Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

@三茶グレープフルーツムーン

2015-04-14 | 過去のライブ後記


今日は叶ありさちゃんとのライブ

余裕もって出たらずいぶん早く着いてしまった



会場に一番近くのコインパに停めて車内待機
雨だからのんびり考え事


考え事は水のようにとりとめなく流れて来て
僕の心の水門で自動的に検疫を受ける

心に波紋を及ぼすものでなければ判子を捺されて通されるのだ

寒いのでエンジンをかけてヒーターを入れると
あっという間に窓が曇りなんとなく密室的空間になる



ついでに耳栓もしちゃう



これで鋭角的な刺激が遮断され
僕にとっての穏やかな擬似的極楽浄土の出来上がり


イマジネーションで蓮の葉の上で禅の真似事



正義のために立ち上がり
怒りを抱いた途端もう正義から外れている

無関心が憤りの起こりを抑え
一回りして正しい関心になる



それらのどれも
感じとるには信号としては小さい

この微弱な信号をキャッチするには都会は騒がし過ぎる

もっと土や緑の匂いがする
風の音が聞こえるような場所に心が向く



癌細胞は39度以上で死滅するという

この世に無駄なものなど無いように
毎冬流行るインフルエンザは
癌の特効薬なのかもしれない

今年は敢えてかかってみようか



湿疹や吹き出物は体内からの毒出し
ステロイドで毒の出口を塞いではならない



演奏前に指先が冷えた時
温めることに神経質になったり
温まらない状況にナーバスになるくらいなら
冷えたまま弾ききる方がよほど良い



自分の音が
自分より大きな音や強い音に
掻き消されてしまうことを恐れての
強過ぎる弾弦によって歪になった右手のフォームを
20年かけてまだ修正しきれないが
根気強く修正を続ける中で幾つもの本質に気付いてゆける

必要なものと不必要なもの
本物と紛い物

そしてフォームが修正されて来ると
真綿に触れるようなタッチで十分ギターは美しく鳴ることを知る



しかし
こんなこといろいろ考えても今日の演奏に特に影響はない

本番には本番の瞬間の集中があり
良い本番用にと心の貯金は出来ない
かといって
本番では普段の積み重ねた心が全てさらけ出される

音楽も生きることも曼荼羅宇宙

焦って急いでも
気付けば一回りして一番ビリになってる



さて楽器搬入しよう



。。。。



搬入終了

しかし
改めて
今日は雨ですなぁ

あまり外に出たくない日

こんな日にも聴きに来てくださるお客様は
本当にありがたいと思います
こんなマイペースの自分主義の僕でも思います

まだ出演者が誰も来てない中
会場の端っこにちょこんとお地蔵さんみたいに一人座って
しみじみ感謝しました





。。。



ありさちゃんリハも音が整って
対バンさんとのコラボリハも整って
テーブルにロウソクが灯って開場時間






そして合同楽屋

合同楽屋ってなんか懐かしい雰囲気





差し入れのお裾分け
そして本番開始

僕らの出番は後










そして本番終わって
サラサラ水のように弾けるはずが
結構ミスった僕

真綿に触れるがごとく美しい音を奏でるはずだったが...

調子良いと思った矢先に転ぶ

モヤモヤ...

一番と思った矢先にビリになる…
曼荼羅…曼荼羅...

終演後
反省中



まあいっか
こんな日もあるし





お疲れ様でした





ありがとうございました




























コメント (1)
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