最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

インターネット

2007-09-21 16:37:05 | Weblog
インターネットがどれだけ便利で、どれだけ必需か未だわからない人は多い。
趣味として、楽しむものだと思っている人も多い。
こうして、ブログを書いたり、メールをしたり、絵を描いたり、写真を加工したり、
挙げていけばきりがないが、一番大きいことは何と言っても情報ということだと思う。
何か調べたいとき、人に聞く、本を読む、
辞書、百科事典で調べていくことが常識だった時代が、一変したのだ。

ほんのちょっとした手がかりから、少し前なら到底わからなかったところまで行き着ける。

昨日も、記念館にいたとき、
「 海音寺潮五郎と司馬遼太郎が京都に旅行したとき、
サクナギ不動というところに行った写真を鎌倉文学館で見たが、
サクナギ不動とはどこにあるのか?」
という問い合わせがあった。

この旅行は母も同行していた。しかし、35~6年くらい前の話しだし、
思い出しても、
「京都の北のほうだった。シャクナゲがきれいだと言って行ったけど、まだ咲いていなかった」
そんなことしか覚えていないという。

インターネットで「サクナギ不動 京都」と入れても何も出てこない。
そこで「シャクナゲを見に行った」と言うなら、「サクナギじゃなくシャクナギかも?」と思って
「シャクナギ」といれると、「花:別 名 :シャクナギ. 花 名 :シャクナゲ. 科 名 :ツツジ科」と出た。
さらに「シャクナゲ 不動 京都」といれたら、
京都の北のほうにある「志明院」というシャクナゲが有名な、別名岩屋不動というのが見つかった。
そこで、「志明院 司馬遼太郎」と入れたら、
asahi.comの記事「鴨川源流域の岩屋山」の中に
『志明院住職、田中真澄さん(67)は、作家の司馬遼太郎さんが何度か訪れ、
寺で原稿を書いていたのを覚えているという。』
という部分があったので、母に「ここじゃない?」といって、写真を見せると、
「アア、ここ、ここ!」「雲ヶ畑、まちがいない!」といった。

“サクナギ不動”という間違った情報から、ここまでたどり着いたのはほんの15分くらいだ。
これってやっぱり、インターネットがなければ出来ないことだ!

コメント (2)
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