ミシェル・ファイファーと、張り合う気なんかさらさらありませんが、このとき、50歳超!?すごい!ゴージャス。いやーーーーー美しい。19歳の少年(?)がマジになる気持ちもわかります。
20世紀初頭、ベル・エポックの最後の最後を飾る古き良き時代ってやつですね。高級娼婦、ココットは、それだけでステイタス。若いころに浮き名や武勇伝などは数知れず。その中でも、最高のココットと言われたレア。どれだけ男を傅かせてきたことか。。。。
片や、レアの元同僚、ミス・プルー。一人息子のフレッドは19歳にして、女遊びに飽きてしまった遊び人。幼いころからレアにあこがれ、シェリという愛称もレアがつけたもの。
で、プルー女史。自分の息子を母親みたいなレアにささげちゃう・・。。。言い方はちょいと変ですが、下心あるとはいえ、自分の息子をココットとくっつけるというのも、豪気ですなああ。百戦錬磨の二人ですから、お互いすぐに飽きちゃう!と思ったところ、6年も一緒に暮らすことに・・・。
居心地がよかったのでしょうね。でもそこに衝撃!息子にはちゃんと縁談を練ってて、別れがたくなった所にガツンと別れ話を持ってって、レアに打撃を与えるという策略だったわけですな。このやーーらしいプルー女史を演じるキャシー・ベイツが絶品です。
恋なんていつでもやめられる。本気の恋なはずがない。まさか自分が息子みたいな男を本当に好きになるなんて・・・・・。でもそれは本当の恋だったことを、やっと気づくレア・・。でも、そうだなどとは、絶対に言えない。口が裂けても言えない。それがココットとしてのプライド。あるいはただ単に女としての意地なのかもしれませんが、このレア@ミシェルの心の機微がもう!!!素晴らしい。
最初はゴージャス!としか言いようのない完璧な女っぷりを見せるのですが、恋する女性になり、プライドを保って毅然としつつ、心の中は少女のよう。。。。そして、年とった女性と思い知った寂しさ・・・。お見事。素晴らしいですわ。
かつての「危険な関係」の時の、妖しく、でもどこかコケティッシュな美しさを思いだしながら、見入ってました。でも、こういう女性の武器を使える限界・・・かなあ、という雰囲気を見事に演出しておりましたわ。素晴らしい。
端正なお顔は、あまり好みではないのですが、なかなか時代もんがはまるルパートさん。悩める若き二枚目ってのがぴったりでした。本当はフランス語のやり取りでみたいとこでしたが、しようがないか。それでもさすが、スティーヴン・フリアーズ!納得の一本でした。
◎◎◎◎●
「わたしの可愛い人 シェリ」
監督 スティーヴン・フリアーズ
出演 ミシェル・ファイファー ルパート・フレンド キャシー・べイツ フェリシティ・ジョーンズ イーベン・ヤイレ フランセス・トメリー アニタ・パレンバーグ ハリエット・ウォルター ベット・ボーン ギャべ・ブラウン トム・バルク ニコラ・マックリーフ トビー・ケベル スティーヴン・フリアーズ
20世紀初頭、ベル・エポックの最後の最後を飾る古き良き時代ってやつですね。高級娼婦、ココットは、それだけでステイタス。若いころに浮き名や武勇伝などは数知れず。その中でも、最高のココットと言われたレア。どれだけ男を傅かせてきたことか。。。。
片や、レアの元同僚、ミス・プルー。一人息子のフレッドは19歳にして、女遊びに飽きてしまった遊び人。幼いころからレアにあこがれ、シェリという愛称もレアがつけたもの。
で、プルー女史。自分の息子を母親みたいなレアにささげちゃう・・。。。言い方はちょいと変ですが、下心あるとはいえ、自分の息子をココットとくっつけるというのも、豪気ですなああ。百戦錬磨の二人ですから、お互いすぐに飽きちゃう!と思ったところ、6年も一緒に暮らすことに・・・。
居心地がよかったのでしょうね。でもそこに衝撃!息子にはちゃんと縁談を練ってて、別れがたくなった所にガツンと別れ話を持ってって、レアに打撃を与えるという策略だったわけですな。このやーーらしいプルー女史を演じるキャシー・ベイツが絶品です。
恋なんていつでもやめられる。本気の恋なはずがない。まさか自分が息子みたいな男を本当に好きになるなんて・・・・・。でもそれは本当の恋だったことを、やっと気づくレア・・。でも、そうだなどとは、絶対に言えない。口が裂けても言えない。それがココットとしてのプライド。あるいはただ単に女としての意地なのかもしれませんが、このレア@ミシェルの心の機微がもう!!!素晴らしい。
最初はゴージャス!としか言いようのない完璧な女っぷりを見せるのですが、恋する女性になり、プライドを保って毅然としつつ、心の中は少女のよう。。。。そして、年とった女性と思い知った寂しさ・・・。お見事。素晴らしいですわ。
かつての「危険な関係」の時の、妖しく、でもどこかコケティッシュな美しさを思いだしながら、見入ってました。でも、こういう女性の武器を使える限界・・・かなあ、という雰囲気を見事に演出しておりましたわ。素晴らしい。
端正なお顔は、あまり好みではないのですが、なかなか時代もんがはまるルパートさん。悩める若き二枚目ってのがぴったりでした。本当はフランス語のやり取りでみたいとこでしたが、しようがないか。それでもさすが、スティーヴン・フリアーズ!納得の一本でした。
◎◎◎◎●
「わたしの可愛い人 シェリ」
監督 スティーヴン・フリアーズ
出演 ミシェル・ファイファー ルパート・フレンド キャシー・べイツ フェリシティ・ジョーンズ イーベン・ヤイレ フランセス・トメリー アニタ・パレンバーグ ハリエット・ウォルター ベット・ボーン ギャべ・ブラウン トム・バルク ニコラ・マックリーフ トビー・ケベル スティーヴン・フリアーズ
なんで彼女からルパートが?って、現実と役がごっちゃになってる…。
『クレアモントホテル』もそうですが、なにやらルパートくん好青年役が多いですが、ここらでちと違う役も見たいなぁと思わないでもありません。何か佇まい的にはオーランド・ブルームと重なるんですけどね。オーリーの方が演技の幅は広そうな気がします。
今回のこの俗っぽいおばちゃん役はまたぴったり。ミシェルとの対比がまた面白かったです。
でも、どっちもわかるわあ。
これの後、「クレアモント・・」見まして、これからアップしますが、現代ものは目に慣れませんでした。
育ちの良さが、ちょっと邪魔してますかね。
ま、これからいろいろがんばってもらいましょう。