こないだ入道雲を見た
いつなのか
どこで見たのかもよく憶えてないけど
あの雲の下で
出来れば草が生えているところで
汗をかきながら家族で過ごしたい
それはきっと想像してるより凄く暑くて
すぐ帰りたいと思うかもしれない
もし
すごく暑くて辛かったら
ご褒美に帰りにアイスを買って食べながら歩きたい
だんだん夕方になって汗がひいてきて
開けた窓から夕食の匂いがするのを羨ましがって
自分たちが何を食べたいかなどと話しながら歩きたい
それは
もう降りる事の無い
一つの舟に乗っているから
実際はなかなかやらないくせに
こういう何でもない
いつでも出来るようなことを想っては涙が出てくる僕は
皆と少しだけ離れたとこに立ってるのかもしれない
だけど
決して遠くない
手を伸ばせばすぐ触れ合えるくらいのとこ
そこで
その舟が
少しでも大きくなって
定員が増えれば良いのに、なんて
ずっと考えている