Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

6/26

2018-06-26 | ギターの栄養
























烏瓜













影が美しく
そして
何故か少し哀しい











ホシ発見


尾行開始


尾行発覚
ホシ逃げ足速し


しかしホシは必ず犯行現場に戻る


am10時30分
ホシ捕獲







オカワカメ
蔓の根元はもう樹の幹のように堅くなっている
ムカゴ(芋根)が育ち十分な栄養を蔓先へと送っている
写真の上側の細い方の蔓元の
その先端は支柱塔のてっぺんを越え遂に網に掴まった


足元がしっかり固まっているこの植物は
どんどん蔓先を伸ばす事が出来る
そしてこの摂理を僕は師と仰いでいる





人間は素手ではクマやライオンに敵わないから
大脳皮質を発達させ
論理を扱えるようになり武器など生み出し
この世界を制したかのように視えるが
生きる事に於いては論理脳の発達は
むしろ人間を迷子にしたと言える

単細胞生物や植物の方が
この地球上では正しい命の使い方
を本能的に知っている

科学も文明も
人間が得意に使っている論理脳は
自然界に於いては単なる屁理屈の域を出ない

僕が書いてるこの記事もまさに同様に屁である




しかし人はそのようにしか生きられない
依って

「人生は屁である」

という答えが導き出される



屁を達人の域にまで具現化すると
こういうことになる
https://www.youtube.com/watch?v=VQ3leWlp61Y











。。。。。。










13時半

練習の合間の小休止


昨日よりは演奏密度は上がっているが
自分にとっては独奏ソロライブが一番大変だ


演奏密度を上げるために
数年前から独奏曲は全て暗譜することにした

視覚に神経を盗られる演奏は
聴覚とイマジネーションを追う力を軽減させてしまう

まして十分に身体に入っていない状態では
譜面への依存が大きくなり
それは演奏という善き緊張に対し
多くの緩慢な一瞬を散りばめる事になるからだ





独奏ソロライブの手前には
こんなに沢山の曲をコントロールするのは無理かも
と毎回畏れを抱く


それが練習を重ねるうちその負荷感が減って行き
あれだけ大変に感じていたコントロールが
無意識に行えるようになってくる

車の運転と同じだ


何も意識しなくても反射神経でコントロール出来るようになる

ただ
本当の勝負はそこからなのだ


運転が上手なのは分かったが
人の心や想いが入り乱れた公道を
どういう運転をするか

演奏が上手いが心に響かない奏者は
高級車で横柄な運転をしている輩と同じということだ





ベランダの小さな折り畳み椅子に座り
神経を休めながら考えている





緩やかな風に木の葉がサワサワと軽い音を立てている




グリーンカーテンを通した柔らかい緑の光が
風に揺れている




野鳥が鳴いている











足元を蟻が一匹歩いて行く






風は僅かに甘い香りがする






視線を移すと
シロツメ草の茎を
2匹の蟻が上下にすれ違って行く





ゴーヤの葉脈がとても美しいことに気付いてジッと眺める







睡蓮鉢の水面が風に揺らぎ
その小さな世界が全てであるメダカは平らかに泳いでいる



水やりで葉の表面に乗ったままの水滴1つ1つに
この世界が映り込んでいる

その中に在って自分はぽつねんとただ座っているだけである







その、この上無い安堵の心地好さを
独奏という車の運転に変換すれば良いだけと考える





自然と対話しながらの休憩は練習の内である










。。。







日が西に傾き




午後5時のチャイムが鳴って
日中には聞こえなかった虫の声





橋を渡って
アリンコも下校

















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