「重盛、基盛、清三郎、清四郎、みんな俺の子!文句あるか!」
この歌を聞いて何がどうなったら、清盛を「なんて恐ろしい子!」と評価できるのだ。
こんな棟梁、歌会からつまみ出せ。
ここは崇徳院や悪魔の左大臣・頼長の「ま、ま、ま、マジすか学園~~~!」みたいな反応が正しいのです。
こんな歌の意図を本気で聞き取ろうとするな!
この歌のせいで、藤原家成の面目は丸潰れ。そりゃ、成親も反平家になるってもんですよ、ダンナ!
かつて、江や天地人にも「主人公補正」による「説得力なき無条件納得」が幾度も発動されました。
江や天地人はまだ良いのですよ。最初から生ぬるい展開にする意志が十分に伝わってきましたから。
だから、何の期待もせずにただ鼻で笑っていれば良かった。
しかし、平清盛は当初、本格王道歴史ドラマを地で行くような展開にするという雰囲気が伝わってきたのです。
…いや、こう書くと人のせいにしているみたいで嫌ですね。
そうなんです。前にも書きましたが、全て琉河の見る目のなさが原因です。
山盛りコーンスターチや「王家の犬」連呼以外にも公家が透過性のある烏帽子を被っているハレンチ設定だけでも、このドラマの出鱈目さを見抜くことが出来たのです。
でもね、まだ深読みは出来るのですよ。
「家族愛に拘るあまり、清盛は非常識な行動を繰り返し、それが平家滅亡の遠因になった」
これが脚本家の壮大なる伏線だとしたら、拍手を送らざるを得ません。
あと、梅雀さんがトメだとなんだか収まりが悪いですね。
フレンチのコースでいうと
アベリティフ→アミューズ→オードブル→スープ→ポワソン→グラニテ→グラニテ→グラニテ→カフェ(終)
みたいな。「肉料理は来ないの?」みたいな感じ。
大河ドラマの登場人物クレジットはフルコースみたいなもの。華麗かつ贅沢な流れを楽しみたいものです。
安っぽいコース料理なんか大河ドラマに必要ないです。
(別に琉河はコース至上主義者ではありません。どちらかというとアラカルトから注文し自分で好きなコースメニュを作るタイプです。料理関連の批判はご遠慮願います。『か〇むら』最高!)
さて大河、もう好きにしてくれって感じです、歌会なんじゃありゃ。
設定の杜撰さ、小生もひとつ思ったことを。
清盛が白河法皇のご落胤説を取ってくれるのはかまわないのですがそれを忠盛が知ってるってのはどうよ。
既知なら間違いなく跡取りを家盛ないし頼盛にすると思う、いやそれどころか経盛や教盛以下と思います、だって父の血をぜえんぜん引いてないんですもの。
しろうとの私に悟られるって。
※琉河さま始め例示された方々ありがとうございました。
エントリの内容とは関係ありませんが、さて同じ時代を取り扱っても、主人公が異なると登場人物も異なって勉強になるということがあります。
例えば昨年の場合、「大姥局」を初めて知りました。
また今回改めて知りましたが、保元・平治の乱は両方とも、政権争いが武力衝突にまで発展したもの、と云うことがわかりました。
源平の争いに気を取られてそれゆえこの時代の推移と事件の本質が見落とされがちなような気がします。
問題の和歌。あれは「サザエさん」に出た「生きていてよかった今日はかつ丼に ケーキにあんみつ食べたうれしさ」並み(byカツオ)の手抜きです(笑)。
昨日の放送で「時忠はつまらん入れ知恵をしたな」と思いました。もっとも重盛と基盛が両親や弟・妹より先に死んだ事で、不幸か幸か家督を継いだ宗盛はどう思ったのか?
少し前の場面ですが、平氏の元服式は貴族風ですね。武士の場合は直垂に烏帽子(大相撲の行司さんがかぶる方)ですが、どういう訳か衣冠束帯ですね。あれは(番組設定上の)平氏の慣例でしょうか?源氏である源頼朝の時はどうなるかな?
5月13日からキーパーソン・平滋子が登場します。
今日のスポーツ報知・芸能記事によると、夏で20歳になる成海さんが「酒豪中宮」を演じると言う設定です。いくらなんでも中宮で酒豪とはおそれいった。
かつて「酒豪の将軍正室」も大河ドラマでいました。
スタッフの失態ではなくて、
源平時代は受けないと、源平時代の
失態にされることを恐れています。
こういったことになれば
高視聴率が穫れるのは
戰國幕末と考えている一派の
思うつぼです。
彼らの意見をそがなければ行けないのに
このままだと、
幕末を舞台にしたスチームパンクや
戰國を舞台にした實在の人間が登場する
忍たま乱太郎という企画が展開されそうで
怖いんですよね。
方々の場所で戰國幕末がいかに人気があるか
宣伝するマスコミがあるけれども、
こういった空気も利用するかもしれません。
些か感情的になりましたが
アンチ戰國派の自分としては、力を入れて
書きました。
2010年・・・ゲゲゲの女房(漫画家の妻から見た、日本漫画史)
2011年・・・おひさま(女教師が、戦前戦中戦後を生き抜いた人物史)
2012年・・・梅ちゃん先生(女医から見た、東京戦後史)
また、2009年、2011年は民放大河としてTBSでJINが放送されました。
PS.すいません、現実逃避してしまいました・・・・(謝)
もう現実逃避しないとやってられん。
もっとも、天地人に関しては「侍スピリッツ」「SAMURAI DEEPER KYO」「戦国無双」「戦国BASARA」みたいなトンデモ戦国ものと割り切って、ゲラゲラ笑いながら突っ込み入れて全話見ていたんだけどね(爆)。大河ドラマの見方じゃ無いけど。
近代大河かもしれません。
それと、朝ドラではないのですが
藤子不二雄の
漫画道も、nhk現代劇枠でやっていたような。
現実逃避ばかりを促す企画をやっていて
なにが大河なのか。
やはり青函トンネル・瀬戸大橋物語
をやるべき時代に突入しているのかも
頼朝に源氏の棟梁らしい一面が出せるかが終盤のカギかも?そして頼朝の岳父の北条時政は誰が演じるか?
保元の乱が「事実上の大河・平清盛のスタートライン」になるので、長いプロローグがもうじき終わります。
ところで加藤浩次さんの兎丸の出番がどこまでか気になります。架空の人物なのでいつ姿を消しても「平家物語」の上では支障が出ないです。
重盛は真面目で調整能力が長けていたのですが、彼が死んでから清盛は暴走してしまいました。この番組の平清盛は重盛の「反面教師」なのか?
実際に平清盛が冷酷で傍若無人になったのは、中年になってから(平治の乱以降か)で、若い時は気配りが良く温厚で腹を立てる事が少ない「貴公子然」とした人物だったみたいです。
早速ですが、「八重の桜」のキャストが発表されましたね。事前に発表があった西島秀俊さんや長谷川博己さんに加え、出演確実と言われた西田敏行さんも出演するようです。
個人的に気になるのは、黒木メイサさんや剛力彩芽さん、斉藤工さんといった若手俳優陣がどのような演技をするのかが気になります。
と思って居ます。
先日、「映画経験が強い人を大河主演に
起用しておかしな事になった。」
と述べていましたが、後先を考えない
キャスティングで大失敗したドラマや
映画は多いと思うので、安定を望みます。
もしも、松坂桃李くんが新島襄役になると両手に花の“桜梅”桃李になります。「桜梅桃李」は中国の古語です。
討幕派では坂本龍馬の役がまだ未定ですね。
来年は少ししか出番が見込めないですが10年に福山さんが主演をしたので、180度立場が違う役(主人公→主人公の敵側)になるからギャップが出ますね。
できれば今30歳以下の俳優になってほしいですね。
「龍馬伝」には出なかった板垣退助が出るので、多少の「共演」があってもいいのでは?それと篤姫は出るんでしょうかね?
>tomohiroさん
先日の私のコメントを見ていただきありがとうございます。もうすぐ公開される「るろうに剣心」は半分は「龍馬伝の映画化」のような感じですね。出演者とスタッフを見てそう感じます。個人的提案ですが何かの賞(「~新人賞」など)を受賞している事を、主役になれる条件の1つにしたらいいのでは?
八重の桜は福島の件がテーマ決定の大きな動機になっていますよね。今年のように変な冒険はしないで、オーソドックスな作りで安定したドラマになってほしいですね。