必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

1年間お疲れ様でしたドラマ「平清盛」とは何だったのか

2012-12-30 17:16:25 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

大河ドラマ史上、極めて異質であった「平清盛」

このドラマは一体、何を残したのでしょうか?
このドラマが残した功罪について琉河なりに考えた結論を語りたいと思います。

まずは、功績について。

これは1行で済ますことが出来そうです。
それは広告宣伝に力を入れ、新たな視聴者層を獲得したこと。
特にツイッターで楽屋ネタまで語り尽くし、これでもかとリップサービスに徹したこと。江に比べ数倍、力が入っていたと思います。
盛絵とかいう企画も、ある程度成功したのでは?
現段階では、視聴率が唯一、統計データとして信用できる材料となっていますが、将来、何だかの手段で(笑)ネットでの支持率とかを測ることが出来れば、ファンの皆様が仰るところの「視聴率は低いけど、ネットでは好意見が多い」という推論も実証出来るのでは無いかと思います。(現段階では、分母の数が不特定なので、統計としては説得力に欠けています)

続いて、罪過について。

とにかくスタッフは視聴者を舐めすぎ。
チーフプロデューサーがグダグダと言い訳をしていましたが、要はどんなに平安末期に人物描写で複雑な背景があろうと最大公約数の範囲で分かり易く描くことが出来なかった、これに尽きると思います。
あと、リアリティを追求した、という割には随分と人物デザイナーや脚本家に好き勝手やらせてましたね。透ける烏帽子とか、バカ殿様に出てきそうな幼女時代の政子とかどこがリアリティ?
あの変な砂埃がリアリティですか・・・。
普通に考えて道路に水ぐらい撒くだろ。
矛盾してます。

分かり易く描くことが出来なかった原因として、もう一つ挙げるのならば、エピソードの使い方が下手くそ
例えば、4話の忠盛、殿上の闇討ち。
ムリヤリ為義を絡ませたために、展開がぼやけた。というか、あまりに出鱈目すぎて辟易してしまいました。
普通に考えて暗殺という汚れ仕事を源氏の棟梁自ら、のこのこと出向くか?
あそこで忠盛が為義の首根っこ捕まえて鳥羽院の前に差し出していれば、平治の乱を迎えるまでもなく源氏は衰退していったはずです
何も、何が何でも史実に忠実あれ!とは思いません。
しかし、あまりにも有り得ない展開を見せられると架空エピソードに説得力が無くなって萎えるのです。
活きのいい大トロの刺身にケチャップをかけたような違和感。
エピソードを捏ね繰り回した結果、視聴者に「展開が複雑」という印象を与えたのではないでしょうか。

もう一つ例を挙げると、オカルトめいた茶羽ゴキブリみたいに繁殖するカムロ。
なんだあれ。妖怪か。
しかも、そのカムロを解散させるための装置として、兎丸を殺すという安直さ。
キャラの使い捨てにもほどがある。
兎丸こそ、壇ノ浦で奮戦して死ぬのがベストではないのですか。そう、例えば信長に登場した伝説の加納髄天の如く。
オカルトといえば、後白河の腫物からサイコロが出てきたことを暗喩する描写がありましたが、意味不明。
こういった演出が分かりにくくした原因ではないのですかね。

そうそう、エピソードどころかキャラの個性も活かしきれなかった
平家一門は何とかキャラ付けをしようと必死になっている姿が見受けられましたが、いくら登場人物にキャラの特性を言及させても肝心のエピソードが手薄なため、中途半端になってしまいました。
そして、一番不思議だったのは、最終回で頼朝が後白河院を評して言った
「日本一の大天狗と呼ばれた後白河法皇が~」
というセリフ。
確かに大天狗であることは視聴者の周知の事実だとして、(そもそも『大天狗』は後白河を指していないという説もある)、ドラマでこの人の天狗ぶりを描いたシーンなんて、ほとんど無かった気がします。
後白河さんは感情を非常にストレートに出していた方だと思いますよ(笑)。

 

というわけで、色々と罪過について語りましたが、このドラマに場当たり的というか、刹那的な展開を求めるのならば面白かったという評価も出来そうです
おい、琉河はトチ狂ったか!とお思いになった方は落ち着いてください。
そもそも琉河は一年という長丁場で場当たり的な展開を持ってくる大河を支持しません
スタッフが唯一、その手腕を発揮出来たのは、場当たり的な展開をさも伏線であったかのように扱い後々リサイクルしてストーリに反映させた点ですが、そのお陰でストーリーがあっちに行ったり、こっちに行ったりと迷い箸みたいになってしまいました。

結局は、平清盛も江や天地人と何ら変わりがないと琉河は思います。ただ、ベクトルが少年漫画風なのか、少女漫画風なのかの違いだけだと思います。
前述のとおり、当ブログとしてはネットに迎合して「ここが面白かったです」と表現することは出来ました。
しかし、琉河は今まで天地人や江をこれでもかと叩いてきた人物です
その人物が、手のひら返して、このファンタジーは素晴らしい!と、どの口で語ることが出来るのでしょうか!
琉河は平安末期の情勢には疎いです。
ならば、せめて過去の自分の発言にブレが無いようにしたいじゃないですか。
それが情けない話、唯一のちんけなプライドなんですよ。

パスタのアルデンテのごとく細いプライドなのですが、これからもこの価値観を大事にしていきたいと思います。

また、上半期は体調が優れずまともに感想を書くことが出来ませんでしたが、それでも暖かいお言葉をかけて下さった皆様には感謝しております。
ありがとうございました。

では、皆様。
良いお年を!


最終回「万能の語り手・源頼朝の一生 これにて完結!」

2012-12-23 20:45:31 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

源頼朝無くして、この最終回は有り得なかった。ということで宜しいでしょうか。

清盛は死んでも頼朝の首を求めて西行に憑依したのですよね。

最後までオカルトかつ荒唐無稽なドラマでした。

最後に「平清盛無くして武士の世は無かった!」と頼朝が清盛を持ち上げてましたが、絶対にアンタそう思ってないだろ。
なんというか勝者の敗者に対する気遣いのようなものを感じました。

慌ただし過ぎて何が何だか分からない最終回でした。
とりあえず、あらすじは頼朝の言葉を辿っていけば理解できるはず。
それでも視聴者を置いてけぼりにした感は否めませんが、まあ45分だから仕方がない。
倍の時間は無いと描け切れない話を45分に押し込めたのだから仕方がない。
予算縮小がなせる業です。
琉河は嘘か真か知りませんが、視聴率が悪いと予算を縮小されると聞いたことがあります。

今回のエントリーは最終回の感想なので、深くは記しませんが、一年を通しての感想を求めて簡単に書きたいと思っています。

うん、平清盛ね。

最後まで予想を裏切らない変な演出。

ありがとうございました。


光栄なる最終回を迎えることが出来るのか!? 延長なし一本勝負「平清盛ファイナル!」

2012-12-23 19:27:16 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

大河ドラマの最終回で延長なし、しかも総集編が年明けの変な時間帯。

スタッフはやる気ないでしょう…。

45分で清盛絶命、平家滅亡、そして何故か義経自害シーンまで描くという、とてもタイトなスケジュールです。

これは興味がありますね。


ならぬことはならぬ!「八重の桜」の配役に物申す!

2012-10-13 23:29:26 | 大河ドラマ「八重の桜」

来年の大河ドラマ「八重の桜」、第3次出演者まで発表されました。
これで大体の登場人物はそろったのでしょうか?

この配役を見てまず思ったのは、主役は八重じゃなくて兄の山本覚馬でいいじゃないか!ということです。
2012年10月13日現在で発表されているキャストは幕末から明治初期で活躍した人ばかり。
少し寂しいですね。徳富蘇峰や千円能斎、土倉庄三郎は誰が演じるの?
この配役を見る限り、明治時代になってから初めて登場するのは槇村正直と小田時栄ぐらいではないでしょうか。かろうじて大山捨松も明治になってからの登場と言えそうか。
第4次キャスト発表を待つしかないのですが、これでは会津視点での幕末~明治初期といった印象です。

山本(新島)八重:鈴木梨央→綾瀬はるか

山本覚馬:西島秀俊
山本権八:松重豊
山本佐久:風吹ジュン
山本(樋口)うら:長谷川京子
山本三郎:工藤阿須加

新島襄:オダギリジョー
川崎尚之助:長谷川博己
中野竹子:黒木メイサ
日向ユキ:剛力彩芽
高木時尾:貫地谷しほり
山川大蔵:玉山鉄二
山川艶:秋吉久美子
山川兵衛:山本圭
山川登勢:白羽ゆり
山川二葉:市川実日子
山川健次郎:勝地涼
山川咲子(大山捨松):水原希子

佐川官兵衛:中村獅童
松平容保:綾野剛
照姫:稲森いずみ
梶原平馬:池内博之
神保修理:斎藤工
神保雪子:芦名星
秋月悌次郎:北村有起哉
斎藤一:降谷建志
横山主税:国広富之
西郷頼母:西田敏行

徳川慶喜:小泉孝太郎
松平春嶽:村上弘明
勝海舟:生瀬勝久
井伊直弼:榎木孝明
岩倉具視:小堺一機
榎本武揚:山口馬木也
孝明天皇:市川染五郎

大山巌:反町隆史
西郷隆盛:吉川晃司
桂小五郎(木戸孝允):及川光博
板垣退助:加藤雅也
三条実美:篠井英介
槇村正直:嶋政宏
小田時栄:谷村美月
佐久間象山:奥田瑛二
吉田松陰:小栗旬
大垣屋清八:松方弘樹

で、肝心の配役ですが、まずDragon Ash kjの斎藤一は何だ。何て嬉しくないファンタジスタ!
kj出すならZeebraも出さないとダメじゃないか。いや寧ろ、福島を元気づけよう!という思いがあるのならばZeebraを出演させるべきではないか
ま、別に琉河はこのジャンルのいざこざはどうでもいいのですが、斉藤役は洒落を利かせて江口洋介でいいじゃない?と思った次第で。
(あ、Dragon Ashさんベストアルバム発売おめでとうございます。日出ずる国に生まれ育ったファンの皆様、一応フォローしておきました。)

次のダメ出しは明治元勲の皆様。
及川さんの木戸はミスキャストとは言いませんが、槇村や新島襄との関係を考えると渡辺謙クラスの俳優に演じて欲しかったです。佐藤浩市や役所広司でもいいですね。
でないと、この時代を描くとき、いわゆるトメを務める大物俳優が一人もいません。松形弘樹をムリヤリ明治中盤まで引っ張るか?それともまさかの吉川、反町がトメに!?
意表をついて茶人関係に大物役者をキャスティングしてトメに回るという手もありますが…。
後、このドラマにおける西郷は興味が無いので誰でもいいです。適当にやって佐川官兵衛に見せ場でも作ってあげてください。

というわけで明治中盤以降の配役が気になる「八重の桜」。NHKよ、物語終盤が尻すぼみにならない配役にしてくださいね。


オリジナル「八代将軍吉宗」と妄想キャスティングのクレジットをリンクする

2012-10-06 00:51:49 | 妄想クレジット決済

先日、「八代将軍吉宗」の妄想キャスティングを垂れ流しました。
では、オリジナルと琉河が作成した妄想キャスティングで配役クレジットをリンクさせるとどうなるのか試してみましょう。
サンプルで選んだのは第1話と最終話、そして吉宗が八代将軍に就任する第25話。
多くの人々が興味をそそられないであろう今回の試み。
いいのです、琉河が楽しければそれでいいんです。
では、どうぞ。


第1話「母の肖像」

上川隆也(徳川吉宗)
市川団子・平松來馬(新之助-少年時代-)
宇津井健(徳川光貞)
柳葉敏郎(加納久通)
真矢みき(お紋)

榎木孝明(徳川綱教)
高畑淳子(真如院)
西岡徳馬(徳川綱誠)・小日向文世(徳川綱條)
北村総一朗(水野重上)・長谷川博己(徳川継友)
ダンカン(隆光)・津嘉山正種(牧野成貞)
斉藤暁(小笠原胤次)・山西惇(土岐朝治)
梨本謙次郎(巨勢由利)・阿久津博子(育姫) 

樋口可南子(お伝の方)
白川由美(照子)
中田喜子(鷹司信子)
余貴美子(右衛門佐)
神山繁(徳川光友)
近藤正臣(徳川光圀)
加藤武(加納政直)
森口瑤子(大典侍)・優木まおみ(新典侍)
蓮佛美沙子(聞是院)・藤本哉汰(徳川家継)
その他大勢 

若尾文子(桂昌院)
稲森いずみ(月光院)
中尾彬(土屋政直)
林隆三(三浦為隆)
HYDE(間部詮房)
岩下志麻(天英院)
北大路欣也(徳川綱吉) -トメ-

まずオリジナルの第1回で驚いたのは連名陣の豪華さ。中山仁、山本圭、牟田悌三が連名になっていました。ただ、第1話は前回の記事でも述べましたが、吉宗が将軍に就任するか、しないか、というところから始まるので登場人物が他の回と比べて多いのです。その煽りで連名になってしまったと思われますが、役柄上仕方がないと言ったところでしょうか。2回目からはこの3名はピンクレジットとなり、場合によってはトメグループにクレジットされていました。


第25話「男の花道」

上川隆也(徳川吉宗)
玉木宏(松平通春)
柳葉敏郎(加納久通) 

大杉漣(有馬氏倫)
生瀬勝久(松平頼致)
長谷川博己(徳川継友)
遠藤憲一(成瀬隼人正)
北村総一朗(水野重上)
斉藤暁(小笠原胤次)・山西惇(土岐朝治)
鶴田忍(井上正岑)・石井愃一(戸田忠真)
ムロツヨシ(田沼意行)・久我未来(水野重期)

稲森いずみ(月光院)
水川あさみ(お古牟)
松重豊(阿部正喬)
本田博太郎(久世重之)
小日向文世(徳川綱條)
六角精児(稲生次郎左衛門)・藤本哉汰(徳川家継)
冲方丁(本多忠良)・子役(長福丸)
大奥の女性陣・その他大勢 

石坂浩二(新井白石)
中尾彬(土屋政直)
中村橋之助(竹腰正武)
HYDE(間部詮房)
岩下志麻(天英院) -トメ-

ドラマでは綱吉役の津川雅彦退場後、石坂浩二演じる間部がトメになっていましたが、琉河は吉宗将軍就任に大きく貢献した天英院をトメに。さらにこの回では宗春役の中井貴一が石坂を抑えてトメになっていましたが、さすがに玉木さんがトメというのは軽すぎるので柳葉さんを押しのけて2番手に配置。


最終回「祭ばやし」 

上川隆也(徳川吉宗)
玉木宏(徳川宗春)
柳葉敏郎(加納久通)
深田恭子(お久免)

伊藤淳史(徳川家重)
佐藤健(田安宗武)
生瀬勝久(徳川宗直)
宇津井健(徳川光貞)
石黒英雄(一橋宗尹)・大東駿介(田沼意次)
正名僕蔵(石河政朝)・山崎樹範(酒井忠恭)
中村靖日(西尾忠尚)・二反田雅澄(本多正珍) 

満島ひかり(お幸)
倉科カナ(お逸)
石垣佑磨(堀田正亮)
二宮和也(松平武元)
鈴木福(徳川家治)・本田望結(五十宮倫子)
西原亜希(俊姫)・林丹丹(森姫)
大奥の女性陣・その他大勢 

中村橋之助(竹腰正武)
松田龍平(大岡忠光)
稲森いずみ(月光院)
竹中直人(小川笙船)
渡辺謙(大岡忠相) -トメ-

オリジナルでは、お約束の主人公重篤走馬灯シーンで登場した津川雅彦がトメ。存命の宗春は登場せず、さらには大岡越前役の滝田栄もトメグループトップにクレジットされてました。新撮りではない回想で出てきた役者がトメになるというのはどうも好きではないので、ここはオリジナルに制約されずに存命の役でクレジットを構成。大岡忠光役に松田龍平をキャスティングしたのはそういった思いがあったからです。ちなみに松平武元役はオリジナルでは香川照之さんが演じており、この前回(第47話)と最終回の2回しか登場しない特別ゲストみたいな形で、なおかつ役柄も家重と宗武に大きく関わる重要人物として描かれていました。しかも第47話ではトメグループトップ。この「八代将軍吉宗」はトメグループトップに大きな価値を置いています。それだけVIP扱いされていた役でした。今回はその役を二宮さんに。お陰でキャストが最終回まで豪華になりました。ちなみにオリジナルの第47回では大河ドラマ初登場の阿部寛さんが4~6番手ぐらいの位置からいきなりトメグループにクレジットされていました。結構、「八代将軍吉宗」は流動的なクレジットと言えるでしょう。

さて、次回は八重の桜の配役について物申したいと思います。

~追記~
オリジナルの八代将軍吉宗で吉宗の父、光貞役を演じていた大滝秀治さんが2012年10月2日にご逝去されました。刑事役からお父さん、お爺さんまでどれを演じても唯一無二の独特のオーラを持っていた方だと思います。生涯現役の役者さんでした。とても残念です。


「八代将軍吉宗」のリメイク版を妄想キャスティング

2012-09-30 17:09:01 | 歴史ドラマ妄想キャスト

今回は「八代将軍吉宗」のリメイク版をキャスティングしてみました。

この作品は今の大奥ブームが起こる前に放映されたドラマで、かつ90年代大河ドラマ復興の祖ともなったドラマです。
昨今、話題となっているよしながふみ先生による男女逆転「大奥」もストーリーは吉宗の時代から始まっています。
合戦シーンが無くとも視聴率を取ることが出来ることを証明したこのドラマ。
21世紀にも語り継いでいきたいテーマであります。

では、興味のある方はどうぞ。

≪将軍家(吉宗・家重関係)≫
徳川吉宗(1684~1751):中川大志(17歳まで)→上川隆也
須磨(吉宗側室)(1688~1713):吉瀬美智子
真宮理子(吉宗正室)(1691~1710):多部未華子
      *
お久免(吉宗側室)(1697~1777):深田恭子
お古牟(吉宗側室)(1696~1723):水川あさみ
お梅(吉宗側室)(1700~1721):青山倫子
竹姫(吉宗養女)(1705~1772):相武紗季
      *
徳川家重(1712~1761):伊藤淳史
田安宗武(1715~1771):佐藤健
一橋宗尹(1721~1765):石黒英雄
比宮培子(家重正室)(1711~1733):剛力彩芽
お幸(家重側室)(?~1748):満島ひかり
お逸(家重側室)(1721~1789):倉科カナ
徳川家治(1737~1786):鈴木福
五十宮倫子(家治正室)(1738~1771):本田望結

≪紀州藩≫
徳川光貞(1627~1705):宇津井健
お紋(吉宗生母)(1655~1727):真矢みき
照子(光貞正室)(1625~1707):白川由美
真如院(光貞側室)(?~?):高畑淳子
聞是院(光貞側室)(?~1711):蓮佛美沙子
徳川綱教(1665~1705):榎木孝明
徳川頼職(1680~1705):田辺誠一
育姫(1675~1693):阿久津博子(hiroko)
      *
加納久通(1673~1748):柳葉敏郎
有馬氏倫(1668~1736):大杉漣
三浦為隆(1659~1731):林隆三
水野重上(1634~1707):北村総一朗
加納政直(1622~1716):加藤武
巨勢由利(1663~1719):梨本謙次郎
土岐朝治(1661~1733):山西惇
小笠原胤次(1657~1718):斉藤暁
田沼意行(1686~1735):ムロツヨシ
田沼意次(1719~1788):大東駿介
      *
松平頼純(1641~1711):橋爪功
松平頼雄(1668~1718):堀部圭亮
松平頼致(1682~1757):生瀬勝久

≪綱吉関係≫
徳川綱吉(1646~1709):北大路欣也
鶴姫(1677~1704):上戸彩
お伝の方(1658~1738):樋口可南子
桂昌院(1627~1705):若尾文子
      *
柳沢吉保(1658~1714):京本政樹
鷹司信子(1651~1709):中田喜子
牧野成貞(1634~1712):津嘉山正種
飯塚染子(1665~1705):横山めぐみ
曽雌定子(1661~1713):大家由祐子
大典侍(?~1741):森口瑤子
新典侍(1667~1739):優木まおみ
柳沢安貞(1687~1745):濱田龍臣

≪家宣・家継関係≫
徳川家宣(1662~1712):三浦友和
天英院(1662~1741):岩下志麻
月光院(1685~1752):稲森いずみ
間部詮房(1666~1720):HYDE
新井白石(1657~1725):石坂浩二
お古牟(1682~1766):秋本祐希
お須免(1682~1766):佐藤仁美
徳川家継(1709~1716):藤本哉汰

≪尾張藩≫
徳川宗春(1696~1764):玉木宏
徳川光友(1625~1700):神山繁
千代姫(1637~1699):冨士眞奈美
徳川綱誠(1653~1699):西岡徳馬
本寿院(?~1739):麻生祐未
宣陽院(1663~1743):風吹ジュン
徳川吉通(1689~1713):原田龍二
徳川継友(1692~1731):長谷川博己
星野織部(?~1750):綾野剛
春日野(宗春側室)(?~?):芦名星
松平義行(1656~1715):中原丈雄
徳川宗勝(1705~1761):吉沢悠
成瀬正親(1639~1703):石橋雅史
成瀬正幸(1680~1743):遠藤憲一
竹腰正武(1685~1760):中村橋之助

≪水戸藩≫
徳川光圀(1628~1700):近藤正臣
徳川綱條(1656~1718):小日向文世
徳川宗堯(1705~1730):冨浦智嗣

≪幕府重臣(吉宗・家重関係)≫
大岡忠相(1677~1752):渡辺謙
水野忠之(1669~1731):市村正親
安藤信友(1671~1732):國村隼
松平乗邑(1686~1746):椎名桔平
酒井忠音(1691~1735):高杉亘
酒井忠恭(1710~1772):山崎樹範
松平信祝(1683~1744):筧利夫
滝川元長(1662~1748):勝野洋
稲生次郎左衛門(1683~1747):六角精児
神尾春央(1687~1753):相島一之
松平輝貞(1665~1747):片桐竜次
松平乗賢(1693~1746):駿河太郎
大岡忠光(1709~1760):松田龍平
松平武元(1714~1779):二宮和也

≪幕府(その他)≫
土屋政直(1641~1722):中尾彬
大久保忠朝(1632~1712):竜雷太
久世重之(1659~1720):本田博太郎
井上正岑(1653~1722):鶴田忍
井伊直該(1656~1717):矢島健一
戸田忠真(1651~1729):石井愃一
阿部正武(1649~1704):田山涼成
秋元喬知(1649~1714):浅野和之
阿部正喬(1672~1750):松重豊
仙石久尚(1652~1735):大和田伸也
荻原重秀(1658~1713):升毅
吉良上野介(1641~1702):石橋蓮司

≪大奥≫
右衛門佐(綱吉時代)(1650~1706):余貴美子
江島(家宣・家継時代)(1681~1741):大塚寧々
瀬川(吉宗時代)(?~?):高泉淳子
高瀬(吉宗時代)(?~?):濱田マリ

≪その他≫
室鳩巣(1658~1734):長塚京三
林信篤(1645~1732):山本學
荻生徂徠(1666~1728):瑳川哲朗
小川笙船(1672~1760):竹中直人
      *
前田綱紀(1643~1724):前田吟
上杉綱憲(1663~1704):佐戸井けん太
栄姫(1660~1705):湊かなえ
浅野内匠頭(1667~1701):春日俊彰(流用)
近衛基熙(1648~1722):岩松了
      *
隆光(1649~1724):ダンカン
青木昆陽(1698~1769):加藤虎ノ介
紀伊国屋文左衛門(1669~1734):隆大介
三井高房(1684~1748):篠井英介
生島新五郎(1671~1743):及川光博
山下幸内(?~?):宇梶剛士
      *
天一坊(1699~1729):松山ケンイチ
赤川大膳(?~1729):中村梅雀
山内伊賀亮(?~1729):橋本さとし
伊奈忠逵(1690~1756):尾美としのり
      *
近松門左衛門(語り)(1653~1724):三谷幸喜


語りは脚本家であり映画監督でもある三谷さんにしてみました。

主役は40代になり恰幅も出てきた上川さんに。清廉潔白そうに見えながらも、どこか腹黒さを感じさせる吉宗像に。
政敵・尾張宗春には玉木さん。30代前半のイケメン俳優ということでパッと浮かんだのがこの方なので、完全に思いつきの配役です。ただ玉木さんでは尾張勢の配役が軽くなるので(大河ドラマの中井貴一さんは重みがありました)重厚さを出すために家老役に橋之助さんをキャスティング。
大岡越前は渡辺謙さんに気骨ある義士を演じてもらいたいです。
大河ドラマでは終盤、軒並みベテラン俳優が退場しトメグループが津川さん等の回想で埋まってしまったことが残念でした。なので、今回は終盤でもトメグループを充実させることが出来る様なキャスティングを考えてみました。

また、琉河は第一話の吉宗将軍就任シーンに引き込まれた覚えた記憶があります。
・危篤の家継を前に慌てふためく月光院。(名取裕子)
・大奥から「吉宗殿!」とさけぶ天英院。(草笛光子)
・将軍就任を嫌がる吉宗を説得する側用人・間部、老中・土屋、尾張藩主・継友、水戸藩主・綱條。(西田敏行、石坂浩二、名古屋章、羽賀研二、山本圭)
第一話の初っ端から緊迫あるシーン。まさしく心をつかまれた瞬間でした。
特に西田さんを取り抑える石坂、名古屋、羽賀、山本の4人は最高でした。当時「ひとつ屋根の下」の保護者役で再ブレイク?した“人の良いオジサン”として認知されていた山本圭。お茶の間の敵・羽賀研二。何故か胡散臭くなっていた大物俳優・石坂と名古屋。それぞれの思惑が凄かった。
その後、語りでありながら画面に登場した江守さんの解説も最高でした。
琉河はこの第一話を再現したくてリメイク版を妄想キャスティングしたと言っても過言ではありません。


第33話「忠度は嘘を愛しすぎてる」

2012-08-28 22:24:43 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

そろそろタイトル替えもネタ切れですかね。前回のサブタイトルとして「清盛、太政大臣やめるってよ」にしようと思ったのですが、既にたくさんの人が言ってそうなのでやめました。

今回のサブタイトルも「清盛、9.3%の宴」にしようと思いましたが、あまりにも可哀想になってきたのでやめました。もう洒落にならないでしょうに、この数字。篤姫では高視聴率を声高々に叫んできたのに、今年はこの有り様。関係者は冷や汗ものでしょう。

で、本題。
伊豆の場面(頼朝パートというべきか)では峰竜太と福田さんは登場せず。
峰竜太はあれだな。声だけ聴くと、どうしてもスーツ姿で和田アキ子の隣で司会進行している姿しか思い浮かばない。ある意味、峰さんが伊東役で良かったかもしれませんね。これが夏八木勲さん辺りだったら、軽妙さがなくなって、本当に沈んだ気持ちのままドラマが終わってしまいますし。(皮肉だよ!)
そんなこんながありまして、頼朝が呆けてました。まあそんなものでしょう。

京では清盛が名誉職であった太政大臣をわずか3か月で辞任。
この時、清盛50歳。
とても若いです。息子や弟と同世代と言われても違和感がありません。
20歳近く年下の北条時政の方が老けて見えるのもきっとスタッフの演出なのです。
決してスタッフの手落ちではないのです!
清盛を敢えて若く見せることで、モノノケの血がただ物でないことを強調しようとしているのです!
…はい、一応褒めておきましたよ。

で、今回初登場した、清盛の末の弟である忠度。
熊野で生まれ育ったことを効果的に使ったつもりなのでしょう。それにしては登場が遅すぎる気もしますが…。
何だかポッと出の印象が強いのです。清盛一家はある程度、今のメンツで馴染んでしまっています。
その中で、また新キャラが。馴染むのに時間がかかりそう。
確かに忠度がいないと「平家物語」が物足りなく感じるのもまた事実。
都落ちのエピソードなど話題に事欠かない人物ですし。
でも、このタイミングに出すにしても、今までの説明不足の感が。
以前から少しずつ、存在くらいは仄めかしておいた方が良かった気もしますがね。しかも、ポッと出す手段を逆手にとって
「こんな弟いたか?」
と清盛に言わせるのは脚本家の逃げのような感じがします。
別に頼朝や義経みたいに戦で散り散りになったわけでもない。なのに、清盛が一門である忠度の存在を知らない!?
にわかに信じがたい。ウソつきです。
こういうところが不愉快なんだな。
都市伝説であるではないですか。
雪山で遭難した4人が山小屋にたどり着き、眠らないために四隅を順番に移動して次の人にタッチしてグルグル回るアレ。
忠度という存在はそこに突如現れる5人目みたいな感じなのです。

それでもって、松殿と九条は最初から負けフラグが立ち過ぎ。
なんだこの小悪党扱い。仮にも勢いは衰えたといえ、名門の意地があるでしょうに。
なんで清盛の生誕祭に行くのだ。しかも行く理由が嫌がらせ。
まだ若い(役者は松山さんより年上だが)とはいえ、摂関家なのに余裕なさすぎ。
清盛のキャラを立たせるために摂関家を貶めなければならないのは如何でしょうか。
特に松殿なんか数年後に直接対決するのだから、ここは敢えて「清盛の前に立ちふさがる旧時代を代表する大物」扱いにしてはどうでしょうか。
もう遅いのですが。こんな奴らだったら平家に負けて当然。


もしも、貴方様のブログに「琉河岬」が現れた時のQ&A

2012-08-19 18:27:02 | 苦情お断りの独り言

Q.私のブログ(又はサイト)に「琉河岬」が難癖をつけてきました。どうすればいいですか?

A.「琉河岬」は2012年4月以降、自分から他のブログさんにコメントの書込みまたはメールの送付は行っておりません。クソムシの仕業だと思ってお手数ですが黙って削除をお願いします。断じて構ってはいけません。ただし、返信のメールやコメントを頂いたブログさんへお邪魔させていただくことはあります。ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

※もう遅いかもしれませんが、予防策を講じました。嫌われ者で申し訳ありません。


第31話「崩御後のカリスマ」

2012-08-15 00:51:28 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

に、二条帝、呆気なく崩御!

琉河的に後白河院と二条帝の対立は、他のドラマでは見ることが出来ないイベントとして楽しみにしていたのですが、頼朝初メインの回で退場ですか。
キャスティング的に近衛基実-二条帝ラインに金をかけて無さそうな感じだったので心配していましたが、そう来ましたか。
ということは必然的に『出オチ枠筆頭・藤原経宗』の復帰シーンも無くなったわけで。どうするんだ。藤原経宗って結構、重要な人物じゃないのか。
それとも後から頼朝の解説で「実は二条帝存命時に復帰していた…」という紹介で登場するんかい。

で、本編ですがOP映像が何気に変わっていましたね。ケンイチさんが舞っていましたが、これは上野樹里さんのリスペクトと取っても宜しいか。
それはどうでもいいのです。気になったのは例によってトメグループ。

北条時政:遠藤憲一
伊東祐親:峰竜太 ←←
池禅尼:和久井映見
平盛国:上川隆也

という流れだったのですが、峰竜太の位置はそこが適正なのか。福田沙紀さんの後にクレジットすればいいじゃないか。
北条時政役の遠藤さんはまだわかりますが、伊東はそんなに重要なキャラクターですかね~。例のイベントが終わっても執念深く登場するのでしょうか。まさか、竜雷太にオファーしようとして間違えた、とかそういうオチじゃなかろうね。
峰さんファンの方々には喜ばしい限りですが、琉河にとっては役柄的にも役者格(失礼とは思いますが)にも不十分な気が。

で、ドラマの内容。
頼朝周辺の描き方は普通でした。北条時政が現時点で頼朝に対して必要以上に警戒心を抱いていないところは、少し好感触です。安達盛長の使い方も現時点ではあれでOKだと思います。

さて、冒頭でも書きましたが二条帝について。
まず、描かれたのは朝廷ではいつの間にか修復不可能なところまで来ていた後白河院と二条帝の関係から。
ここまで至る経緯は詳しく描かれていないと思うのですが、どうなのでしょう。二条親政派にはあの人もあの人もいたはずなのですが、省いてくれたおかげで単なる親子喧嘩になり果てました。
その方が分かり易いのか。
それでも、時間を割いてでもここら辺は描いてほしかったです。清盛の出世街道にも大きく影響する対立だったはず。
う~む、どうなのでしょう。清盛は理由もなく帝に気に入られ、トントン拍子に出世していくイメージですね。

と、考えていたら二条帝のお葬式(この表現が妥当)シーン。
何故か、延暦寺の皆様が登場。そして何故か坊さんが担ぐ輿から出てきた後白河。
見方によっては物凄くシュールな笑いを提供しているのですよ、このシーン。蓮華王院の関係で絡ませていると思いますが、後白河と比叡山の関係を考えると思わず琉河もニヤリとしてしまいます。
「なかなか皮肉な演出をするねえ」
と思っていたら、次がいけなかった。
坊さん達が後白河の命令でお経を唱え始めた。
面白くもなんともない。普通にやかましい。
見ているこっちも鬱陶しい。
単なる嫌がらせに来たのか。
しかも後白河さん、まさかの罵詈雑言の嵐。これを「織田信長の父・信秀の葬儀での振る舞い」と重ねる人がいたら危険信号。
この後、後白河をフォローするシーンも無かったし。

しかも退場際に
「危ない、危ない。騙されるところだった云々」
とかのたまわっていましたが、普通にこの行動の方が危ない、危ない
松殿(家電俳優の人)も近衛ももいたんだよ。
危ない目に逢ったとしても自業自得!
もう一回言います。帝、というより息子のお葬式で嫌がらせ。
凄いわ、後白河大先生!
で、当たり前のように輿に乗って帰っていくのか…。
このキャラで最終回まで突き通すのか。まあ、何というか…、ガンバレ。


第30話「地獄中年」

2012-08-06 00:58:46 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

第31話については後日。
クレジットだけ触れておくと頼朝の位置は規則性もなく反則技だと思います。松田聖子さんは自動的にトメグループ行きでしょうか。語り兼任の人物は定位置にして頂きたい。「義経」の白石さんの位置も相当見苦しいものでしたが、こちらは出演役者のグレードも下がっているだけに増々見にくくなっています。

で、30話ですが、とりあえず西行は鬱陶しい存在ですので、さっさと退場してギャルサーの主題歌でも歌ってなさい。
崇徳院の有り様については「爪も髪も伸び放題で鬼のような形相であった」というのを何かの本で読んだことがあるので、その伝承を使ったのでしょう。

結果的にいっぺん死んでみる?という決め台詞を吐いて地獄流しにするどころか、地獄のミサワにすらなれなかった崇徳院は何だかよく分からないまま崩御。
西行のお経のおかげで健やかに成仏ですか。
西行ってそんなに立派なキャラクターでしたかね?
単なる業にまみれたナルシストにしか思えません。
設定失敗キャラでしょうに。

本当に恨みを吐きたいのは、こんな意味不明な役を与えられた藤木さん本人ではないかと邪推してしまいます。

話は変わりますが低視聴率をファンの方は嘆いているようです。しかし、10~11%でも十分に高い内容ですよ。
なげく必要は全くありません!
何せ「主に泣いてます」(2.2%)の約5倍の視聴率を取っているのですから!
この内容で5倍も取れるのは奇跡です!