帆のある船は ~夢へのいざない~ 2008-04-26 | poem 帆船は夜の海をわたっていきます。 金色の水面を。明るい月の方へと。 心地よく揺れながら。静かにおだやかに進んでいきます。 月の広げる金色の道を。愛する人の待つかの地へと。 ゆっくりと流れるままに。帆船はおだやかに進んでいきます。
雨が降って 2008-04-26 | poem 雨が降って。あらゆるものが流れていく。 思い出も。悲しみも。今の感情も。 滴にまかせて。すべてのものが流れ落ちていく。 私はそれを見ているだけ。 流れ落ちていくのを、私はただ見ているだけ。 雨が降り続けて。ここはどうなるの? 私の身体、心も。この視界も。 すべてが滴にまじって、流れていって。 ここにはいったいなにが残るの? いったい私はどうなってしまうの? 雨が降って。私は流れていって。 滴とともに私はどこかにいって。 思い出も。悲しみも。私のすべて。 そして、ここには晴れ間がひろがっていくのかも。光が芽生えてくるのかも。 私の後に光輝く場所。そんな私の場所。 ここは雨の後に光り輝いていく、とてもピュアな私の場所なのかも。