表ジャケットの下絵が決定してからずいぶん経ったが
小田さんより初の銅版画が添付されて来た
作者の制作時間が長いほど
その人の心情が作品に織り込まれるように感じるのだ
だから待つのはいつまで待ってもいい
僕が生きている間にでも間に合えば
くらいに本当に思っている
もしこのアルバムを引き継いで作ってくれる人が居るなら
僕が生きてる間に間に合わなくてもいい
くらいな呑気さだ
下絵から銅版画になることで
予測不能なノイズ的な小さな線や点や
モチーフの1部分が小さく欠けていたりする
そういう計算外の産物がとても好きだ
ただ下絵の時より黒見が多くなっていたのが
僕のイメージとは逆だったのでご相談させて頂いた
銅版画は濃くする分には幾らでも出来るが
薄くするのは難しいそうだ
ただ、なんらかの手立てで調整してみてくださる
という
。。。
表ジャケ絵の完成が見えて来たので
音源の方のミックスとマスタリングの手配をした
アルバム構成はほぼ独奏だが
プロのエンジニアにミックスを依頼する事にしたのだ
20年以上の付き合いのあるミュージシャンの友達に
信頼の置ける近しいエンジニアさんを紹介してもらった
「僕のこだわりはある意味特殊だし相当だけど
最後まで付き合ってくれる人かな?」
と心配で、よくよく友人に確認したが
大丈夫と太鼓判を押してもらった
自分以外のしっかりこだわりを持つクリーエーター達と関わりながら
少しずつ自分の作品が完成に近づいていることに
沸々と喜びを感じている
帯状疱疹で左瞼完全撃沈
左おでこ半分だけ発疹で見事に真っ赤
右瞼も半分しか開いてない
という見た目には悲惨な年の瀬ではあるが
精神はかなり上機嫌である
首を長くしてお待ちしております。
上機嫌で少し安心しました。