一月に見た映画、後半戦
9 白い沈黙
子どもがさらわれて、親父さんがずっと探すお話。妙な組織が絡んで、でっかいバックがついてる・・みたいな話なんだけど、なんか釈然としない。アトム・エゴヤンの映画は、いつもしゃっきりしなくて、そこが魅力という話もあるけど、これは微妙。
10 白鯨との闘い
その昔、アメリカはクジラをいっぱい、いっぱい捕ってたんですよ~と。これ、アメリカ人が見るといいと思うんですが・・・。世界の果てから帰ってくる道のりはなかなか壮絶。クジラとの激闘、よりは、サバイバルな帰り道のドラマの方がアタシは面白かった。
11 恋人たち
さすがというか、橋口流といおうか、人間の哀しさや弱さをぐりぐりとえぐってくるタッチは、いつもな感じ。今回の登場人物は、無名な人たちばっかで、慣れるまでちょっと違和感があったが、目慣れないことによって、リアル感が半端ない。妻を殺され、仕事ができなくなった男、ごくごく平凡な主婦が、2mmくらいの冒険に出ようとしちゃったりする事、超自己中なジェンダーの弁護士の滑稽な人生。眉間にしわ寄る話の連続が滑稽であり、悲劇であり、喜劇にもなってしまう。やっぱ人生は面白い。
12 ヒトラー暗殺 13分の誤算
必ず年に二つか三つは作られるナチス、ヒトラー、ユダヤ人の物語の一つ。まだヒトラーが確固たる地位を築く前のときに、すでにこいつはやばい!と思った青年が、爆弾を仕掛けて葬ろうと決意したのだが、ほんのわずかの計算ミスで、失敗してしまい、関係のない人が巻き込まれてしまう。名もない一人の人間が行ったことにしたくない政府は、バックにもっと大きな組織があるのではないかと懸命に捜査するが、さっぱりない。そっちの誤算という感じもする。その辺の政府の滑稽さを描くというより、犯人の恋物語の要素の方に重きが置かれてて、焦点がぼやけた。
13 ザ・ウォーク
この話が映画化されると聞いたとき、「マン・オン・ワイヤー」に勝てるか?否か?と思うのは当然。件の映画は、真面目に素晴らしかった。視覚的には、素晴らしい。視覚に迫る説得力はない。そっちから迫る作品であり、イマジネーションを膨らませてみるのがドキュメンタリーという異色の作品になった。
14 信長協奏曲
もともと荒唐無稽な話だけど、ちゃんとすべきとことはきっちりしてないのは間違いだと思ってるアタシ。その点、これは細部が荒すぎ。映像の使い回し、無駄な繰り返し、回想に頼り過ぎ。残念。
15 ブラック・スキャンダル
70年代暗躍したアメリカ版やくざさんと、その弟である議員さんと、裏社会とがっつり手を組んでる警察の悲喜こもごもな実話。実話なんで、そういうことがあったのね~・・なんだわな、これが。話自体はとっても興味深いのだが、どう考えても配役ミス。カンバーバッチはどう見てもアメリカ人っぽくなく、毛の薄い人相の悪い役者はもっといるだろに。どろどろの話なのに、役者のおかげできれいに感じた。
16 ホワイト・ゴッド
いろいろとしっぺ返しをされてる人間だけど、犬だけはきっと最後まで人間に寄り添ってくれるんじゃないかとどこかで期待してるんだと思う。でもそれは甘いよ~と言いたいのだと思う。でも、やっぱ犬だけは・・・・が。100匹以上の犬さんに演技(?)させちゃう人間もすごいけど、実はえらいのは犬だと思います。
17 パリ三区の遺産相続人
アパートの持ち主と借主、それを引き継いだ人とか、人間関係とあちらの国の複雑な関係がしっかり理解できなくて、ときどき???マークが頭を飛び交った。そこを無理に理解しようと思わずに、初老のふたりの恋物語だと思えばそれでいいかなっと。ということで、○。フランス語がペラペラなのに、しゃべれないおっさんの役をチャーミングに演じたケビンが◎。
18 マイ・ファニー・レディ
役者の卵と演出家、その妻と愛人・・みたいなぐちゃぐちゃな群像劇。はい、楽しかったです。
以上、18本。なんだかんだ言いながら、結構見てた。
9 白い沈黙
子どもがさらわれて、親父さんがずっと探すお話。妙な組織が絡んで、でっかいバックがついてる・・みたいな話なんだけど、なんか釈然としない。アトム・エゴヤンの映画は、いつもしゃっきりしなくて、そこが魅力という話もあるけど、これは微妙。
10 白鯨との闘い
その昔、アメリカはクジラをいっぱい、いっぱい捕ってたんですよ~と。これ、アメリカ人が見るといいと思うんですが・・・。世界の果てから帰ってくる道のりはなかなか壮絶。クジラとの激闘、よりは、サバイバルな帰り道のドラマの方がアタシは面白かった。
11 恋人たち
さすがというか、橋口流といおうか、人間の哀しさや弱さをぐりぐりとえぐってくるタッチは、いつもな感じ。今回の登場人物は、無名な人たちばっかで、慣れるまでちょっと違和感があったが、目慣れないことによって、リアル感が半端ない。妻を殺され、仕事ができなくなった男、ごくごく平凡な主婦が、2mmくらいの冒険に出ようとしちゃったりする事、超自己中なジェンダーの弁護士の滑稽な人生。眉間にしわ寄る話の連続が滑稽であり、悲劇であり、喜劇にもなってしまう。やっぱ人生は面白い。
12 ヒトラー暗殺 13分の誤算
必ず年に二つか三つは作られるナチス、ヒトラー、ユダヤ人の物語の一つ。まだヒトラーが確固たる地位を築く前のときに、すでにこいつはやばい!と思った青年が、爆弾を仕掛けて葬ろうと決意したのだが、ほんのわずかの計算ミスで、失敗してしまい、関係のない人が巻き込まれてしまう。名もない一人の人間が行ったことにしたくない政府は、バックにもっと大きな組織があるのではないかと懸命に捜査するが、さっぱりない。そっちの誤算という感じもする。その辺の政府の滑稽さを描くというより、犯人の恋物語の要素の方に重きが置かれてて、焦点がぼやけた。
13 ザ・ウォーク
この話が映画化されると聞いたとき、「マン・オン・ワイヤー」に勝てるか?否か?と思うのは当然。件の映画は、真面目に素晴らしかった。視覚的には、素晴らしい。視覚に迫る説得力はない。そっちから迫る作品であり、イマジネーションを膨らませてみるのがドキュメンタリーという異色の作品になった。
14 信長協奏曲
もともと荒唐無稽な話だけど、ちゃんとすべきとことはきっちりしてないのは間違いだと思ってるアタシ。その点、これは細部が荒すぎ。映像の使い回し、無駄な繰り返し、回想に頼り過ぎ。残念。
15 ブラック・スキャンダル
70年代暗躍したアメリカ版やくざさんと、その弟である議員さんと、裏社会とがっつり手を組んでる警察の悲喜こもごもな実話。実話なんで、そういうことがあったのね~・・なんだわな、これが。話自体はとっても興味深いのだが、どう考えても配役ミス。カンバーバッチはどう見てもアメリカ人っぽくなく、毛の薄い人相の悪い役者はもっといるだろに。どろどろの話なのに、役者のおかげできれいに感じた。
16 ホワイト・ゴッド
いろいろとしっぺ返しをされてる人間だけど、犬だけはきっと最後まで人間に寄り添ってくれるんじゃないかとどこかで期待してるんだと思う。でもそれは甘いよ~と言いたいのだと思う。でも、やっぱ犬だけは・・・・が。100匹以上の犬さんに演技(?)させちゃう人間もすごいけど、実はえらいのは犬だと思います。
17 パリ三区の遺産相続人
アパートの持ち主と借主、それを引き継いだ人とか、人間関係とあちらの国の複雑な関係がしっかり理解できなくて、ときどき???マークが頭を飛び交った。そこを無理に理解しようと思わずに、初老のふたりの恋物語だと思えばそれでいいかなっと。ということで、○。フランス語がペラペラなのに、しゃべれないおっさんの役をチャーミングに演じたケビンが◎。
18 マイ・ファニー・レディ
役者の卵と演出家、その妻と愛人・・みたいなぐちゃぐちゃな群像劇。はい、楽しかったです。
以上、18本。なんだかんだ言いながら、結構見てた。
とにかく京都は寒いデス。
花見は4月に入ってからですね。
さて1月の映画寸評をば。
白鯨との闘い:期待していたクジラとのバトルじゃなかった…
信長協奏曲:元々なんちゃって歴史ドラマなので、雑な歴史考証は許す。予想よりはまともな脚本でした。
ブラックス・キャンダル:ジョニデの新しい怪演パターン。僕は白塗りパターンよりは好きです。
あ、次節、モンテと西京極で初対決ですが…お互い調子悪いっすね。
もうお互い負けられない状況ですが、どうなることやら…(^^;)
サバイバル映画だったわ。
信長は、いくらなんちゃってでも、ひどすぎ。
よーしらない子供たちは、真面目にそうだと思ってしまいますよ。
モンテ、最悪です、、、一体どうなるのやら。
J2も落ちそうですよ、まったくもう。