それ行け!礼子先生

手に余る仕事を抱え走りまわる日々を、日記のように綴ります。

徳島へ 花100物語 その2

2006-04-26 11:38:47 | Weblog

徳島へ「花100物語」講座を
開くため行きました。
続き

「花100物語」というのは、
わが夫の、船本清司が出版した技法書
「花を描くワザの筆法」
という本をお手本にして、花を100個描きましょう。
という講座です。


 本の表紙

徳島の品行方正な夜を過ごした翌日。
東宗院というお寺さんにお世話になりました。
ここは、寺町というお寺のたくさん並んだ所です。
京都にも、大阪にも寺町はあります。
昔の政治的拠点に使われたようです。
徳島は、昔から大きな拠点の街だったのですね。

仏様に失礼して、本堂で講座を始めました。
朝10時半から、昼食をはさみ4時ごろまで
みっちり絵のお勉強です。
いつものことですが、
時間はあっという間に過ぎてしまいます。
終わりに近づいてくると、
皆の筆さばきも軽やかになり、
ふーん、こういうことなのか!
と判ってきます。
しかし、終わり。
これをせめて1ヶ月に1回くらい続けると、
ものすごーく上手になれるのだけれど…。


東宗院での講座風景

徳島の古い洋館を拝見したりしていると、
徳島出発は、夜7時頃になってしまいました。
たそがれの中をビューンと走りました。
鳴門海峡を渡る頃、広がる空が、
不思議な光の帯を広げて輝いているのです。
夫に「きれいよ、きれいよ。」
叫んでも見ることは出来ません。
早く、早くジャンクションへ。
光は、一瞬のうちに変わります。
ジャンクションに着いたときは、
輝きが薄れていましたが、神戸を前にして、
不思議な空が広がっていました。
 

ふと、地震の前触れだろうか?
と、怖くなりました。


手ぶれの夜景

帰りは、カーナビの言うとおり素直に走ったので、
3時間もかからず、大阪の南端にある
我家に帰り着きました。
便利な世の中になったものです。

淡路島の快適な高速道路を走りながら、
これで良いのだろうか?
快適さを追求して
いっぱい何かを壊してしまっているのでは?
と、悩みましたが、私が悩んで叫んでも、
太陽に向かって、
ありが叫んでいるようなものですよね。