最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

タクシーの暴走事故 運転手の死因はくも膜下出血

2021-09-13 17:01:14 | くも膜下出血
11日、千代田区で起きたタクシーが歩道を暴走して、
6人が死傷した事故で、死亡したタクシー運転手の死因は
くも膜下出血だったそうだ。

タクシーは信号が青になっても発車しなかったので、
後ろの車が、クラクションを鳴らすと、
いきなり暴走して歩道に突っ込んだということだ。

このニュースを聞いて、まず、運転手が急病を起こしたのではないかと
思いましたが、果たして思ったとおり、くも膜下出血でした。

今まで何度も書いてきましたが、
くも膜下出血は、ほぼ前触れなく、発症します。
出血の多少、部位などにより、意識の度合い、痛みの度合いは違い、
脳へのダメージも異なります。
いつどこで、どんな状況で、発症するかで、自身の命が助かるかどうかだけでなく、
こうして、他人の命を奪ってしまうことにもなります。

昔は、運でしかなかったけれど、今では、くも膜下出血の原因の多くが、脳動脈瘤の破裂によって起こり、
しかも、脳動脈瘤があるかどうか、検査で見つけることが出来るようになっています。
見つかっても、破裂するかどうかは、分かりませんが、
大きさや形状、位置により、破裂の確率は分かります。

自分のためにも、人のためにも、脳動脈瘤の検査は、受けた方がいいです。
特に、交通機関で働く人は、通常の検診の他に、脳ドックを受けた方がいいです。
費用については、もっと補助を多くして、受けやすくして、安心できる社会を作って欲しいです。

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