最近のパパと先生は上手く対話が出来てる
自我がハッキリしてきた先生
ママがトイレやお風呂に立つだけで、もう大泣きなんだ
少しずつ仕事復帰してきたママが出掛けて
先生はパパと二人でお留守番する日も増えてきた
勿論、ママが出掛けたら大泣き
泣いてる、というより怒ってるんだよね
涙を溢しながら
「なんで僕を置いていくんだよ~」ってね
だからパパは先生を抱っこして語りかけるのです
「わかるよ、キミの今の気持ち」
「ぎゃ~ん」
「うん うん よくわかるよ」
「ぎゃ~ぎゃ~ぎゃ~」
「うん、パパはよくわかってるつもりだよ」
「ぎゃ…?」
「そうだよ、パパはわかってるよ」
「ぎ…ゃ…」
「そうそう、よく考えてごらん、ちっとも泣く理由なんて無いことに気付くだろ?」
「う~」
「少し気付いたのかい?」
「あう~」
「よしよし、じゃパパと遊びながらママを待とうか」
「あうあうあう」
先生が泣くとこんなふうにパパはお話をするのです
赤ちゃんはパパよりママにまとわりつくでしょ
だからこそ
ママの居ない間にパパだけが味わえる時間なのです
先生は…
(ママは何で僕を置いてきぼりにするんだ)という苦情を
パパに聞いてもらってることを感じてる
先生が感じてること、それがまたパパに伝わってくる
パパが自分の話を聞いてくれるから
先生は今度は自分がパパの話を「聴く」ということを覚え始めるんだ
「聴かなきゃ」なんて意識してないところで
対話は育って行く
こうして最近のパパと先生は仲良しなんだよな
先生!
こういうパパからの愛をな、ちゃんと大人になっても忘れるなよ
なんて念を押さなくても大丈夫
聴き合うことの心地良さを覚えたキミは、この先沢山の人の心の声を聴いて
そしたら沢山の人がキミの声を聴いてくれるから
そこから生まれる暖かいものの中で育ってゆけるはず
今、パパと交わした時間を忘れてちゃっても、
命の営みのサイクル中に、ちゃ~んと刷り込まれてゆくんだから
zzz...