さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

自分以外の音がする。

2007-01-09 20:43:33 | Weblog
自分以外の音がして、うるさいでしょ。と、妻が言う。自分以外の音。そう言われると、確かに、新しい音が確実に存在している。

ひとり暮らしのとき、自分以外の音というのは、テレビの音。スピーカーから流れる音楽。トイレの流れる音。水道の蛇口からポタポタと滴の落ちる音。窓の外で車の通る音。人の話し声。などなどだった。

今聞こえるのは、妻がキッチンを掃除する音。トントンとまな板で包丁の切る音。そのひとつひとつに意志があり、行為へと確実に結びついている。

一連の音が終わると、きれいに磨き上げられたキッチン。食器カゴに整えられた食器類。なんでもないことだが、ありがたい自分以外が奏でる心地良い音。

これから毎日、そしていつまでも大事にしていきたい、自分以外の新しい音だ。

去年、杉並の区役所で。

2007-01-09 11:10:16 | Weblog
もう3カ月前のことになる。区役所の結婚・離婚届の窓口へ行った時である。窓口カウンターの席で、区の職員にトラブルの不満を怒鳴り散らす人がいる。どうも区の対応によって離婚に伴う不利なことが起こったのか。憤懣やるかたなくイライラしている様子。職員はその件で電話など、大忙し。

と眺めていたら、若い女性が2人で来た。どうも中国人。離婚届の書類を淡々と受け取って帰る。若いのに、もう離婚かい。それとも初めっから、などと想像が働く。なんか、やな雰囲気。

60才近いオヤジが、40代くらいのフィリピン女性と、さらに若い女性を連れて3人で座った。なんか英語で書かれた大量の書類を国際貨物便の袋から、取り出す。大使館、うんぬんの言葉が聞こえる。パスポートは、と女性が聞かれて、オーバースティなどと答えている。持ってないー。なにい。不法就労じゃん。もうひとりの女性は、娘なのか。親子でもなさそう。いとこ、親戚。どちらにしろ、彼女も一緒に住むみたい。

離婚騒動の男性は、いつの間にか消えていた。替わって1人の若い男性が座っている。一見普通でおとなしく真面目そう。なにか相談の模様。海外で結婚して、などと喋っている。カタカナの名前が聞こえてきた。書類についていろいろ聞いている。コロンビアと聞こえた。おいおい、大丈夫かよ相手は。ダマされてないだろうね。

こんな話しを聞いていると、ここで待つ気はなくなった。今住んでいる杉並でさえ、早く抜け出したい感じ。悪いけど、そんな人たちが近隣にわんさか溢れ出したら、正直ちょっと気持ち悪い。オーバーステイなんて、勘弁してよ。私は、そうそうに立ち去った。その時に、若い女性が白人の男性を連れて、順番待ちの席に座った。またかよ。

この勢いで行くと、杉並は、東京は、日本はどうなるのだろう。国際化もいいけど、あーあ。自分たちの暮らしや安全は、自分たちでしっかり守らなくては。去年の話しでした。