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枝野代表野党第一党・おめでとう

2017-10-23 | 報道・ニュース

こんなに違う 野党第1党と第2党    2017/10/情報元  日本経済新聞

 

 野党第1党となった立憲民主党の枝野代表(左)と、希望の党の小池代表

  衆院選で結党間もない立憲民主党が野党第1党となった。小池百合子代表率いる希望の党は公示前の第1党から第2党に落ちたが、その差は一桁。自民党とは200数十議席の差がある野党第1党に「どれだけの意味があるのか」との疑問も不思議ではない。だが、国会運営上は天と地ほどの差がある。

 国会の予算委員会や議院運営委員会などは、与党と野党の理事が話し合ってどんな日程で進めるか、どの法案を審議にかけるかなどを決めていく。その時、野党側の代表となるのが第1党で、筆頭理事を務める。野党の理事を取りまとめて与党と交渉するのは筆頭理事の役目で、これは数議席の差であっても第1党が担う。

 与党にとっても、野党第1党との交渉は重要だ。いわゆる「55年体制」時代、自民党は時に野党第2党の公明党、第3党の民社党と先に話を進める「自公民体制」をとったこともあったが、公明と民社がいつも一枚岩とは限らない。野党側に都合が悪くなると「野党第1党と話をしてくれ」と、当時の野党第1党だった社会党に話を預けるケースもあった。与党と野党第1党が話し合って議会運営を進めていくのは、実質的な意味もあった。

 実際の憲法改正発議でも、野党第1党は要の役割を果たす。共産党の志位和夫委員長が立憲民主党の野党第1党に「改憲の動きに対する大きなブレーキになる」と話すゆえんだ。

 第1党か第2党かで、これだけの違いがある。