Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

先生の日

2019-03-29 | ギターの栄養

僕が思春期真っ只中の頃の話...だけど

学校の先生

の言うことなんか
何一つ
聞く気も起きなかった

 

その僕が 
どういう巡り合わせか
今じゃ先生をやっているわけです

 

 


ギターの先生ね

 

 

 

 

 

 

 

榊原先生

 

 

 

こちら
生徒さん

 

 

榊原先生は
いつもレッスンの終わる時間を全く忘れ去って
超過しては
生徒さんから

「先生、もうこんなに終わる時間過ぎてます」
と言われるのであります


 「あら、すいません
この後のご予定は大丈夫でしたか?」
などと答えながら 

『真に音楽しようと思ったなら
そこには時間割など存在しないものだ』 

などとこっそり心の中で思うのである 

 

 

 

音楽は
芸術  


芸術は
命を写し取った存在であるからして


命を教えることなど
おこがましいことは僕には出来ませんので 


ギター片手に一緒に弾いては

生きることがもっと楽しくなりそうなことを
刹那刹那に発見しては
生徒さんにお伝えしてみるだけ
 


その共有時間は
僕の人生にとっても
とても豊かで楽しい時間です

 

  

 だから
このお仕事の巡り合わせに
感謝しているのです

 

 




 

少しだけ毒を吐きますが...
 

思春期の頃の僕が
先生たちの話を聞く気も起きなかったのは
その時、屈折した若造だった僕の心が
クローズしていたのか...

それとも先生が本気で
命を教えるつもりがあったのか
ただのサラリーマン仕事だったのか 

 
思春期の僕は
心が潤うsomethingを求め枯渇していた
 

だから
少しでも真実を感じたくて
若造なりにオープンマインドだったはず 

 


もしその頃
先生が


本気で命を教えようとしたなら


当時の僕が如何に小生意気で
屈折したこまっしゃくれた小僧だったとしても

少しは感動として心に残ったはず

と思うのだが...

 

残念なことに
思春期の頃の大人たちの話で
心に刻み付けられたものは全くない 

 

 

 

 

 

 

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