さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

今度は、陸がおせちを食べた。

2007-12-31 14:33:37 | Weblog
朝の8時過ぎだが、なんだか騒がしい。向こうから妻のヒステリックな声が聞こえた。しばらくしてベッドで寝ぼけている私のところに、落胆した妻がやってきた。陸がおせちを食べたのよ。もう一度作らなきゃ。買いにいかなきゃ、と言う。また私は、しばし眠る。

私が起きると、妻は陸と散歩ついでに、例のおせち材料の買物を済ませていた。で、何を食べたかというと、ぶりの照り焼き、亀甲イカである。妻は、和室の片隅に作ったおせち材料をラップに包んでずらり並べておいた、いわば仮の置き場所である。実は昨日の夜、陸と殿はこの場所を下見していた。私が風呂、妻が台所にいたとき、いつのまにかその和室の戸を開けて、彼らが入り込み、一緒に出てきたという。もちろん、妻はすぐさまおせちを確かめたが、すべてに何も手を、というか口をつけてはいなかった。これが油断だった。

どうも、陸は私たちが完全に寝静まった、午前7時前ぐらいに、こっそりと和室に戸を開けて忍び込み、発泡スチロールの容器にラップを掛けた2品、ぶりの照り焼き、亀甲イカ、これだけをきれいに平らげたのだ。妻が7時頃、トイレに立ったときは、なぜか陸は妻の直ぐ下で寝ていたという。で、8時に確かめると、妻の二日連続の悲鳴となったわけである。

いやー、やってくれます陸君は。さすがシェパード、頭がいいというか、準備して、チャンスを狙い、標的を確実に一切れも残さずに平らげる。たいしたものだ。おっと褒めてはいけない。その後の散歩も、いつもは喜んで飛び出してくるのに、今日はなかなか起き上がらなかったという。お腹いっぱいで、動けなかったんだ。

今日は朝から、さんざん叱られた陸君。満腹の様子で、散歩の後はズーッと布団に潜り込んでいる。妻はさっそくその2品を作り直した。そんなに手間の掛かるものじゃなかったから良かったけど、ミートローフだったら立ち直れない、と妻は言う。おかげで、イカは高いものについた、と。妻は、午後におせちの材料をお重に入れ始めた。陸君は、妻の下で伏せして、お行儀よく作業を見上げている。もうおこばれはないぞ。さんざん食べたでしょ。

おせちを作る、妻の叫び声。

2007-12-30 15:42:24 | Weblog
なーんてこと、してくれたの~。も~う、いや~、殿~。突然の妻の声に振り向くと、なんと猫の殿ちゃんが、いち早く、おせち用の錦玉子をかじって穴を開けていた。

妻が作ったものを冷ますため、テーブルの上に置いていたのだが、いつの間にかジョリジョリとがっついていた。妻のおせち作りがいよいよ佳境に入って、大忙しなのに、この狼藉者です。

妻が、私が持ってきたお重では足りないといって、年末に急遽買い求めた、おせち用のお重もテーブルに。何をいろいろ作るのかと、妻のメモをみると、黒豆、田作り、伊達巻き、紅白かまぼこ、数の子、たたきごぼう、栗きんとん、春カスミ、昆布巻き、ぶり照り焼き、海老塩焼き、亀甲イカ、ミートローフ、栗の渋皮煮、花蓮根、ゆずかま、しめ鯖大根巻き、うずら玉子のうさぎ、里芋のささみ巻き、煮しめ、くわい煮、手まり麩、煮豚、松葉ぎんなん、花大根、そして、この錦玉子である。

いやー、これは大変。でも、このメモを見ているだけでも、おいしそう。お正月気分というものです。錦玉子もう一度、作り直すかい、と聞くと、そんなことできないと、妻は言う。そりゃそうだ、手間暇が掛かって作ったものだし、まだまだ他にも作るものが、メモの通り山ほどある。

そんなわけで、錦玉子の一角は、殿ちゃんのものになりました。よかったね、この幸せ者。どさっと盛ってやると陸も食べに来た。どうもこの犬は、甘いものが好きらしい。君も幸せ者ですね。今も台所から、様々ないい匂いが漂ってきます。どんなお節ができあがるのか、楽しみ楽しみ。

豊後牛のすき焼き。

2007-12-29 15:22:36 | Weblog
昨日は、珍しく私から食べたいものを先に言った。すき焼きと。そこで、妻と買い出しに、スーパーへ。牛肉、焼き豆腐、しらたき、ねぎ、しいたけ、春菊、人参、白菜、エノキ茸。関西では、お麩を入れます。そういえば、お麩は味噌汁にもよく入ってたっけ。

妻によると、さらに大根、たまねぎを入れるという。たまねぎを入れたら、牛丼の具じゃないか、と言うと、妻は、牛丼を食べたことがないからわからないと。そうですね、妻だって女性。牛丼チェーンに独りで入って、牛丼の並なんて、おばさんでも恥ずかしいんだろうか。確かに牛丼屋で、中年のおばさんがひとりって、見たことがなかったね。

さてさて、メインの牛肉は、このご当地大分なら豊後牛。こっちへ来て、初めて買うのではなかろうか。高いものね。450グラムで、3980円。ま、一年に一度の贅沢です。あとは、ちょっと安い500グラムで2980円の豊後牛も買ってと。ところで、私のひとり暮らしの時も、一人ですき焼きは年に2度ほど作った。それは、牛肉に半額シールが貼られたときだけだったが、そんなチャンスは滅多になかったから。

関東ではわりした、を使いますが、私たちは使いません。砂糖と醤油と酒で、段々と味を調えますから。あっ、牛脂、買うの忘れた。ま、サラダオイルでごまかそう。肉を放り込み、ジュワー、なんとも香ばしい肉の匂いが立ち上る。この匂いだけでも幸せ気分。具材をどんどん放り込んで。肉としらたきはそれぞれ端っこに置いてと。くっつけると肉が硬くなるのは常識ですから。

まず、安い方の肉を味わう。コクがあって旨い。次に高い方の肉を味わう。トロッと軟らかい、旨みも独特。値段の差って、ここにあるのですね。さすが肉質が違うわ。かつてひとりの時は、オーストラリア産牛肉も試したけれど、ごつごつして硬かった。すき焼きには向かない、って思ったものでしたが、やはりすき焼きは国産牛肉でなくっちゃね。いやー、大分の豊後牛、旨いぞ。値段が高いけど。それだけのものは、確かにある。

12月の暖かい雨。

2007-12-28 20:47:42 | Weblog
しとしと雨が降り続いている。12月にしては暖かい雨だ。ここんところの数日間は、夜もそれほど寒さを感じない。電気、ガス、灯油の値上がりの最中で、この気候はありがたいことである。

値上げといえば、マヨネーズ、ハムやソーセージ、チョコレートや菓子類、小麦粉まで、様々のものが一斉に値上がったのは、今年の後半である。妻は、何でもかんでも食料品が高くなった気がする、と言っている。

しかし来年からは、食料品以外のものがどんどん値上がりしてくるぞ。最近の新聞を整理していると、値上げの記事が目に付く。クレハは、クレラップを19年ぶりに値上げと発表、来年3月からの実施。建設機械メーカーのコベルコ建機と新キャタピラー三菱は、来年から油圧シャベルなど全製品を5~10%値上げする。建築や土木工事にも影響が出るわけだ。

松下電工は電設資材を08年の4月出荷分から値上げ。値電池内蔵型の非常灯や誘導灯が2~7%、LANケーブルが20%、街路灯などに使う水銀灯が26~30%アップする。この値上げは、家庭生活に関係ないようだが、LANケーブル値上げなんて言われると、これは他人事ではない。家の中には数本のLANケーブルがのたくっているから。

静かな年の瀬だが、いろいろのものがじわりじわりと暮らしを締め付けているような。大分では午後3時頃には雨が上がった。低気圧が東に去っていく。その後、今年一番の寒波がやってくるとか。皆さん風邪など引かないように。そして私は今日、ひとつ年を重ねた。両親に感謝し、妻にも感謝しなくては。

ご飯乗せおかず、3種。

2007-12-27 14:51:29 | Weblog
ご飯に納豆、これは関東では定番ですが、岡山の矢掛育ちの妻は納豆が嫌い。私が食べるのを見て、ほんの10粒くらいをやっとご飯に乗せて食べています。食べたら痩せるとは言えないけど、健康食です。

九州では、タレとは別に、昆布の佃煮みたいなものが入ってる。その代わり、辛子は付いていない。でも、この昆布の佃煮入りが、なかなか旨い。

真ん中が、穂紫蘇の佃煮。以前に買った穂紫蘇で、てんぷらでは食べ尽くせなかったものを、妻が佃煮にした。ピリの甘辛味で、ご飯乗せおかずにはぴったり。もうこれも食べ尽くしてしまったが、季節の、旬の味覚としては存分に味わい尽くせた。

右が、クロメです。昆布の一種で、佐賀関でしか獲れないいわば珍味かな。細かく刻んで、醤油を垂らしてゴマを振りかけて混ぜ、ご飯に乗せる。程良い粘りが出てきて、じんわりした苦みが乙なもの。味噌汁にもいれるが、ご飯乗せが、やっぱり旨い。

12月の佐賀関朝市では売ってなかったが、まだその前回分で当分は味わえる。このクロメって、たこ焼きに入れたりしてるのですね。お好み焼きにも合うかも。むしろ納豆に合わせてみれば、いけるかも。オクラ納豆、マグロ納豆があるくらいだから、一度、クロメ納豆を試してみましょうか。

青空市場、佐賀関にて。

2007-12-26 13:29:39 | Weblog
先週の話しになりますが、佐賀関漁協の朝市に向かう道中で、妻が、あっ、青空市場やってる、と。ハンドルを握っている私としては、2車線の対面道路で、きょろきょろするわけにいかずに、場所は認識できなかった。

で、佐賀関漁港の朝市の帰りに立ち寄ったわけです。漁協の朝市では、クロメはなかった。残念。関サバが1匹2500円。確かにスーパーでは4~5千円して、ここはそれよりはるかに安いけど、それでも高い。それは年に一度か二度の、とっておきのごちそうの時まで先延ばし。かますの干物などを買って、帰り道へ。

そこは、JA女性の店さがのせき。なんだテントがあるじゃん。青空じゃないじゃん。単純な青空市場を想像していた私がバカでした。そりゃそうですよね、雨が降ったら困るから、テントくらいは必要か。中にはいるとみかんがいっぱい。残念ながらミカンなどの柑橘系は、妻はダメなんです。調味料代わりに、かぼすとか柚子とかを使うのはいいけど。

わっ、しいたけが大きい。そして安い。その他、白菜や、蕪、大根などが、ほんとに朝穫りなのか、すべてが輝いている。妻が買って帰った大根は、みずみずしくってきれいでハリがあって、とてもおいしかった。いいさんまがあれば、大根おろしにピッタリだったでしょうに。しいたけも肉厚で新鮮、焼いてかぼすでいただきました。この市場でも、干物を売っていた。後日、食べたんだけど、旨みがいっぱいで、申し分がない。さすが大分、この近隣では、機械干しじゃなくって、ちゃんと天日で干している。東京みたい都会じゃ、そんな干物、めったに出会えませんから。本当に、旨かった。作った、育てた人が、直ぐに持ってくる青空市場はいいですね。まさに地産地消、これこそが美味しさの、一番の原点ですね。

ところで最近、妻が正月の準備を始めていますが、スーパーへ買物に行って、百合根がない、くわいがない、などとこぼしている。えっ、そんなものがないの、と私。妻は悲しそうに、もっと年末になると売場に出てくるらしいんだけど、と言う。おせちは、どこの家庭でも作らなくなったのでしょうか。おせちのくわいは好きだった。百合根も茶碗蒸しには欠かせない具。これから妻は、おせちの準備を始めるようです。


クリスマスのケーキ。

2007-12-25 14:13:35 | Weblog
我が家でも、クリスマスのケーキが登場しました。素朴なパウンドケーキです。3日くらい前に、妻が焼いたもの。ブランデーやら、玉子やら、流し込んで懸命に混ぜ合わせます。

私も混ぜるのをほんのちょっとだけ手伝ったんだけど、こんなに力がいるとは知らなかった。妻が、攪拌機というか、ハンドミキサーを欲しがるわけです。これは大変な作業。こんど家電店に行ったら、買いましょう。納得しましたから。

で、型にはめてオーブンで焼く。取り出して、何かを塗ってまた焼く。ほっかほかが焼き上がりました。それが3日前です。ブランデーが入っているので、味をなじませるために、3日くらい寝かせます。そうですね、あんこの入った和菓子とかは作りたてよりは、2日ほど寝かした方が、味がしっとりなじんでまろやかになっておいしくなる、と言いますから。

妻は、和紙でしっかりと包み、ワンチ君の骨壺の横にお供えとして、しばらくあずかってもらうことに。ワンチ君は、ケーキが大好き。香りと味わいのいち早いお裾分けです。きっと届くことでしょう。

そして、昨日のクリスマスイヴにパウンドケーキが登場。いい色に仕上がっています。香りも申し分なし。パクッ、じんわりと甘みがひろがり、独特のふくよかなおいしさ。旨いじゃん。つられて、横では陸君が待っている。ひとかけらを差し出すと、食べた。すぐさま絨緞の上に、はき出した。ぬ、わ、に~、出すとは~。また、それを食べた。こんどは、しっかりと。味を占めたようです。また、待っている。結局、ほぼ1切れ分を食べちゃった。ね、おいしかったでしょ。陸君は幸せ者。はい、また来年ね。

クリスマスの庭。

2007-12-24 14:37:42 | Weblog
だからといって、どうってことはないのですが、我が家の庭も、少しずつ変化しています。クリスマスイヴの今日は、やっと晴れました。花々が輝いて見えます。

シクラメンの隣に葉牡丹が。パンジーもいろいろと種類が増えました。チューリップの球根も芽を出しているとか。

オキザリスの品種はバーシカラーとか。白い花弁に赤い縁取りがある。曇りの日は閉じていて、そこがなかなか可憐です。ところでオキザリスって、十数種類もあるのですね、とても覚え切れん、というか奧が深そう。

写真にはないけど、ユリオプスデイジーやブルーデイジーを今朝に妻が植えた。ユリオプスとはギリシャ語で大きな目、だって。デイジーにもいろいろあるんですね。名前や種類はキリがない。

この花の名前はと聞いても、妻もさすがに覚え切れてない様子。時々なんだっけ、と時間が掛かっている。紫の花が重たそうに頭を垂れている。この花は知っているでしょ、と妻は私に聞く。なにこれ、と私。ラベンダーがこの花とは知らなかった。ハーブやポプリでよく見かけるのにね。生きている、植わっている状態を知ってこそ、やはり花なんですね。ラベンダー、覚えた。木々や草花にもメリークリスマス。今はぼんやりと陽が差しています。


昨日は、柚子湯。

2007-12-23 15:00:21 | Weblog
いつものように浴室に入ると、なんだか柑橘系の香りが広がっている。風呂の蓋を開けると、そこには柚子がタプンと先に浸かっていました。

そうか、冬至か。12月の22日でした。この日は、一年で一番夜が長い日、とされる。厳密には違うみたいですが。日の入りは、もう半月ほど前から早くなっている。因みに大分では、11月26日から12月10日までが一番早い日の入りで午後5時6分。この日12月22日は5時10分が日の入りです。東京よりは、38分遅いですね。

さて、柚子湯に浸かっていると、匂いもそうだが、お湯が気持ちいい。ついでに、柚子を少しずつ搾ってみる。ちょっとカラダを掻きむしったところがヒリヒリしてくる。年をとると肌が乾燥しやすくなり、痒みのある場所をついボリボリやってしまう。柚子湯は、アカギレやしもやけに良いといわれるから、少しくらい我慢をしましょうか。

妻は、ヒリヒリに耐えきれずにあっという間に、風呂を出てきました。どれくらい掻きむしっているかが、わかるというものです。カボチャでも食べて風邪を引かないおまじないを、と思っていると妻が、今日はかぼちゃ、ないからね、と。ま、いいか。

柚子って、東京では、1個100円から200円くらいしたような。さすが大分は柚子やかぼす、みかんがふんだんにあり値段も安い。うれしいことだ。しかもこの柚子は、岡山から送っていただいたもの。ありがたいことです。だから風呂に5個も入っているわけです。カラダに残る柚子の香り、なんとも気持ちのいいものです。

正月飾りは、ほとんど中国製。

2007-12-22 15:52:15 | Weblog
ホームセンターに出掛けてみると、お正月飾りが所狭しと並んでいて、いよいよ年の瀬ですね。大きいのやら小さいのやら、色とりどり。どうも大分というか、九州地方は門松をあしらったのが多いようです。なぜにか中国っぽい派手な飾りも目に付く。

袋に入った正月飾りを手に取った。なんか軽いような、門松はプラスチック製なのか。袋を裏返すと、そこにはメイドイン・チャイナと書かれている。片っ端から手に取ってみると、ほとんどがメイドイン・チャイナ。ちょっと幻滅。

そういえば、東京の浅草寺、仲見世で売られている飾り物の浅草土産は、ほとんどがメイドイン・チャイナだと、テレビで言ってたっけ。私も夏に、東京へ行ったときに、確かめてみたら、ほとんどがそうだった。これも悲しい。

年末になると、東京では、浜田山の商店街でも正月飾りの露店なんかが出て、賑わっていたことを思い出す。その直ぐ横の西友でも、飾り物は売っていたが、これもすべて中国製。そんなわけで、露店の方を買ったということが、数年前にあったっけ。

昨日のことだった。大きな農家の庭先で、数人がゴザを敷いて、藁かなんかを使って作業をしていたよ。と朝の散歩から帰った妻が言った。きっとしめ飾りですね。今年もいろいろありましたが、元気で過ごせました。来年もいい年でありますように、と願いを込めながら作らなきゃね。あるもので飾り物づくり。妻の、デコパージュで、お正月飾り、お願いしますかね。松の木は、庭にもあるから。