「芦坊」でググると、トップの3件に、「書きたい放題」の古いバージョン(マスターのサイトをお借りしていた分)の記事がヒットします。そして、2ページ目の上の方に、現在の自前のバージョンの記事3件がヒットする。どういう基準でこれらの記事が選ばれてるのかはよく分かりませんけど・・・
まあ、「芦坊」なんかで検索する物好きなヒトはいないでしょう。また、のちほど書きますように、広く皆んなに読んでもらおうという気もないのですが、ネットの世界で認知されたみたいで、正直、ちょっとだけ嬉しい。結構お気に入りのタイトル画像です。
さて、自前のブログを始めて、半年ほどになります。マスターの手を煩わせる必要がなくなり、画像の貼付けなどもできるようになって、使い勝手にも満足しています。
管理者モードで入ると、前日のアクセス件数が分かる仕組みです(どなたが、までは分かりません)。平均すると、一日当たり10件前後でしょうか。金曜日更新ですので、週末にはもう少し増えて、20件を越える時もあります。お店でも、SGさん、剣喜さんなど「愛読者」の方から、コメントやアドバイスをいただくのが楽しみです。お店の掲示板を利用して、いつも「ひけらかし」「ツッコミ」コメントいただく居庵さんありがとうございます。「時々」ご覧いただき、コメントいただく孫平さんにも感謝。随分励みになっています。
週1回の更新は、キツい時もありますが、楽しいことのほうが多いですし、やってよかったなと思います。
ご覧の通り、読者を増やす営業努力とは無縁で、閉鎖的なブログです。リンクは、お店からだけ。お店の常連の方々に愉しんでいただき、話題にしていただければと、気持ちはあくまで謙虚で、ささやか。
コメント欄とか、トラックバックの利用、読者の登録とか、読者を増やすつもりなら、そのための仕組みはあるのですが、それらも、あえて利用していません。私なりの理由ですが・・・・
実は、かれこれ10年近く前のことですが、ブログらしきものをやっていたことがあります。スマホ、タブレットなどはなく、パソコンベースの、シンプルなものでした。
きっかけは、その頃通っていたスタンドバーのマスターから奨められたこと。中高年の利用が多いブログサービスに登録して、週に一回くらいの頻度で、その店での出来事などに、情報発信的な記事を添えてアップしていました。
最初は、結構ハマりました。自分が書いたページを、たまたま見に来てくれる人があり、お互いにコメントを交換し、「友だち」(フォロワー)になってもらい・・・・・バーチャルとはいいながら、新しい世界が開けたようでした。読んでもらえるネタを求めての街歩き、美術展巡りなどに精を出す一方、情報発信のため、読んだ本の感想をまとめたりと、結構がんばっていました。
そんな交流の中から、比較的趣味、嗜好が合いそうな20人くらいと「友だち」になって、やり取りを愉しんでいたのですが、そのうち、だんだんと熱が冷めてくるのを感じるようになってきました。
自分なりに、「取材」にも力を入れ、がんばって書いたのに、コメントがなかったり、「拍手」(フェースブックの「いいね!」に相当)が少なかったりが続くと、やはり力が抜ける。中身の問題というのは百も承知なんだけど・・・・・・
そうなると、コメントとか拍手欲しさに、ついつい「甘い」コメントを書いてしまうようになる。
例えばですね・・・・
「朝もやの中、往復3キロのウォーキング。風の冷たさに、秋を感じる」みたいな記事に、
(ありがちな日常ネタやなあ)と思いつつも、とりあえず「拍手」したり、
また、「骨董市で入手した古伊万里らしき皿を飾るための台を自作(写真付き)」みたいな書き込みには、
(そこまでオタクっぽい話しにはちょっと付いていけない)と思いつつも、「なかなかしゃれたのが出来ましたね」などと、心にもないコメント。
相手からのコメントや拍手欲しさに、意に添わぬコメント、拍手をしてしまう。そんな自分がつくづく嫌になって、足が遠のいていって、結局、半年くらいで退会してしまった、というのが実情。
数は少なくても、熱くて、コア、かつ厳しい批評眼を持つ読者の皆様に支えられて、このブログを、今後も続けていくつもりです。引き続き、ご愛読、ご声援ください。