18年、一人の人間が成長するに充分な年月。と思いながら、私はイーサンに惚れてしまった自分の年月を省みてしまった。
つうことで、映画はそっちのけでイーサンを見直すページにしちゃいました。
初見は「エクスプローラーズ」(1985)。さすがにこの時は、かわいい男の子・・くらいの印象だったのですが、省みるとやっぱど可愛い。
お次で早速のめりこんでしまったのが「今を生きる」(1989)。なんだあのほにゃらんとして複雑な表情を秘めた男の子は!!もちろんロバート・ショーン・レナードに目が行きそうな作品だったが、私の理想をまんま体現していたイーサンに完全にはまってしまいました。
あの子をもっと見たい、見たい、見たいと思っていても、なかなか遭遇できないでいたところ、たまたま見たのが「ホワイト・ファング」(1991)。なんでこれを選んだのかをおぼえてもいないのだが、あらら、いたじゃん。
その後も、ちょこちょことお出にはなっていたようだが、なかなか遭遇できず。そんな中で、インパクトあった「生きてこそ」(1993)。半分死んでるみたいな役ながら、死人でもいい。実話がもとになっているという壮絶なお話でした。若いイーサンがまたはまってるんだ。
そして、いかにも彼らしい、あの怠惰な雰囲気、内に秘めたなんか、でもやっぱだるうーーなちょっとぷよっとしたお腹の「リアリティ・バイツ」(1994)のボーカルが最高に素敵でした。いかにもな若者っていう様子は、リアル。ベン・ステイラーの立ち位置は変わらないなあ~と改めて認識しました。
「クイズ・ショウ」のチョイ役で見っけて、テンションあがった後に、本編の始まりとなる「恋人までの距離」(1995)でした。このあたりから、彼の持ち味のちょっと神経症気味な雰囲気がじわじわと出て来ます。ちょっと落ち着きのない、自身なさげないらいらした感じが素のように思われがちですが、そういう役がふられる根源がこれかな~。
そして「ガタカ」(1997)。ここには、私が彼を好きな要素が見事に全部入ってた。切なくて、切なくて、可哀そうで、素敵で、一生忘れられない役でございました。
で、このままブレイクするのか!!と思いきや、結構鳴かず飛ばずなんだよなあ~、これが。なんつか地味?ぱっとしない?そこがまたいいのですが、結構好きな「大いなる遺産」(1998)も、、、、地味なんだななあ。今を時めく、アルフォンソ・キュアロンの初期の作品。
現代ものが多い彼のめったにない、時代もの、「ニュートン・ボーイズ」(1998)。芝居がかった(当たり前だけど)風が、何気に好き。
このコンビが見れたら、最高なのになあ~と思っていたコラボがなったのが、二つ立て続けに。イーサンにはまる前にはまってたサム・シェパードとの共演でございます。この二人を親子にしたら、最高なのに・・と思っていたら、立て続けにですよ!
「ヒマラヤ杉に降る雪」(1999)と「ハムレット」(2000)。前者は、なんで工藤さんが・・・という嫉妬心がめらめらで、冷静に見ていられないところを、サムのお父さんが、やんわり締めてくれた。「ハムレット」の素敵な所は、歯並びの悪いとこ。親子そろって、歯並悪し。
ちょこちょこ小品はさみながら、デンゼルに負けなかったと、世界であたし一人だけが思ってる「トレーニング・ディ」(2001)。
あれから9年の「ビフォア・サンセット」(2004)。実生活も相まって、なんだか見てて辛かった。辛いしか出てこなかったのでした。
珍しく悪役の「テイキング・ライブス」(2004)。アンジーに完全に飲まれてる気もないでもない。。。いや、頑張ってた。もがいてた感じもしたかも。イーサンの若いころをポール・ダノがやってたのもなんか似合ってたのだ。
と思ったら、またまた違うタイプの役柄で、これまた私好みの「アサルト13」(2005)。若干迷走気味。
はたまたまじめな官憲役が続いて、やっぱカッコいいわあアと思いなおした「ロード・オブ・ウォー」(2005)。見直したらば、ニコちゃんばっか。露出あんだけ少なかった?でもいいのです。
主役じゃないので、控えめに。
そして、フィリップ・シーモア・ホフマンのすごさがじっくりと味わえた「その土曜日、7時58分」(2007)。いやいや、堂々渡りあってました。きちんと自分が要求されてるものが何なのか、わかってる。名演でした。
いまいち、ガツンと来るものがないなあ~のころに、続けて「クロッシング」(2009)と「デイブレイカー」(2009)。どっちも満足など真ん中でした。
こうやって仕事をしながら、結婚したり、離婚したり、再婚したり、子供育てたり。。もちろん、映画のお話。でもこうやって、ずっとあなたを見てきた人間としては、一言一言がずしりときました。セリーヌのわがママっぷりが特に悩める父親と夫をクローズアップしてた。
母親業は立派なはずなのに、自分で軽んじてしまってるジレンマかな。母ならわかる気持ちだけど、自分が取り残されてしまうんじゃないかと思ってしまう。そんなことはないのはわかってるけどつい苛立ってしまう。夫は包み込んでくれてるのもわかるし、わがままを言っても見守ってくれる。そこに甘んじるている自分がいや・・・ってな気持ちでしょうか。
そんな妻とともに生きると誓った夫です。
もちろんイーサンは素敵。私にとっては、心の栄養でございます。ほんとに自然な会話に、ついつい引き込まれていきます。うんうんみたいな。とっても好きなのですが、ジュリーじゃなかったらなあ・・・・。単に私のわがままです。はい。
◎◎◎○
「ビフォア・ミッドナイト」
監督 リチャード・リンクレイター
出演 イーサン・ホーク ジュリー・デルピー シーマス・デイビー=フィッツ ジェニファー・プライアー シャーロット・プライアー
つうことで、映画はそっちのけでイーサンを見直すページにしちゃいました。
初見は「エクスプローラーズ」(1985)。さすがにこの時は、かわいい男の子・・くらいの印象だったのですが、省みるとやっぱど可愛い。
お次で早速のめりこんでしまったのが「今を生きる」(1989)。なんだあのほにゃらんとして複雑な表情を秘めた男の子は!!もちろんロバート・ショーン・レナードに目が行きそうな作品だったが、私の理想をまんま体現していたイーサンに完全にはまってしまいました。
あの子をもっと見たい、見たい、見たいと思っていても、なかなか遭遇できないでいたところ、たまたま見たのが「ホワイト・ファング」(1991)。なんでこれを選んだのかをおぼえてもいないのだが、あらら、いたじゃん。
その後も、ちょこちょことお出にはなっていたようだが、なかなか遭遇できず。そんな中で、インパクトあった「生きてこそ」(1993)。半分死んでるみたいな役ながら、死人でもいい。実話がもとになっているという壮絶なお話でした。若いイーサンがまたはまってるんだ。
そして、いかにも彼らしい、あの怠惰な雰囲気、内に秘めたなんか、でもやっぱだるうーーなちょっとぷよっとしたお腹の「リアリティ・バイツ」(1994)のボーカルが最高に素敵でした。いかにもな若者っていう様子は、リアル。ベン・ステイラーの立ち位置は変わらないなあ~と改めて認識しました。
「クイズ・ショウ」のチョイ役で見っけて、テンションあがった後に、本編の始まりとなる「恋人までの距離」(1995)でした。このあたりから、彼の持ち味のちょっと神経症気味な雰囲気がじわじわと出て来ます。ちょっと落ち着きのない、自身なさげないらいらした感じが素のように思われがちですが、そういう役がふられる根源がこれかな~。
そして「ガタカ」(1997)。ここには、私が彼を好きな要素が見事に全部入ってた。切なくて、切なくて、可哀そうで、素敵で、一生忘れられない役でございました。
で、このままブレイクするのか!!と思いきや、結構鳴かず飛ばずなんだよなあ~、これが。なんつか地味?ぱっとしない?そこがまたいいのですが、結構好きな「大いなる遺産」(1998)も、、、、地味なんだななあ。今を時めく、アルフォンソ・キュアロンの初期の作品。
現代ものが多い彼のめったにない、時代もの、「ニュートン・ボーイズ」(1998)。芝居がかった(当たり前だけど)風が、何気に好き。
このコンビが見れたら、最高なのになあ~と思っていたコラボがなったのが、二つ立て続けに。イーサンにはまる前にはまってたサム・シェパードとの共演でございます。この二人を親子にしたら、最高なのに・・と思っていたら、立て続けにですよ!
「ヒマラヤ杉に降る雪」(1999)と「ハムレット」(2000)。前者は、なんで工藤さんが・・・という嫉妬心がめらめらで、冷静に見ていられないところを、サムのお父さんが、やんわり締めてくれた。「ハムレット」の素敵な所は、歯並びの悪いとこ。親子そろって、歯並悪し。
ちょこちょこ小品はさみながら、デンゼルに負けなかったと、世界であたし一人だけが思ってる「トレーニング・ディ」(2001)。
あれから9年の「ビフォア・サンセット」(2004)。実生活も相まって、なんだか見てて辛かった。辛いしか出てこなかったのでした。
珍しく悪役の「テイキング・ライブス」(2004)。アンジーに完全に飲まれてる気もないでもない。。。いや、頑張ってた。もがいてた感じもしたかも。イーサンの若いころをポール・ダノがやってたのもなんか似合ってたのだ。
と思ったら、またまた違うタイプの役柄で、これまた私好みの「アサルト13」(2005)。若干迷走気味。
はたまたまじめな官憲役が続いて、やっぱカッコいいわあアと思いなおした「ロード・オブ・ウォー」(2005)。見直したらば、ニコちゃんばっか。露出あんだけ少なかった?でもいいのです。
主役じゃないので、控えめに。
そして、フィリップ・シーモア・ホフマンのすごさがじっくりと味わえた「その土曜日、7時58分」(2007)。いやいや、堂々渡りあってました。きちんと自分が要求されてるものが何なのか、わかってる。名演でした。
いまいち、ガツンと来るものがないなあ~のころに、続けて「クロッシング」(2009)と「デイブレイカー」(2009)。どっちも満足など真ん中でした。
こうやって仕事をしながら、結婚したり、離婚したり、再婚したり、子供育てたり。。もちろん、映画のお話。でもこうやって、ずっとあなたを見てきた人間としては、一言一言がずしりときました。セリーヌのわがママっぷりが特に悩める父親と夫をクローズアップしてた。
母親業は立派なはずなのに、自分で軽んじてしまってるジレンマかな。母ならわかる気持ちだけど、自分が取り残されてしまうんじゃないかと思ってしまう。そんなことはないのはわかってるけどつい苛立ってしまう。夫は包み込んでくれてるのもわかるし、わがままを言っても見守ってくれる。そこに甘んじるている自分がいや・・・ってな気持ちでしょうか。
そんな妻とともに生きると誓った夫です。
もちろんイーサンは素敵。私にとっては、心の栄養でございます。ほんとに自然な会話に、ついつい引き込まれていきます。うんうんみたいな。とっても好きなのですが、ジュリーじゃなかったらなあ・・・・。単に私のわがままです。はい。
◎◎◎○
「ビフォア・ミッドナイト」
監督 リチャード・リンクレイター
出演 イーサン・ホーク ジュリー・デルピー シーマス・デイビー=フィッツ ジェニファー・プライアー シャーロット・プライアー
彼の持ち味が存分に活かされてた。シリーズ3作を見守り続けた側としては、彼の成長を嬉しく思う。
が。
ジュリー(セリーヌ)おばさんが、あたしゃどうしても受け入れられず。
あんなに尽くしてくれるイーサンをなんで袖にする。わからん。
月日の流れがジュリーの態度と腹・腰回りをあんなに図太くしたのか。現実感が切実に迫ってきて、帰って本気で寝込みました。
『大統領の執事~』を諦めるほど、あの日は参りました。
イーサンは本当に良かった、だけにきつかった…。
完全に二人の会話で成り立ってるもので、それが受け入れられなかったらアウトだし、はまればはまるし。
わたしとしては、とにかくイーサンを見守り続けた歴史を振り返りました。
その中で、いいお父ちゃんになったなあ~と。