迷宮映画館

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誰も守れない

2009年01月25日 | TV
映画「誰も守ってくれない」の4か月前、ここから物語は始まった・・・的に、映画公開日に、その前日談のドラマを放映するという、ちいと聞いたことのないことをおやりになった。

映画を試写会で見てしまってるからには、やっぱ見ちゃいますよね。と言うことで、珍しく2時間ドラマを見てしまいました。

マル暴担当の刑事勝浦と三島が、ある傷害事件の担当になった。一見、暴力団とは関係がなさそうだったのだが、被害者の裏や、目撃者の話を聞くと、どうも暴力団の影が見える。

そして、その被害者の娘と言うのは、勝浦がカウンセリングを受けた精神科医だった。被害者の家族を守るために、精神科医も守ることになったのだが、事件を探っていくと、痛くもない腹が探られ、さまざまな膿も出てくる。

そして、いまどきのネットでの中傷、マスコミの攻勢、裏サイト・・・・。今どきの世の中の膿までも次々と出てくる。

そして、浮かび上がった一人の容疑者。その容疑者を追った三島が、拉致される・・・・。

と言うことで、犯人はあまりにしょぼすぎて、「あーー、フジだなあ」と思ってしまったのだが、凶悪なことをしてしまうのが、ごく普通の、隣のあんちゃん・・だということが、逆に背筋を凍らせるのかもしれない。

あまり中身を広げすぎず、ちょうどいい感じの狭さで、2時間ドラマとしてはぴったりだったと思う。・・・ということは、あの映画も2時間ドラマくらいで、ちょうどよかったのかなああ、と。

佐藤@勝浦刑事と、龍平@三島刑事の、いい感じのコンビの道のりが次の回に続いたんだなあと、改めて思わせたが、だったら、連続ドラマでも十分。

人間を描いた点ではTVドラマの方が濃かったと思う。映画では、ネット攻撃の方に重きが置かれたような描き方で、人間の描き方がなんか薄っと感じてしまったのだが、その薄かった部分が、TVでしっかと描いていた。

つうことは、映画の意味って一体???

なんかよくわからないフジの戦略だったが、どっちも見ちゃった私は、戦略に乗せられたのかなあ、やっぱ。

ま、どっちにしろ、TVでも一層龍平ちゃんのカッコよさが際立ってた。いつもの浮世離れした風情ではなく、ちょっとやんちゃで、いたずらっぽく、それでいて誠実さを感じさせた役柄がとってもよかった。無駄なもんがなかった。これってすごいかも。


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