陛下「人々の平安祈る」 皇居で新年一般参賀 2017/1/2 10:32
天皇陛下が新年に当たり、人々から祝賀を受ける恒例の新年一般参賀が2日、皇居で行われた。天皇陛下は、皇后さまや皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女眞子さま、次女佳子さまら成年皇族と共に宮殿・長和殿のベランダに立ち、「人々にとり、穏やかで心豊かに過ごせる年となるよう願っています。わが国と世界の人々の平安を祈ります」とあいさつされた。
一般参賀は午前に3回、午後に2回の計5回実施。昨年10月に亡くなった三笠宮さまの妻百合子さまは服喪期間のため欠席し、息子の妻の寛仁親王妃信子さまや高円宮妃久子さま、孫の女王も参加しなかった。
陛下が退位の意向を強くにじませた昨年8月のビデオメッセージ以降、陛下の動静に注目が高まっている。昨年12月23日の天皇誕生日を祝う一般参賀(3回)には、記帳と合わせ、平成に入って最多の計3万8588人が訪れた。〔共同〕