さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

血の通う人はいるのか。荒む東京。

2007-01-11 21:05:33 | Weblog
奇しくも東京・渋谷区で惨たらしい事件が2件あった。歯科医師宅。外資系投資顧問会社勤務。現場中継場所にはハゲタカが群れるように多くの取材陣が殺到し、雑誌、テレビなどのマスコミは面白おかしく、これを報じている。

人は、そんな悲惨な生涯の閉じ方を、その後も無惨な扱いを受けなければならないのか。ため息ばかりが口に出る。

この東京の空の下で、一体何が変わったのか。まさか。信じられない。驚きました。ありきたりの三連発。

あの人が、そんなことをするなんて。というより。あの人がそんなことを、に駆り立てるものは何なのか。それにつきると思う。

今日も東京の空の下には、どんよりと黒ずんだモヤが懸かっている。まるで悪鬼の吐き散らす臭気が漂うように。人はその臭い息に正気を失うのだろうか。悪霊退散と言いたいが、それらがこの地に住み着くのならば、こちらから去ろう。魑魅魍魎が渦巻く東京から。


東京巡り。

2007-01-11 11:55:48 | Weblog
妻が出掛けたいと言う。かといって、どこへ行きたい、という場所もないらしい。そんなわけで、昨日は天気もいいので、ゆりかもめ、に乗ってみることにした。

地下鉄で新橋に向かい、そこから乗車。もうすでに、車両は到着している。その車両をあきらめて、次の車両で一番前の席、と思ったが、もうカメラを手にした欧米系の若いカップルが、その場所で待っていた。

東京の湾岸を一望できるゆりかもめ。2年ぶりの乗車だ。ビッグハットで博覧会的なイベントでもない限り、乗ることはないのだが。この日は、ビッグハットもガランとしていた。ゆりかもめも空いているわけだ。

新橋から豊洲まで、ほんの少しずつではあるが、ビルが増えている。廻りになにもない場所に、市場、の駅があったり、まさに開発途上というところか。私のかつてウインドの拠点だったお台場も変わったが、豊洲も様変わりした。豊洲は、ボードを車に積んでお台場に向かうときに通過する場所だったのだ。石川島播磨の工場や倉庫などが並んでいたのが、いまやゆったりとしたビル群。やがて大勢の人で賑わうのだろうか。

有楽町線で、豊洲から月島へ。月島で大江戸線に乗り換え、六本木へ。六本木ヒルズは、完成してからは一度も行っていないので、この機会に。完成前は、何度もパスにのって通ったものだが。六本木ヒルズ、プライドだけは高そうな店ばかりだ。さて、次は乃木坂から表参道へ。

六本木から乃木坂へ向かう途中に、東京ミッドタウン、かつての防衛庁があった場所。もう、ビル群は完成間近の状態だった。いつの間に。時の経つのは早い。この前、工事が始まったばかり、などと思っていたのに。

さて、千代田線の乃木坂から表参道へ。20年くらい前に、5年間働いた場所。同潤会アパート、転じて表参道ヒルズ。なるほど違和感なく建っている。ビル内部のショップは螺旋の緩やかな回廊のようだ。各ショップの表情も、六本木に比べると気位がない。さすが安藤さんですね。全体的に、雰囲気がやさしい。

ビルを出て、表参道から明治神宮方面を望む。妻が、向こうはあんなに人が多いの、とぽつり。ま、確かに人は多いです。私たちは、人通りの比較的少ない裏路地を通って渋谷に向かった。そこはキャット通りと呼ばれている。東京は、どの街も変化に満ちている。古き良さも残しつつ、いい方向に進むことができればいいのだが。