Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

雑記

2014-07-04 | ギターの栄養

「音楽するという歓び」であるライブを
近々する自分にとって

日本が戦争に巻き込まれるのでは
という今の世情下に置かれて

音楽という名の歓びと反戦というものについて
僕なりの考えがきっちり統合されています


雑な文章ですが
それを書き残しておかないと
どうも食道に物がつかえた感じなのです



あくまで僕個人の思想です
興味ある人だけ読んでください





。。。。



左脳、というのは論理脳と呼ばれ
右脳は芸術脳と呼ばれているのは
誰でもどこかで1~2度は聞いたことあるのではないでしょうか

僕は演奏をしていると完璧に右脳が全開になります

演奏と言っても
仕事的にミスをしないように、とか
綺麗にまとめ上げよう、とか考えず
本能のままに奏でることが出来た時、のことです

何かの制約を意識したままの演奏は
左脳の作業領域ですから右脳は開いてません

ミュージシャンと言う人種には
目に見えない大きなラインが1本あって
左脳主体種族と右脳主体種族に分かれます

そしてこの両者は
なかなか分かち合えない


少し前にリンク貼った米国の女性脳科学者のスピーチ
全て言い表してますが
左脳は「個」を司る機能です



左脳を以て語るなら
僕は名前が榊原長紀であり
もうかれこれ40年近くギターを弾いていて
日本と呼ばれる国の中でギタリストという職種に所属しています
ということになります

右脳は「全」を司る機能だから
僕、名前、所属、お金、等々
どうでも良くなります

周りと繋がっていることを感じられることが
ただただ歓びとなります

自分が何者かなど、どうでもよくなり
お金も地位も関係なくなり
自分という存在が孤独ではなく
全体の中に含まれた一部だと感じ
無条件に安心と歓びを得られます

魔法でもなんでもない
いたって当たり前に起こりうる現実の現象です



スピーチした脳科学者は脳内出血で左脳の機能不全になったことで
右脳だけの状態での奇異な体験をし
その右脳だけが働いた状態
イコール
「全」の感覚を得られた
その素晴らしさを語ってるわけです


今、日本が戦争に巻き込まれるかどうか
ということで大騒ぎになっていますが
「最初の小さな戦争の火種」というのは
必ず個人の心の中の負の思念に宿るのだと僕は思っています


誰かに脅かされるのではないか
誰かに馬鹿にされ屈辱を味わい惨めな気分になるのではないか
誰か自分より金持ちが自分を下に見下すのではないか
等々

そういったものに怯えた心が
先に喧嘩をしかける行為
それが「最初の小さな戦争の火種」だと思います


負の思念は「個」の感覚から生まれます
「全」からは決して生まれません

「全」の感覚からは
誰かを傷つけることは自分が傷付くことですし
誰かより抜きん出ることは結局
自分が抜かされ負けることと同義になります


「全」の感覚は
この地球上のあらゆる存在と繋がることこそが歓びに感じるものだから
右脳を意識的に使うようにしてゆくことが
僕の思う「反戦」です


反戦を唱えることに怒りの感情を発してしまっては
もうそれは反戦行為から外れてしまいます


例えて言ってみるなら
殴られてもただ黙って
信じてる正義の行いしかしない

出来得るならその時
微笑んでいられたら満点だろうけど
殴られた痛みに顔を引きつらせながらでもいいから
勇気を持って、やりかえさない

そして右脳を使いながら授かった命の歓びを感じることだと思うのです


右脳開きの入り口は
瞑想とかから得られますが
簡単な方法の1つのは
好きな音楽に身を投じることです


右脳から感じる全の意識
に一度でも触れた人は
その歓びを忘れられるはずが無い

戦争などしたいはずは無いし
もっと日常的な小さな争いも
もう嫌だと感じるはずです




僕は音楽を職業にしてしまいました

職業にしてしまいました
という表現も何ですが...

職業にしたことで
自分の志向と世の中の需要が一致しない苦悩を感じ続けながら
音楽をすることになったわけです


それは他の職業を持ちながらだと
楽器の練習時間が減ってしまい
そうなると、いくら理想を持っていても
表現力に欠けてしまうため
とにかく楽器を触ってられる環境として職業に選びました


でも僕がやりたいことは
全体と繋がることなので

最低限これで生活が出来て
楽器を触ってられる環境が得られたら
それ以上、収入が増えなくて全く構わない

自分のギターや
音楽を使って
全体と繋がりたいだけ

この歳になってそう自覚しています





左脳主体の人々は
誰かより抜きん出たい
という意識から始まり
テストで良い点を取り
良い大学に行き出世する

というより
左脳を駆使しなければ出世出来ないようなシステムに
この日本はなってしまってる

...というか
出世と言う概念自体が既に左脳ワールドなのです



左脳を使い
学歴に寄って地位を獲得した人達は
高収入を得られる職業を得た後にも
ずっと「競争という概念の中で負けること」に怯えながら
止まることのない欲望を満たす行為を続ける

僕は学校のカリキュラムの中に
瞑想の時間や
本当のリスペクトを教え
その修得を測る項目をテストに取り込むべきと思いますが
そういうカリキュラムを決める職種の人がまた
学歴社会の勝ち抜き戦を勝ち抜いてきた人達なんだろうから
自分の地位が危ぶまれるようなシステムを提示するはずがない


学歴戦争を勝ち残った人の中で
その勝ち取った地位を捨て去ることが出来る人にしか
私欲を貪る官僚体制や無意味な学校のカリキュラム等
変えることは出来ない

そういう人
僕は見たことがありません

ホントは考えてらっしゃる方も居るかもしれませんが
体制を変えるまでのエネルギーは出ない




では何もメッセージを発しないのか

いや
そうではありません

自分の心が怒りに乱れぬ状態で
信じる正義を発し続けるしかない


正義
大義名分
とは
遠い昔から
「個」ではなく「全」です



元々、この地球という存在自体が
1つの生命体なのだから
「個」を優先すればバランスは崩れるに決まってる

この地上の存在全てが歓べる方法は
「個」を捨てれば簡単に得られる

ただ
幼少期から洗脳されてきた僕らの中の「生き残るために必要なのは個の優先」という
間違った固定概念を
僕らは自分の精神内で壊す作業をして行かねばならない




これが僕の音楽であり
反戦であり
幸せの定義です







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