セイフヘイブン

逃げる一人の女性、ぎりぎりの状態で、なんとか長距離バスに乗り込む。それを追いかける刑事。すわ、凶悪犯人か？？彼女の正体はわからないまま、女は田舎町に降りて、そこに隠れ住むように身をひそめる。あばら家を借りて、ひっそりと暮らそうとするんだけど、なんせ美人ですから、そうもいかないわけでありやす。

街で雑貨屋を営んでるやもめのアレックスが、見かねていろいろと手伝うのですが、ちいとぎくしゃく。どっちも好きは好きなんだけど、しがらみの方が大きくて、一歩が踏み出せないでいたところ、何かと声をかけてくれた女性のジョーのおかげもあって、なんとなく二人はいい感じに！

亡き母を忘れられない長男もなついてきて、新しい家庭が作れるかも・・・ってところにあの刑事がやってくるのであります。。うーん、執念深い。さあて、女は本当に凶悪犯なのか？？新しい未来は一体どうなる？？？

たぶん、こうなるんだろうなあ～というのが、そのまんまで、逆に快感です。ミステリーと言いながら、とってもハルストレムらしい展開と結末で、気分がいいです。うーん、こういう優しいのが見たかったかも。なんか、世の中殺伐としすぎてて。その辺は、ぜひご覧になって、楽しんでいただきたい。

若干のサスペンスと、若干のどきどきと、いい塩梅のラブストーリーで、こうなるんだろうなあ～というあなたも作家になれます的な思いを共有できるかもです。ははは、あたしはこういうのも好きですよ。性格いいから。

「トランスフォーマー」で、唯一あたしが見てよかった!!!と思った、レノックス大尉のジョシュ・デュアメルがいい、絶対いい。女なら、絶対に惚れる。とってもいいです。これだけでも、ご飯三杯イケますよ！！

ハルストレム作品には、ちゃんとレナ・オリンさんが、協力してるんですね。いい夫婦だわ。協力者っぽい筆頭に、きっちり登場。風景も素敵だったし、いろんなものが含まれてて、万人向けの適度な作品だと思います。

◎◎◎○

「セイフヘイブン」

監督　ラッセ・ハルストレム
出演　ジョシュ・デュアメル　ジュリアン・ハフ　コビー・スマルダース　デビッド・ライオンズ