貫地谷しほりという女優の力量が全てを語ってくれた回だったように思えました。この人はいつか大ブレイクしそうな予感です。貫地谷さんが演じる由布姫を見てみたいなぁと思ってしまいました。内野さんと貫地谷さんが並んでいる姿。見ていて心地良いです。殺伐とした世の中で必死に明るく生きていこうという姿がとてもまぶしい。
相乗効果っていうんですかね。内野さんが一つ演技をすると貫地谷さんがそれを受けてその上をいく演技をして、その貫地谷さんの演技を受けて内野さんがさらに上の演技をしていくような感じ。とても素敵なキャッチボールです。
それよりもそのまんま東・・・。
OPのテロップを見るのに邪魔な事この上ない・・・。
良かったね、念願の知事になれて。
で、話を戻しますが、貫地谷さんの素晴らしさとは反対に見ていてヒヤヒヤしたのは仲代さんと市川亀次郎さんの演技。仲代さんの台詞回しを聞いていると時々ですが友蔵(ちびまる子のおじいちゃん)を彷彿とさせます。そんなプルプル演技は視聴者を心配させるからいかんズラよ。
そして亀次郎さん、立ち振る舞いが堅い堅い。顔立ちは若い頃の香川照之さんにそっくりだと思いましたが、台詞回しは・・・。まるで「渡る世間は鬼ばかり」の子役の演技を見ているみたいでした。そもそも今回は晴信が“うつけ”を演じているという設定でしたから、わざとそういう演技をしていたのかもしれませんが。
主人公の勘助に視点を移すと。なんと兵法を学ぶ為に諸国を修行していた勘助が畑を耕しているではありませんか。・・・おや、意外と似合います。このまま庶民として百姓生活も悪くないのではと感じましたが、勘助はまだ武田家への仕官を諦めてはいない様子。
その武田家では晴信の遊興ぶりを見て板垣が落胆。しかしそれが信虎に関係していると知り、彼は姿をくらまし影の軍団を結成して寺に歌を習いに行っていました。そして、再び晴信の前に姿を現した板垣。
おっ、ここから何か新展開が・・・と思っていたらまだそんな気配はなく。
晴信決起のフラグはまだまだ立ちません。この逸らし方が憎いというかウマイというか!唯一、ソレを感じさせてくれたのは「信虎を襲う馬」のシーン。父は感じ取っていたようですね、息子・晴信の脅威を。ここら辺の演技は仲代、さすがだなと思いました。この辺が友蔵演技だったら、ただのギャグになってしまう。
それにしても、馬というと義経の最終回のイメージが。思わず滝沢秀明まさかのサプライズ出演かと思いましたよ!(スイマセン、嘘です。本当はそんなこと微塵も思いませんでした)あの馬が小屋の屋根から飛び出してこなくて良かった。いやマジで。
でもね、この夢が勘助のささやかな幸せを奪う事に。
摩利支天の妻であることが結果的にミツを危機に陥れる事になった模様。脅迫観念に囚われていた信虎はミツが身につけている「摩利支天」像の首飾りめがけて・・・。
勘助はミツのことを
「俺の城」
と言っていました。この場面は本当にジーンときました。もしこれが、次回の悲劇を際立たせる為だとしたら(予告を見る限り、どう考えてもミツは・・・)あまりにも悲しすぎる。
次回は、風林火山始まって以来の憂鬱な展開になりそうです。
信虎よ、オマエは心の俳句でも読んでおとなしくしてろよ、このヤロー
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でもあんまりあばれないでほしいですねぇ。
ガイドブックに仲代さんのインタビュー記事が載っていて、「悪役」を大胆に演じたいみたいなことが書かれていたので体に無理がない程度に(笑)暴れてくれると思います。私も実はその「悪役ぶり」期待していますし。
それだけにミツの件は悲惨さが際立ってしまい、「信虎許すまじ!」の気持ちが昂ぶるんですよね~。
気づいたからなのかな?晴信は気づいたみたいでしたね。
来週は晴信と勘助が始めて顔を合わせるようで。
ミツが2人を引き合わせた、ってことなんでしょうか。。。
>ミツが2人を引き合わせた、ってことなんでしょうか
そう思いたいですね。でないと話が進むにつれ、ミツの存在が忘れ去られてしまうかもしれないので。
やはりあの悪夢と摩利支天とに、信虎を怯えさせる共通点があったみたいですね。
あれはお守りだったのに、かえって不幸を招いてしまいましたね。
貫地谷しほりさんは、とてもいい感じだったと思います。
もっとずっと見ていたかったですね。
このドラマの花がなくなってしまうような気がします。
板垣を見ていると、陰の軍団はもとより、鍵狩人を思い出してしまう私です。(古)
貫地谷さんは一年通して登場して欲しかった女優さんです。始めの数話だけの出演なんて勿体無いですよね。由布姫が登場するまで待つしかないですね~。
殺されてしまうなんて
かわいそ~すぎです~。。
せっかくになれたのに。。。
亀次郎さん 子役から変わったばかりだから仕方ない・・と思っていたのだけど・・・
歌舞伎役者さんですよね? それなら演技は上手なハズ、と思い見ていたのですが なんだか違和感ありました。
ミツの理不尽な不幸には驚きです。こういった形で強制的に人生を終了させられてしまうのかと思うと「復讐の鬼」になるわけも分かる気がします。
中村獅童さんや中村橋之助さんみたいな演技を期待していましたが、棒読みが目立って少し意気消沈しました。第一話のPVを見てビジュアルは完璧だと思ったんですけどね・・・
これからの成長を期待したいところです