない。
今回は安定した糸を作ったお客さんの方がエライ!後は三筋ワインダーを買ってもらえれば言うことなし。

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