4/28 ソロライブ
木漏れ日の歌 そよ風の歌
にお越しいただきありがとうございました
今年に入ってから何故か強力な雨男でしたが
やっと解放されたようで
久しぶりに本当に気持の良い一日となりました^^
今月初めにひいた風邪が、思いのほか長引きまして
いつもなら、演奏すると「気」が高まり
風邪くらいすぐに治ってしまうのですが
一ヶ月近くグズグズと不調なまま
体力も減衰していたので
なんとか無事にソロライブを終える事が出来てホッとしています
今回僕がひいたこの風邪、そうとうしつこいみたいで
まわりにも似たような症状の方が何人もいらっしゃいます
マスクをしてらしたお客様もいらっしゃいましたが
皆様、お気を付けくださいね
僕はといえば
免疫力がだいぶ落ちていたのか体力が落ちていたのか
ソロライブも近くなって、やっと風邪が治りかけたら
最後にジンマシンが出まして
このジンマシンに処方された薬が半端じゃなく眠くなるのです
ソロライブの自己仕込用に取って置いた日は
風邪の衰弱とジンマシンの薬の眠気で見事に全滅
14時間眠って4時間ギターを仕込み
そのあとまた倒れ込むようにして10時間眠り
トータル1日で24時間寝てしまった日も
ジンマシンは小康状態にまで治まったので
まだ飲まなくてはいけないのですが
演奏出来なくなっちゃうから
眠気を防ぐため、最後リハと本番当日は薬をストップして
本番に臨んだのですが
なんとか無事、本番が終わって帰宅
するとまたジンマシンが少し復活しかけているではないか...
慌てて薬を飲むとまた猛烈な眠気...
そのまま気絶的に入眠...
気付けば今日は何日?
もう二日経っちゃった?
という感じであります
しかし当日は本当に気持の良い日差しでした
そんなGWの始まりに足をお運び頂き本当に嬉しく思っております
ありがとうございました
さてさて
今回は、たまってしまったリクエストにお応えする選曲で組み立てました
今回のセットリストです
1)「若葉の頃」と「Melody Fair」/独奏
3月に頂きましたリクエストの中から
「若葉の色を感じられるような音楽」ということで
ビージーズからこの曲を選んでみました
この曲は映画「小さな恋のメロディ」からのサウンドトラックです
2)「陽溜まりの中で想う事」/with w.bass
3月に頂きました「久しぶりにオリジナルを」というリクエストに
僕のオリジナルから春らしい曲を選びました
3)「Dance With Me/Orleans / Earl Klugh」/with w.bass
3月のリクエストから「春に似合う曲を」ということで
僕が好きな曲の中から選曲させて頂きました
1975年にリリースされたウォーリアーズの曲
コーラスワークの綺麗なアレンジでしたが
ギタリスト、アールクルーが80年代初頭にインストでカバーして
これもヒットしました
4)「春よ来い/ユーミン」/with w.bass
2月に頂いたリクエストから「春よ来い」
曲の中に願いや祈りが含まれるものが一番心に届くように僕は
日頃から感じています
ふとしたことから迷子になった心にも
春のような温かな風がまた吹いて欲しい
あなたにも、私にも...
5)「Inspiration/Gipsy Kings」/with w.bass
2月に頂いたリクエスト ジプシーキングスの曲
3月に頂いたリクエスト 鬼平版課長 エンドテーマ
にお応えしました
日本人は何故かフラメンコやスパニッシュが好きですが
時代劇にこのフラメンコ調の曲を使ったセンスは群を抜いており
多くの人が賞賛しているようです
一つの土地から別の土地へ流れ続ける根無し草の移民ジプシー
から生まれたフラメンコ
帰る故郷の無い郷愁が
今と言う瞬間瞬間を生きるしかない刹那的なパッションに転じられ
掻き鳴らすギターや激しい踊りとなったのでしょう
火付け盗賊改め役人、鬼の平蔵は
悪事を裁いて悪人を許す、度量のある粋な人間
悪事を働いてしまう人間の心の有り様は
ギターを掻き鳴らし激しく踊るジプシーの心と
何も変わらない
ただパッションの出口がちょっと違っただけ...
なんて思います
だからこのドラマにこの選曲は見事なコラボだと思いました
6)「HOLIDAYS / MICHEL POLNAREFF」/with w.bass
2月に頂いたリクエストより
僕の家のステレオにLPがありまして
聴く度に「黄昏た色合い」をイメージしていました
僕にとっても懐かしい曲をリクエストいただきました
7)「私の孤独/Georges Moustaki」/独奏
「ジョルジュムスタキから1曲」という
2月に頂いたリクエストにお応えさせていただきました
私の孤独/歌詞和訳
私の孤独と
あまりにも一緒に過ごしたので
まるで自分の恋人のようになってしまった
心地良い習慣だ
彼女は私から一歩も離れず影のように貞節で
世界中どこにでもついて来る
私は決して独りではない
私の孤独と一緒だから
彼女は私のベッドの窪みを独り占めし
そして私たちは二人で向かい合い、長い夜を過ごす
私には本当のところ分からない
彼女がどこまでついて来るのか
彼女を好きになるべきなのか
あるいは抵抗すべきなのか...
私は決して独りではない
私の孤独といっしょだから
時々僕が彼女を放り出し
そして僕が他の女性との恋を好んだとしても
彼女は僕のいまわの際には
僕の最後の伴侶になるだろう
私は決して独りではない
私の孤独といっしょだから
私は決して独りではない
私の孤独といっしょだから
8)「ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 」/独奏
映画『ある日どこかで』の中のラフマニノフを
という、9月に頂きましたリクエストです
素敵な映画...
9)「Nefertiti/ Wayne Shorter」/with w.bass
9月に頂きましたリクエストからです
ツタンカーメンの義母の名をタイトルに持つ『ネフェルティティ』は
ジャズ.サックス奏者ウエインショーターの作曲によるモーダルな曲であり
同時にジャズ・トランペット奏者マイルス・デイヴィスが1967年に制作・発表した
アルバムタイトルでもあります
10)「My Favorite Things」/withw.bass
10月に頂いたリクエストから
映画サウンドオブミュージックの中の名曲です
11)「Misty」/with w.bass
11月に頂きましたリクエストからの選曲です
歌詞和訳
私を見て
私はまるで無力で、木の上の子猫のようでしょ?
雲に包まれているような気分になるの
あなたの手をとるだけでこんなにも
霧に包まれたようにかすんでしまうのは、どうしてなのかしら?
あなたが近づいてくると千のバイオリンが一斉に演奏を始めたわ
あなたがそばに来るといつも聞こえる音楽
それはあなたが私に声をかけただけなのかもしれないけど
私はとたんにぼんやりしてしまうの
あなたは私にそうさせてるつもりはないんだろうけど
私はそうして欲しいって思ってること。
私はもう絶望的なくらいになにがなんだか分からなくなってしまって
ただ自らあなたについていくの
たったひとりでこの不思議の国を通り抜けるなんてできないから
もう自分の右足と左足の区別もつかないし
自分の手なのか手袋なのかさえ分からない。
もうあまりにも霧深くなってしまって・・・
こんなにも深く愛したから
あまりにもあまりにも愛しすぎてもうなにも見えないの・・・
12)「桜/河口恭吾」/with w.bass
「何か桜の曲を」という3月に頂いたリクエストから
沢山ある桜の曲の中からギターで弾いてみて一番心地良かったので
選ばせていただきました
13)アンコール「うららかに/オリジナル」/独奏
僕自身と
僕以外の全ての人たちの穏やかな時間が増しますように
ささやかな僕の祈りを込めつつ
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昨年の9月から毎月1回のペースでソロライブをやらせて頂きましたが
来月5月は、他のお仕事とのスケジュールが重なり難しそうなので
無理をせず1回お休みさせていただこうと思います
毎月何か新しい試みや、自分にとって新しい曲を増やしてゆくのは
やってみるとなかなか大変なことだと感じていますが
同時に、そのキツイ中で自分の嗜好が強く向いているものとそうでないものの
発見をしたりもします
ギターを仕事にしてしまったから一応何でも弾けるようになった...
けど
弾ける、ってことと
弾きたい、っていうものは明らかに違う
弾きたい気持ちの中に自分らしさが隠れてる
それを見付けて僕らしさをコツコツ増やして
それをお聴かせするのが誠実かな...なんて思ったり
また6月から再会する予定ですので
ご都合がつくようでしたらまた聴きに来てくださいませ
そして皆様
良い春をお過ごし下さい