昨夜はひゅ~ひゅ~という風の鳴き声に神経が立ってなかなか眠れなかった
強い風が吹き荒れたせいか今朝になって
朝顔の種が一つ弾けて開いて中身が無くなっていた
収穫前に種を飛ばされてしまったと残念がるのは人間の傲慢だろう
朝顔はむしろ強風が吹いて
子孫を遠くへ飛ばす絶好のチャンスとばかりに殻を開いたのだ
来年ひょんなところであの種が咲かせた花に出会えるかもしれない
自分自身を含め人間という生き物の愚かさを感じる毎に
人間からは適当な距離を取りたくなり
その分 植物や人間以外の生物との距離感が縮む感じがするが
同時にそれらに対し畏怖も抱くようになって行く
生きるにあたり理不尽な恐怖は不要にしたいが
畏れを持ちながら生きることは必要なことと思う