演奏という
その瞬間瞬間を生きることを求められる場所を繰り返し生きてゆく中で
合格点の日もあれば落第点の日もある
どうせなら
全部を合格点の連続にして生きてゆきたいものだと思うものだから
それを得るために何かヒントは無いものか、と
他人様が書き残した物など読んでみたりする
どなたかは知らないが
哲学をかじった人が 幸せについて語っている
長い長い文章で
1つのお題を
あちこちの角度から 切り開いて見せる
哲学は説明であるな
と思って
書き手を敬いつつ 読むのを止める
僕は説明したいのではなく
説明を聞きたいのでもなく
ただ
今という瞬間を生きたいだけなのだ
ということに気付く
だから他人様からは一見穏やかに見える僕という人間の人生は
トラブルが多いのだろう
そしてそれは
いたしかたないことでもあると思う
それに見合っただけの歓びも貰っていると思うから
生きることは矛盾の中に在る
そして矛盾とは苦痛である
そんなふうに思ってきたが
どうやら矛盾とは 苦痛ではないようにも思えてきた
陰陽を混ぜ合わせた一瞬灰色にも見える色の中に
微妙な彩がうねって存在している
その模様が観えれば人生は倍以上 面白くなる
人生の醍醐味はそこからようやく始まるように思う
それとも光ですかね?
「諦める」
ってことでしょうかね...