今日の続きは、また明日

毎朝、カメラ片手の散歩で撮った写真を気の向くままに・・・

雨・・・ですね

2021年04月29日 | 徒然なるままに
予報通りの雨・・・散歩は無しで、家でゴロゴロ

小止みになったので、庭から・・・

ツリバナ




クレマチス


モミジ




もう種が


庭の主は・・・雨が苦手。


ニホンアマガエルですね。

緑色と思われがちですが、保護色で色が変わります。

この子は、いつもこの中にいるので茶色で出会う事が多いです。

カエルは春の季語ですが、雨蛙は夏の季語

「あきらかに喜びの声雨蛙」 (右城暮石)

雨の降る前に大声で鳴くことからの命名ですが、ちょうど田植えの頃や梅雨時に鳴くので、別名「雨乞い」「梅雨蛙」とも・・・

「わが声に疲れ始める梅雨蛙」 (小泉八重子)


指先に吸盤があり木の枝を登ることができるので、庭の木の枝でみかけたり、

夏、グリーンカーテンのゴーヤの葉陰に昼間、日差しを避けるようにいます。

そんな蛙を「枝蛙」とも呼びます。

「ひと息を入れまた雨の枝蛙」 (石塚友二)

また、その色から「青蛙」とも

「青蛙おのれもペンキぬりたてか」 (芥川龍之介)


森羅万象を歌っている万葉集にも雨や蛙の歌があります。

雨の歌は100首以上・・・

小雨、春雨、時雨(しぐれ)などが詠まれています。

「山吹(やまぶき)の 咲きたる野辺(のへ)の つほすみれ この春(はる)の雨(あめ)に 盛りなりけり」

(山吹(やまぶき)の咲いている野のすみれが、この春(はる)の雨(あめ)のなか沢山咲いていますね。)

詠み人は高田女王(たかだのおおきみ)という女性ですが、

ヤマブキの黄色、すみれの淡い紫色という微妙な色彩感の情景にやさしい春の雨を取り合わせた、女性らしい繊細な美しい歌です。

まさに日本画の情景そのものですね。


万葉集では蛙は蝦(かわづ)と書かれています。そのほとんどは「河鹿蛙(カジカガエル)」のことと言われています。

「我が畳(たたみ)、三重の河原の、礒(いそ)の裏に、かくしもがもと、鳴くかはづかも」

( 三重の河原の岩陰で、「こうしていたい、こうしていたい」とかえるが鳴いています。)

我が畳(たたみ)は三重の枕詞、カエルの鳴き声が「かくしもがもと」(こうしたい)と聞こえるとは、面白いですね。


今日は、写真少なめでした。

では、(@^^)/~~~
コメント
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