
映画の中でよーく使われる記憶喪失のお話。韓国ドラマでは定番です。うーん、周りでは一度も遭遇したことがありません。実際はどのくらいいるんだろう???ということで、見事なすってんで、お風呂で頭を強打!記憶喪失になってしまった殺し屋さんのお話であります。
その人生をいただいたのが、売れない役者の桜井君!!いやーー、いい名前じゃないですか。いろんなことに絶望して、人生をはかなんだのですが、それもうまくいかず。ちょっと冷静になって、風呂屋に行ったところで、かのジェイソン・ボーン・・・もとい、殺し屋さんと遭遇したのであります。
裸一貫!という言葉がありますが、いくら裸といっても、少々のしがらみはある。でも、ここは文字通り裸からの出発です。今の情報社会で、全く違う人間になる難しさと、隣の住人の顔すら知らないという世の矛盾を見せながら、話は進んでいきます。
ぐうたらずぼらで、ここまで部屋を汚くできるんだ!の桜井君の部屋・・・(うちの娘=大仏の部屋を思い出した・・)と、記憶を失おうが、几帳面できれい好きな性格は変わらないのですね。あのゴミ屋敷がまともな整理整頓された部屋に生まれ変わるのであります。ぜひとも、大掃除や引越しの時は、殺し屋さんにお願いしたい。
さて、桜井君は大金(殺し屋さん所有)を手にし、今までの借金を返し、きれいなマンションでなんとなく別の人生を歩みだせるのかな~と思い始めるのですが、世の中そんなにうまくいくはずもなく、本来殺し屋さんが受けるはずだった仕事を引き受けてしまうのであります。当然ながらど素人で、仕事はしっちゃかめっちゃか。
片や殺し屋さんに方は、売れない役者の仕事がらみで、めきめきと頭角を現していくであります。やっぱり人間、まじめ・実直・堅実ってのが成功するんでしょうか。しかし、記憶は戻らないまま。
その殺し屋さんとひょんなことから出会ったのが、雑誌の編集長をしている香苗さん。彼氏いないよの香苗さんの車のナンバーは≪1714≫。何と彼女は、今から彼氏を見つけ、年内に結婚をしちゃうという壮大な計画を立てていたのであります。香苗さんに見染められたのが、殺し屋さんっす。なんとなくほんわかムードで、もしかしたら二人はいい感じに・・・というところで、記憶が戻って、自分の素性を思い出しちゃう殺し屋さん。
殺し屋さんの車のナンバーが≪513≫だったのですが、その意味がよくわからず。本名のコンドウさんを表してたのかな。自分をいろいろと隠してきたけど、車にはアイデンティティを残してたのかな。
つうことで、殺しの依頼やら、恋の行方やら、いろんなものがぐちゃぐちゃに絡み合う中、果たしてどう始末をつけるのか!!!!と、見てのお楽しみです。
さまざまなIDと完璧な部屋、きっちりとした仕事の様子から、こりゃジェイソン・ボーンだ!と思ったのですが、そこんこと、監督に聞いてみたい!記憶を失っても、性分ってもんはそうは変わらないってのも面白いです。そして、いつか自分を変えてみたい!という願望と、そのきっかけ。変われるもんなら変わりたい!!でも、変わらないんだよっていう達観した気持ち。いや、変わろうと思ったら、本人の決意次第で、いけますよ。
人はそのきっかけを待っている。そこでほしいのは、自らの一歩です。そんな思い切りと、踏み出す一歩が大事だよ。
時間軸変えて、こちゃこちゃとこねくり回したいままでの作風もよかったですが、今回のは何と言っても役者のうまさ。マチャトくんと香川さんですもん。面白くないはずがない。その期待にきっちりと答えてくださいました。私的には、「運命じゃない人」>「鍵泥棒・・」>「アフタースクール」かな。
なにはともあれ、香川さんが出ない邦画を見つける方が難しいのではないかと思える昨今のでずっぱり。これで歌舞伎もやってる彼は、超人っす。
◎◎◎◎
「鍵泥棒のメソッド」
監督 内田けんじ
出演 堺雅人 香川照之 広末涼子 荒川良々 森口瑤子
その人生をいただいたのが、売れない役者の桜井君!!いやーー、いい名前じゃないですか。いろんなことに絶望して、人生をはかなんだのですが、それもうまくいかず。ちょっと冷静になって、風呂屋に行ったところで、かのジェイソン・ボーン・・・もとい、殺し屋さんと遭遇したのであります。
裸一貫!という言葉がありますが、いくら裸といっても、少々のしがらみはある。でも、ここは文字通り裸からの出発です。今の情報社会で、全く違う人間になる難しさと、隣の住人の顔すら知らないという世の矛盾を見せながら、話は進んでいきます。
ぐうたらずぼらで、ここまで部屋を汚くできるんだ!の桜井君の部屋・・・(うちの娘=大仏の部屋を思い出した・・)と、記憶を失おうが、几帳面できれい好きな性格は変わらないのですね。あのゴミ屋敷がまともな整理整頓された部屋に生まれ変わるのであります。ぜひとも、大掃除や引越しの時は、殺し屋さんにお願いしたい。
さて、桜井君は大金(殺し屋さん所有)を手にし、今までの借金を返し、きれいなマンションでなんとなく別の人生を歩みだせるのかな~と思い始めるのですが、世の中そんなにうまくいくはずもなく、本来殺し屋さんが受けるはずだった仕事を引き受けてしまうのであります。当然ながらど素人で、仕事はしっちゃかめっちゃか。
片や殺し屋さんに方は、売れない役者の仕事がらみで、めきめきと頭角を現していくであります。やっぱり人間、まじめ・実直・堅実ってのが成功するんでしょうか。しかし、記憶は戻らないまま。
その殺し屋さんとひょんなことから出会ったのが、雑誌の編集長をしている香苗さん。彼氏いないよの香苗さんの車のナンバーは≪1714≫。何と彼女は、今から彼氏を見つけ、年内に結婚をしちゃうという壮大な計画を立てていたのであります。香苗さんに見染められたのが、殺し屋さんっす。なんとなくほんわかムードで、もしかしたら二人はいい感じに・・・というところで、記憶が戻って、自分の素性を思い出しちゃう殺し屋さん。
殺し屋さんの車のナンバーが≪513≫だったのですが、その意味がよくわからず。本名のコンドウさんを表してたのかな。自分をいろいろと隠してきたけど、車にはアイデンティティを残してたのかな。
つうことで、殺しの依頼やら、恋の行方やら、いろんなものがぐちゃぐちゃに絡み合う中、果たしてどう始末をつけるのか!!!!と、見てのお楽しみです。
さまざまなIDと完璧な部屋、きっちりとした仕事の様子から、こりゃジェイソン・ボーンだ!と思ったのですが、そこんこと、監督に聞いてみたい!記憶を失っても、性分ってもんはそうは変わらないってのも面白いです。そして、いつか自分を変えてみたい!という願望と、そのきっかけ。変われるもんなら変わりたい!!でも、変わらないんだよっていう達観した気持ち。いや、変わろうと思ったら、本人の決意次第で、いけますよ。
人はそのきっかけを待っている。そこでほしいのは、自らの一歩です。そんな思い切りと、踏み出す一歩が大事だよ。
時間軸変えて、こちゃこちゃとこねくり回したいままでの作風もよかったですが、今回のは何と言っても役者のうまさ。マチャトくんと香川さんですもん。面白くないはずがない。その期待にきっちりと答えてくださいました。私的には、「運命じゃない人」>「鍵泥棒・・」>「アフタースクール」かな。
なにはともあれ、香川さんが出ない邦画を見つける方が難しいのではないかと思える昨今のでずっぱり。これで歌舞伎もやってる彼は、超人っす。
◎◎◎◎
「鍵泥棒のメソッド」
監督 内田けんじ
出演 堺雅人 香川照之 広末涼子 荒川良々 森口瑤子
何より堺雅人と香川照之の演技が素晴らしかったですね。
それにしても香川照之は邦画・TVドラマに出ずっぱりな
上に歌舞伎もしてるんですよね。
いつ寝てるのかちょっと心配になります。
ヘンに捏ね繰りまわしてないところが、私も好きです!
香川照之サンに釘付けでしたが、
情け無いお調子者、堺さん、ピントがずれてるヒロスエとも
なかなかの相性で作品を面白くしていました
すっかり片付いたアパート、今度は誰が掃除するのやら~~
お互いがアイデンティティを失うわけですもんね。
すっかり森口瑤子に気をとられて(笑)
あのキャラもよかったじゃないですかー。
香川さんとマチャトくんですもん。つまらないものになるはずがない。
ちゃんとした役者さんがやってる、格の違いみたいなもんを感じました。
まあ、ちょっと出すぎの感はありますが、最近見た邦画の中で、出てない方を探すのが難しいです。
すかっと気持ちのよい作品。
あのアパートは三日と持ちませんね。
すぐさまもとに戻ると思います。
同じ桜井なので、よーくわかります!
で、ボーンだったと。
スキットしました。
お話にも!
森口さんは、男性陣に受けがいいのですね。
印象薄い美女だそうですが、ぴったり。
いま思い出しました(笑)
森口瑤子が最後に「あの○○」と吐き捨てたのが
はたして本音だったのか、今でも考えます。
そうです、わたし彼女のファンなんです。
記憶が関連する物語は、いろんな広がりがあって、面白いです。
森口さん、結構いろんな映画に出てらっしゃいますが、印象が薄いんですよね。
でも、はまってる!という感じ。
面白かった~!!
車のナンバー、気付かなかった・・・私も結構ナンバー注意して見てる方なのに、今回忘れてた。。。
<1714>かぁ・・・
昔、常盤ちゃんとキムタクの「ビューティフルライフ」では彼女の車が<1151>=いい恋 だったかな?お兄ちゃんが<1123>=いい兄さん だった記憶が・・・
コンドウの車はもしかしてゴルゴ13を意識したのか?と思ったり・・・ちょっと違うかぁ~。
それはさておき、ボーンっぽくもあったね~。
けど実際の職業は・・・(笑)
あの愛人さん(森口さん)は、したたかだったね~。
またそういう役が似合うわ。
観終わって・・・一番思ったのはコンドウさん、家も掃除して~です(爆)
あれだけ役に入り込みながら、普通のお父さんで歌舞伎で。
あの着こなし、サイズ合わない服を真面目に着て、
なおかつ背中が筋肉でピチピチで・・わはは。
まさぴょんの子供じみた立ち振舞い、これまた泣ける!
広末さん、こういう役はいいですね。普通の奥さん役だと下手なんだけど。
内田監督って、毎回「これだ!俺これを言いたいんだよ」っていう決め台詞を出しますね。
今回は広末姉に言わせてた恋のなんたらのアレですね。
が、私としては、撮影現場で香川さんに助監督が思わず一言、
「悲壮感半端ねえ!」が最もツボでした。