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ねこのはなし

人間とのかかわりあいでうまれた面白い猫の話を集めました。

猫は話がわかる?

2012-07-18 17:46:32 | 日記

町内の一番外れ、(横は畑やため池後があります)に引っ越してきた方の猫の話。
その貸家に引っ越してくると、ナントねずみが走り回っていたのでした。
猫がいようがお構い無しの悪さをする。
そこで、
「あんた、ねずみに馬鹿にされて恥ずかしくないの?」
と、3日間猫に言ったのだそうです。
4日目に、その猫が意気揚々とねずみを咥え見せに来たそうです。
もちろん、その日からねずみは出なくなったそうです。
その一家は、また引越ししてしまわれました。
今度は、東京。
大阪弁で育ったその猫は、関東弁に戸惑っていることでしょうねぇ。

はじまり はじまり

2012-06-16 14:09:59 | 日記
猫を飼っていないレイコサン。
しかし、猫の絵をたくさん描いています。
そんなことから、いろんな方とお会いすることの多い仕事柄もあり、
猫にまつわるお話をよく聞きます。

私の猫の絵を入れながら、猫の面白いお話や不思議なお話を書いていくことにします。

まずは、お隣の黒猫チェリーの話。
私が越してきた頃、彼女はもうお婆さんでした。
我家の庭で時々日向ぼっこをしていました。
「チェリー」と呼ぶと振り返り低い声で「グニャー」と必ずお返事します。

ある日、お隣から
「お葬式が入ってので一晩留守にします。」
とのご挨拶がありました。
夕方、ふとお隣を見ると玄関の門柱の定位置にチェリーがいるではありませんか。
「あらチェリー、どうしたの?」
と、思わず声をかけると、
「グニャグニャギャーギャー・ぐじゃぐじゃ」
外に掘り出された彼女が文句を言うのです。
そう、まさに文句たらたらだったのです。
仕方が無いので、私も
「ふーんそう、そうだったの。」と、結構長い時間聞き役になりました。
「ところでご飯は置いてあるの?なければ丁度おいしいちくわがあるから食べる?」
「持ってくるから待ってて。」
待っている彼女にちくわをあげました。
あくる日、チェリーは帰ってこられたお隣さん一人ひとりに、文句を言って回ったそうです。
それから、私もチェリーも語り合うことなく…
彼女は長寿を全うしました。
日ごろクールなレイコサンも、思わず涙しました。