Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

怖れ

2018-03-17 | ギターの栄養


弦を弾いて良い音がするフォームを見付けるのは
そんなに難しい事ではない


たった1音に対してあれやこれやと
弾弦の角度やら強弱やら爪の長さやら形やら
を試せばベストなフォームは案外すぐに見付かる


ところが曲を弾く段階になって
さまざまなコードフォームや和音のインターバルの広さ
メロディーへの感情移入による強弱など
次々に移り変わる連続の中で、ということになると…

フォームは乱れまくるのだ




狭いインターバルのフォームから
広いインターバルのフォームに移行する時とか
ミスコントロールによって
指が弾弦する弦に届かないかもしれない
という怖れが疑心暗鬼になって
弾弦が必要以上に強くなり嫌な固い音になる


その嫌な音色を聴いて
指は更に硬直し悪循環が始まる



一瞬先の未来への怖れは嫌な音色を生む
という反応をする自分の心身に
根気強く
「そんな事は無いのだよ」
と言って聞かせ続けるのが
自分の最も有効的な練習方法である




それは
例えば

も同じ
と思う



体操競技も
フィギュアスケートの演技も
皆同じと思う



どんな仕事も
どんな人間関係も同じと思う






全ての人の全ての乱れは
その人の中の怖れに起因している









然して自分はこれに耳を済ますのだ

「聖なる予言」の中で特に第六の知恵
4つのコントロールドラマ














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