ちょっと訳有りで今日はSPの撮影に出かけました
何かスピリチュアルな場所まで中Pが連れてってくれるそうで
都内で3人合流後
練馬から関越道乗る
車中では中Pとの世間話や
最近仕事で徹夜続きだったという相方大坪さんの
面白可笑しく話す苦労話に笑いながら
さりとて特に爆発的に盛り上がるということもなく
15時過ぎ
練馬からは120キロほど走っただいぶ山の中
目的地周辺に近づいてきた
メインのポイントに着く手前に
道の駅みたいな場所のコスモス畑の前で可愛らしく撮影
(写真は無いけど)
久しぶりの撮影なので人目が気になる
ほとんど人が居なかったから良かった
そしていよいよメインスポットに到着
僕に言わせれば
中Pの撮影場所選びは普通のアー写撮影の感覚とはまるで違うと思う
過去に自分が実際に足を運び
スピリチュアルな感覚を感じた人の知らないような隠れスポット
に連れて行ってくれる
リブラの頃から
「えっ!本当にここで撮影するの?」と
結構驚かされてきた
しかし撮影が終わってみれば毎回
「いやいや、何だかえらく楽しかったなぁ」という感触が残る
今日も不思議な場所に連れて来られた
ここ...
マジっすか...
真っ黄色な巨大な大黒様
その後ろに聳え立つ切り立った岩山
あの岩山の頂上まで登り撮影するんだそうだ
げっ...想像はしていたが...この急階段
中Pニヤニヤしながら
「まずここで撮りましょうか」
そして岩山頂上目指して階段を登り始める
私事ではありますが
不摂生がたたって最近高血圧で病院の検査に引っ掛かり
処方された血圧下げる薬の副作用で目眩やふらつきが起こり
更に目眩を止める薬を飲んでいることを話していたので
大坪さんが
「さぁきばらさん!僕がギター持ちますよ」と持ってくれたのです
涙涙で感謝しつつ
自分がなんとなく老人の域に入って来たような気分を味わう
周りから愛され労ってもらえる老人になりたいものだと思う
中pはとにかく元気
手ぶらなのに
ギター持ってくれた大坪さんよりだいぶ遅れてなんとか到着
既に虫の息
これだけ登って来たのに
ここから更に岩場を200m登るのか....
ギターを持ってくれる大坪さんの後ろ姿が
さっきの黄色い大黒様よりありがたく見える
しかし
その大坪さんも焦るような急勾配になって来る
どんどん急勾配に...
持ってもらっといて不謹慎だが
ギター背負って必死に登る大坪氏の後ろ姿に笑いが止まらなくなり
それで更に息切れる
頂上間近の最後の狭い直線で
ギターケースの端をこすりながらやっと到着
「こんなとこまでギター持って来たのは
さぁきばらさんが初めてでしょうね」と大坪氏
僕は息を切らしながら「へへへ...まったくね」と笑いながら
(持って上がったのは大坪さんだけどね)と心中思った
自分らが登った岩山は
轟岩という名らしい
周囲にも似たような岩山が幾つも聳え立つ
空には縁起の良さげな龍の雲
ここは絶対「山伏」の修行ルートだと思った
少し休んでから何とはなしに 撮影が始まって行く
ひとしきり撮影した頃
自分らが居る轟岩の隣にもっと高い天狗岩があり
そいつの頂上までは
鉄の鎖を辿って登れるようになっていることに気付いた大坪氏が
「ちょっと僕あそこまで行ってきます」と出掛けた
高いところ苦手な僕は
勿論見学
しばらくすると天狗岩の上に小天狗現る
じゃーん
ふっふっふ...
小僧っ!
この巻物はこの服部半蔵が貰っておくぞ
...
小天狗服部ちょっと背後を振り返る
「うわぁっ
こ...
こえぇ~
これ
まじこえぇ~」
と小天狗服部の声が周辺の天狗岩達の間で反射しショートリバーブがかかる
「こえぇ~」 と言いながらも
両手を広げた大坪氏と
それを撮る中Pの後ろ頭
それを見て
股関節ソワソワしながら
頼むから落ちないでと懇願する僕
無事に大坪氏が戻って
もう少し撮影して
シリーズ化されたものの最近ご無沙汰だったSP名物
大坪氏「生首シリーズ」もちゃんと撮った
撮影もだいたい終わった頃中Pが
「さっきの天狗岩からの景色を撮影に行く」と言い出す
すると大坪氏も
「僕ももう一回行く」と言い出し
二人してまたあの天狗岩に登って行く
中Pは頂上までは行かず手前のポイントから撮影していたが
冒険少年大坪ただし君は
今度こそビビるものかという意気込みで頂上まで上り詰めるやいなや
下界を見下ろし両手を挙げ勝者のポーズをとったのであった
天空に向かって大放電
これで小天狗ももう思い残すことも無いだろう
下山は自分でギター持ちながら
膝プルプル言わせながら慎重に降りて来た
長い急階段も降り切り
茶屋の前を通る時
茶屋のオバチャマがニヤニヤしながら
「ちょっと聞いていいですか?」
と声を掛けて来た
神様の祀られた場所で悪ふざけし過ぎたことを叱られるのか、、、と
一瞬身構えたが
「もしかしてガンダーラ歌ってた人?」と言われた
「...いいえ...
無名のギタリストです」
「そうなの~....
ふ~ん
似てる気がしたからさぁ
じゃお名前だけでも聞いとこうかしら
ね、お名前だけでも聞いとこうかしら」
僕が恥ずかしがって小さい声で
「さ...さかきばら
といいます」
と言うとオバチャマ
「ふ~ん...^^
こないだ千原ジュニアも来たのよ
神社好きみたいだから」
だからぁ...名前言ったってどうせピンと来ないんだから...
いっそガンダーラ歌ってました
とでも言っとけば面白かったかも
すると中Pが急にデカイ声で
「榊原っ!とっ、、、大坪っ!でございましたっ!!」
その素っ頓狂な調子にオバチャマ達は楽しそうに笑ってたけど
10分経ったらもう聞いた名前絶対忘れてると思う^^;
さて
今日も中pマジックの中
奇異で楽しい体験をさせてもらったな
今日赴いた場所は群馬の妙義山
大坪氏は
「自力できっとまた来て天狗岩の上で日の出を見るんだ」
と言っていた
それを聞いて中pはニコニコしていた
今日の写真がどんなになってるかは全く想像出来ないのですが
近々SPの告知とともにブログにアップします
ちょっと訳有り告知ですが
さぁ東京へ帰ろう
夕暮れの妙義山にサヨナラして