６月のまとめ（２０１６年）

６月、何してたっけ～？って思い出すと、県大会があったり、体育祭に定演聞きに行ったり、飲んだりと、なかなか忙しかったよ、そういえば。

そんな中で見た映画は・・・

６月に見た映画

１　サウスポー

　いかにも、アントワン・フークワっぽい作品。フークワさんの作品は、結構な振れ幅があると思ってるけど、これは王道を行ったかな。ジェイク・Gのうまさは折り紙付きだけど、かなりのカメレオン役者だなあ。


２　デッドプール

　はい、お下品！大好きです。こういうのを楽しんでみてる自分の節操のなさが、これまた好きです。ただ単に、ちょっと情けないライアンが好きなだけ？かな。


３　山河ノスタルジア

　ささる映画作らせたら、この人！というジャ・ジャンクー作品。長いスパンで、じっくりと人生を描いていく。いいも悪いも人生。一瞬一瞬の選択で、いったいどんな未来が待っているんだろう・・・と思わせて、そして納得させたり、溜飲下げさせたり、悩ませたり。見て、すかっとはしないけど、じわっと残る。


４　グランドフィナーレ

　なんだろうなあ～。一切妥協せず、豪奢にゆったりと、優雅な時間と映像と音楽を楽しめる。一本で、豪華な気分を味わえる贅沢作品。


５　６４　後編

　前編のたたみかける力強さから、かなり期待値が上がった後編だったが、前編の力強さに比して、ずいぶんと小粒な印象だった。なるほどの謎解きだったけど、３時間くらいで一気に見せるということはできないんだろうか。この前後編のつくり方を、そろそろ改めてほしいんだけど。


６　最高の花婿

　窓口で「最高の花嫁」って言った気がする。。。そんなことはどうでもよく、さすがのフランス映画。混在する宗教や民族や、価値観の違いをこんな風に描いてしまうとは、なんともおしゃれ。やっぱ人は、中身ですよね。うん。


７　クリーピー　偽りの隣人

　黒澤監督ですから、一応ホラー系と思って見ないと肩すかしを食らうことは念頭に置かないと。そこはちゃんと自覚。「MOZU」みたいなものじゃないかとついつい期待させる布陣ですが、贅沢な役者の使い方が見どころでしょうか。何より、香川さんにつきる。本当に「変なおじさん」が似合いすぎる。某TV番宣で、「そうです、あたしが変なおじさんです！」といってたが、お見事。でも、そこだけってのがなあ。


８　マネーモンスター

　財テクをあおる番組に乗せられて破産しちゃった青年が、逆恨み（？）で、番組をジャックしちゃう。ジョディ・フォスター監督作品って、とっても丁寧な作りで、あたしは好きです。これももれなく、ものすごく子細丁寧な作り。そこまで凝る？と言うくらいに丁寧。金に踊らされる弱さは、人間は克服できないのかなあ。


９　日本で一番悪いやつら

　常々、某○道警察のとんでもの噂は聞いていたけど、まじっすか？と言うくらいに悪い。目的のためなら、手段はどうでもよくなる恐ろしさ。ただ、普通の生活している人間にとって、あんまり関係のないところの悪さなんで、もっと身近な悪さがほしかったかも。いや、あいつらのサラリーは税金だ！と言うことは、悪か、やっぱ。


１０　TOO　YOUNG　TOO　DIE！

　悲しい事故のために、公開が遅れた本作。待ちに待った・・というのも、ちょっとはばかる感じになってしまったけど、楽しみました。地獄からやり直せる！というのもなかなか。何がいいって、若いときと、年取ってからの役者が、似すぎ。そういうとこに手抜かないのがいい。難しいこと言わずに、楽しみました。


１１　太陽

　特殊世界で生きる二つの階層の人間たち。納得いくような、いかないような、微妙な世界観。嫌いじゃないけど、話に無理矢理感がぷんぷん。何はともあれ、邦画見てると、同じ役者さんばっかで、ごちゃごちゃになってくるのが、玉に瑕。


１２　孤独のススメ

　オランダとか、ベルギーとか、あんまり普通には見れないような国の映画が公開されてるときは、必見だと思っている。数ある映画の中で、はるばる日本までやってきてくれたのだから、見る価値あるはず、と。でもって、やっぱり秀作。孤独になってしまった男。孤独で何が悪い・と思っていたところに突然割り込んできた謎の男。１足す１が何になるのか。２になるか、３以上になってしまうのか。それとも、もっと小さな数になってしまうのか。それはあなた次第。やけに考えさせられた。

以上１２本。