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2014-01-04 | Weblog

血管イキイキ 健診徹底活用法「悪化の引き金を見落とさない」  2014年1月3日(金)12:30

 

血管イキイキ 健診徹底活用法「悪化の引き金を見落とさない」

気づかないうちに進行する血管の傷み。悪化の引き金を見落とさず対処できれば重大な病気の発症を防ぐことも可能。内臓脂肪と肝機能に関わる健診項目の見方に注目する。

1.健診結果に異常が増えてきたら...
健診結果に基準値を外れる項目が増えるに従って、血管の障害も進行していきます。たとえば、腹囲、BMI、肝機能を示す数値(γ-GT、ALT、ASTなど)に変化が現れてきた段階では、血管の障害は潜在的と考えられますが、血中脂質や血糖、血圧に異常が現れるころには血管が傷つき始めています。動脈硬化が進行すると、尿たんぱくや眼底検査、心電図などの項目にも異常が出るようになり、最終的には脳卒中や心筋梗塞などが起こります。そうした健康障害を予防するためには、そこに至るまでの段階でしっかりと対処する必要があります。

2.血管の障害が始まる原因
血管の障害が潜在的に始まる原因は、内臓脂肪が蓄積することにあります。内臓脂肪は、余分な脂質や糖を中性脂肪としてためておき、血液中に増加するのを防ぐ働きをしていますが、脂質や糖が過剰な状態が続くと、血管を傷つける物質が放出されたり、内臓脂肪に取り込めなくなった脂質や糖が、血液中に増加します。このことが血管を傷つける原因になるのです。内臓脂肪の状態は、健診のBMI(体重kgを身長mの二乗で割った数値)、腹囲、20歳以降の体重の増加率から確認できます。「BMIが25以上である場合」「腹囲が男性で85cm・女性で90cm以上の場合」「体重の増加率が15%を超えている場合」には注意が必要です。
また肝臓も、増えすぎた脂質を中性脂肪としてため込み、脂肪肝の状態になります。この場合、血液中の脂質が過剰になっているため、それが血管の障害を潜在的に進行させます。脂肪肝があると肝細胞が壊れやすくなり肝機能の状態を示す数値(AST、ALT、γ-GT)が高くなるので、注意が必要です。
(* γーGTはγ-GTPのこと)

3.原因を見極めて改善する
内臓脂肪が増えたり、脂肪肝があるということは、エネルギーが過剰であることを意味します。つまり、エネルギーの「摂取量が多すぎる」か「消費量が少なすぎる」かのどちらかです。これらは、生活習慣のわずかな変化が原因となってバランスが崩れているために起こります。たとえば、「職場で階段ではなくエレベーターを使うようになった」「行きつけの飲食店が変わった」「弁当をやめた」「家での晩酌が増えた」などが、その原因になります。健診の結果からこうした生活習慣の変化に気づき、改善のきっかけにすることが大切です。

(NHKきょうの健康)
気づかないうちに進行する血管の傷み。悪化の引き金を見落とさず対処できれば重大な病気の発症を防ぐことも可能。内臓脂肪と肝機能に関わる健診項目の見方に注目する。

1.健診結果に異常が増えてきたら...
健診結果に基準値を外れる項目が増えるに従って、血管の障害も進行していきます。たとえば、腹囲、BMI、肝機能を示す数値(γ-GT、ALT、ASTなど)に変化が現れてきた段階では、血管の障害は潜在的と考えられますが、血中脂質や血糖、血圧に異常が現れるころには血管が傷つき始めています。動脈硬化が進行すると、尿たんぱくや眼底検査、心電図などの項目にも異常が出るようになり、最終的には脳卒中や心筋梗塞などが起こります。そうした健康障害を予防するためには、そこに至るまでの段階でしっかりと対処する必要があります。

2.血管の障害が始まる原因
血管の障害が潜在的に始まる原因は、内臓脂肪が蓄積することにあります。内臓脂肪は、余分な脂質や糖を中性脂肪としてためておき、血液中に増加するのを防ぐ働きをしていますが、脂質や糖が過剰な状態が続くと、血管を傷つける物質が放出されたり、内臓脂肪に取り込めなくなった脂質や糖が、血液中に増加します。このことが血管を傷つける原因になるのです。内臓脂肪の状態は、健診のBMI(体重kgを身長mの二乗で割った数値)、腹囲、20歳以降の体重の増加率から確認できます。「BMIが25以上である場合」「腹囲が男性で85cm・女性で90cm以上の場合」「体重の増加率が15%を超えている場合」には注意が必要です。
また肝臓も、増えすぎた脂質を中性脂肪としてため込み、脂肪肝の状態になります。この場合、血液中の脂質が過剰になっているため、それが血管の障害を潜在的に進行させます。脂肪肝があると肝細胞が壊れやすくなり肝機能の状態を示す数値(AST、ALT、γ-GT)が高くなるので、注意が必要です。
(* γーGTはγ-GTPのこと)

3.原因を見極めて改善する
内臓脂肪が増えたり、脂肪肝があるということは、エネルギーが過剰であることを意味します。つまり、エネルギーの「摂取量が多すぎる」か「消費量が少なすぎる」かのどちらかです。これらは、生活習慣のわずかな変化が原因となってバランスが崩れているために起こります。たとえば、「職場で階段ではなくエレベーターを使うようになった」「行きつけの飲食店が変わった」「弁当をやめた」「家での晩酌が増えた」などが、その原因になります。健診の結果からこうした生活習慣の変化に気づき、改善のきっかけにすることが大切です。

NHK「きょうの健康」2013年01月08日放送分

 
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