まずは全く利己的に自分がハッピーになるために
楽器を手に取る
自分がハッピーになりたいがために
良い音を出そうと試行錯誤が始まり
遅かれ早かれ音楽や楽器と真摯に向き合うことになり
そうすると必ず自然の摂理と遭遇することになる
その悦びを失わぬよう
感性を働かせながら生きて行くと
心とか楽器の弾き方とか統括して
全ての正しい構えがいずれ観えて来る
そういった体験を幾度も繰り返すうち
その教えは
自分の内部からの声であることに気付く
そして自分の中に
また誰の中にも
その真理の声は内在されており
それが神とか全なるもの
と呼ばれる存在であると薄々気付いてゆく
自分の内側の中心に在る神と
外に存在する街や自然や宇宙や全ての存在とは
同じものであることに気付かされ
その風景の中に観じ得るものは
時空や優劣の縛りが何も無い自由な場所であることを知るのだ
そして
遠い地に暮らす今まで全く知らなかった人との間に
良い縁が繋がった時
その人は
実は今までもずっと
自分の傍に居た人だったのだな、と思うのだ
その自由な場所で