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日経平均は2万2000円を維持できるかどうか・・・

2018-10-23 | 報道・ニュース

情報元・日本経済聞  株一時500円安 背景と今後の見通しを市場関係者に聞く18/10/23

 23日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅安となり、下げ幅は一時500円を超えた。主要企業の決算発表を控えて買いが手控えられるなか、中国の上海株式相場が反落して始まると株価指数先物への売りが増えた。足元の下落の背景や今後の見通しを市場関係者に聞いた。

■変動率の高まりを嫌気 決算控え様子見強く

市川雅浩・三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジスト

 日本株がここまで売られる理由は見当たらない。強いて言えば、オプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が上昇しており、相場変動率の高まりを嫌った先物売りが出ているのではないか。変動率の高い地合いでは現物株に手を出しにくい。さらに、きょうの取引終了後から日電産(6594)をはじめ国内主要企業の決算発表が本格化するため、投資家の間では決算内容を確認してから買いたいという様子見姿勢が強くなっている。決算発表では、会社側から業績上方修正や中国事業に関する強気な見方などが出ない限り、積極的な買いは限られるだろう。日経平均は2万2000円を維持できるかどうかが焦点だ。

米中貿易摩擦や米中間選挙の行方、イタリアの財政懸念、サウジアラビア問題など不安要素はあるが、年末にはいずれもある程度着地点がみえてくるだろう。日経平均は年末に2万4000円程度に戻すと見込んでいる。

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