必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

最終回「万能の語り手・源頼朝の一生 これにて完結!」

2012-12-23 20:45:31 | 歴史ネオドラマ「平清盛」

源頼朝無くして、この最終回は有り得なかった。ということで宜しいでしょうか。

清盛は死んでも頼朝の首を求めて西行に憑依したのですよね。

最後までオカルトかつ荒唐無稽なドラマでした。

最後に「平清盛無くして武士の世は無かった!」と頼朝が清盛を持ち上げてましたが、絶対にアンタそう思ってないだろ。
なんというか勝者の敗者に対する気遣いのようなものを感じました。

慌ただし過ぎて何が何だか分からない最終回でした。
とりあえず、あらすじは頼朝の言葉を辿っていけば理解できるはず。
それでも視聴者を置いてけぼりにした感は否めませんが、まあ45分だから仕方がない。
倍の時間は無いと描け切れない話を45分に押し込めたのだから仕方がない。
予算縮小がなせる業です。
琉河は嘘か真か知りませんが、視聴率が悪いと予算を縮小されると聞いたことがあります。

今回のエントリーは最終回の感想なので、深くは記しませんが、一年を通しての感想を求めて簡単に書きたいと思っています。

うん、平清盛ね。

最後まで予想を裏切らない変な演出。

ありがとうございました。


10 コメント

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書くだけ書いてみます (ポケット保持)
2012-12-23 21:42:44
とかく「悪者」扱いされているけど、小生は歴史を大きく転回させた人物として評価している人物ということでドラマの主役として取り上げたことで、大いに期待したんですが・・・この通り。
小生はしろうとながら思うに、役者さんはよくやったと思ってます、だから「王家」呼称問題もさることながら、演出やストーリー展開などに問題あったと思うなぁ。
今更ながら書くけど、建春門院が入内するシーンなんて小生にも「あんっ?」って感じでした。

「王家」呼称問題と書きましたが、最後の「のちに室町幕府が立って・・・」の下り、これまた愛国保守系方面に燃料投下となりそう。

これまた今更ながら書きますが、キャスティングに関して。
・伊東祐親:どんぴしゃりだったと思います、権力者を必要以上に恐れる姿と「恐妻家」がぴったりマッチ。
・平時忠:これもドンピシャだったと。中の人は「来年の徳川慶喜」と並んで「ダメ男を演じさせたらピカイチ」な存在じゃないかと。
 ただ、「来年の徳川慶喜」は「愛嬌のあるダメ男」だけど、「今年の平時忠」は「見ててざわついてくるダメ男」じゃないかと思ってます。
・北条時政:キャスティングを見たとき「この作品での北条時政はあまりいい扱いでない」と思いました、あとで調べたらこれまで多くの作品に出てたことがわかって「遠藤憲一さんごめんなさい」
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何たる薄っぺらい最終回 (えびすこ)
2012-12-23 22:56:26
久々の記事更新ですね。
いつの間にデザインが変更されたのか?と思いましたが、「記事を更新すれば戻る」しくみですね。

何たる薄っぺらい最終回。この一言に尽きます。
「えっ、これで終わり?」と思いました。45分でしたが感覚的には30分弱で終わった感じですね。
木曽義仲・巴御前・平敦盛・那須与一が出ないまま完結。せめて最終回に出してほしかった。

それにしても何を言いたいのかよくわからない結末。
何を言いたいのかよくわからない1年間・50回。
1年間毎週見て疲れました。しかし、あっという間に番組(1年)が終わった感覚もあります。気が付けば来週は大晦日です。
この番組が「平清盛の再評価」の解説になりえるだけの意義があったのでしょうか?多分「大河ドラマで平安時代を取り上げる作品」としては、今回が最後になったのではないでしょうか?

頼朝に向い、「天下を獲れたのはわしのおかげだ。感謝しろよ」と言う様な清盛の態度。薄々想定していたんですが、実際にやると閉口しました。後白河法皇と言う人がどういう事を考えて武士と対峙したのか最後までわからなかった。

あと頼朝と義経が決別する理由も頼朝自身が明確に言わないまま兄弟抗争。そして最終局面が曖昧な結末。
源頼朝と言う人の政治信条が分からなかったですね。「打倒平氏」の真意を最後まで明言しなかったような?今年のナレーターでしたが「天の声」方式の方がよかったのでは?
しかも、「タイタニック」みたいなラストシーン。
「やっと終わった」と言うのが正直な感想ですね。

「後日談」までしっかりやるのなら60分か75分放送するべきでしたね。長年大河ドラマを見ていますが、こんなに中身がなくて薄い終わり方は初めてです。7年前の「義経」のフィナーレは今でも語り草になっています。あれはとても印象に残っています。
最終回が定時で終わるのは最近では例がないですね。

「視聴者が爽快に感じる清々しい終わり方」と言うのは大河ドラマでは難しいのでしょうか?
「この人は生きた足跡を十二分に残したんだな」と感じる終わり方です。残念ながら最近の主人公には「志や事業が中途半端になって、やり遂げられなかった」と言う印象だけが後に残りますね。

来年以降の大河ドラマには爽快さを取り戻してほしいですね。あえて言います。八重の桜は「大河ドラマ版のカーネーション」になってほしいです。カーネーションには最終盤まで楽しませてもらいました。

長々と感想を書きました。松山くん曰く「とても緊張した」とのこと。出演者も本領を出せなかったかも。
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ごちそうさんは・・・。 (tomohiro)
2012-12-24 06:09:30
杏氏が、朝ドラ「ごちそうさん」
に出演することが決定したようですが、
もしかしたらこれが幻の大河
「北条政子」か「源頼朝」を見ることになる
と思います。
他サイトでそのような話題があったので
つい書いてしまいました。
余談だけれども、大河が朝ドラのまねっこ
ですか・・・。
朝ドラが生き延びるか
朝ドラが大河を吸収合併しそうだな
と考えています。
あと、戦国や幕末のファンは
古代史や室町のファンのことを考えなさすぎ
この時代が嫌いだというと切れすぎ
しょうがないじゃん。
なんども企画展開しているから・・・。
それと、映画「大奥」
テレ東の長編時代劇楽しみにしています。
こっちの方がキャストが燃える!!
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む、室町幕府・・・ (琉河岬)
2012-12-29 22:27:43
ポケット保持さん、こんばんは!
ご無沙汰ですね!!

演出面は最後まで残念だったと思います。最後の頼朝が室町幕府に触れたときはさすがに「なんじゃこりゃ」と思ってしまいました(笑)。

>伊東祐親:どんぴしゃりだったと思います、権力者を必要以上に恐れる姿と「恐妻家」がぴったりマッチ。
清盛を恐れる姿ははまり役でしたね(笑)。
峰さんは、これを機にどんどんドラマに復帰してほしいです。
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もう言い飽きましたが(笑) (琉河岬)
2012-12-29 22:33:49
えびすこさん、こんばんは!

>それにしても何を言いたいのかよくわからない結末。
これに尽きると思います。ドラマの解釈は視聴者に放り投げ!あまりにも粗末だと思います。全てを語れとは言いませんが、もう少し含みを持たせないと、この手の演出は効果がないと思います。

>残念ながら最近の主人公には「志や事業が中途半端になって、やり遂げられなかった」と言う印象だけが後に残りますね。
清盛は平家滅亡というイベントがあるから仕方がないのかもしれませんが、少し後ろ向きな終わり方でしたね。それならそれで見せ方があると思うのですが、如何せん「源氏視点」での終わり方でした。これなら清盛と頼朝のダブル主演にした方が受け入れられ安かったかもしれませんね。

>松山くん曰く「とても緊張した」とのこと。出演者も本領を出せなかったかも。
あるかもしれませんね。現場の雰囲気作りもスタッフが担う役割だと思います。
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杏さんは、まさしくグッジョブ! (琉河岬)
2012-12-29 22:38:43
tomohiroさん、こんばんは!

>杏氏が、朝ドラ「ごちそうさん」に出演することが決定した
某番組のごちバトルのクビが決定した替わりが「ごちそうさん」の出演なのでしょうか

>朝ドラが大河を吸収合併しそうだなと考えています。
そうならないためにも、大河製作班には頑張ってほしいと思います。

>映画「大奥」テレ東の長編時代劇楽しみにしています。こっちの方がキャストが燃える!!
映画大奥は西田さんの泥臭い桂昌院が楽しみです!
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悪いことほど風化されやすい? (えびすこ)
2014-09-03 16:54:22
「NHK大河ドラマ史上最低評価」と放送中・終了直後は激しく世間から罵倒されたにもかかわらず、終了から2年弱で番組が風化されています。ただし、いい意味で風化されたと思います。21世紀の大河ドラマ作品はおおむね短期間で話題にならなくなるように思います。それが不振の作品の主役にとって巻き返しの要因となるならば幸い。
実はこの番組が終わった時点で、「松山くんは当分テレビドラマには出られないのでは?」と思いましたが、今年になってからスペシャルドラマにちょくちょく出ています。最近の彼を見るとまるでこの番組の悪評の影響が全くなかったかのような変わりようです。すっかり「デスノート」以前の様な好青年に戻りました。
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昨日の続き (えびすこ)
2014-09-04 08:59:58
近年の大河ドラマのうちで平清盛、八重の桜、花燃ゆは、どこかが招致運動をしていたとは特に聞いておらず、制作決定後ににわかに観光業界が動いたと言えますね。特に八重の桜は特殊事情で制作が決まったため、決定当初日本中がサプライズでした。
「~を主人公に」と招致運動をしているケースでも、主人公の子孫の人が一連の運動に関与していても、制作決定の時点までは熱心に招致活動するものの、制作決定後は身を引き「一視聴者」に徹して、特別マスコミを通しての番組の批評はしない傾向が多いですね。
もしブログを持っている子孫の人がいても、先祖が出る大河ドラマの感想を記事に書いていないと思います。
本来は大河ドラマは「人物に触れる番組」であるので、「土地柄に触れる」のは二の次です。天地人を見ればわかるはず。

>tomohiroさん
ごちそうさんは高視聴率になり、花子とアンがさらに(少し)上回りそうな勢いです。実はごちそうさんが始まる前、「あまちゃん以上の視聴率になるのは微妙かな」と思っていました。それが過去10年くらいでは最高になりました。何が起こるかわかりませんね。
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これからの大河は (tomohiro)
2014-09-05 07:10:04
朝ドラ「マッサン」、土曜ドラマ「芙蓉の人」
などを見ていると、大河は戦国にこだわるべきか
と思っていますnhk海外ドラマ枠でも
韓国映画界において時代劇系列では
日本の戦国や幕末なみに映画やドラマに
される時代の企画ではない「かこうごう」が
ついに公開されていました。
海外ドラマ班のある一つのメッセージ
なのではと思います。
もう少し古代史・1970年代・家光死去の時代から天保年間などに取材した大河を
強く検討すべきでは。
そういう意味では八代将軍吉宗と太平記は
貴重な企画です。
かこうごうを制作した韓国も定番の時代
に取材した企画からは逃げられないようで、
イ・ビョンホンが出演した
「王になった男」を見ていると
日本における岡田准一や堺雅人の
立場と重なって見えます。
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日本史の女性は野望を持たない? (えびすこ)
2014-09-07 10:01:23
>tomohiroさん
BS放送の「奇皇后」ですね。国内外問わず歴史ドラマの残念な点・脚色上の障壁は、「女性が名実ともに天下を掌握することができないこと」ですね。女性の場合は天皇・皇帝になれなければ名実ともに天下を掌握できないです。ただ、来年の大河ドラマの主人公が中年期以降に、政治的に大きな発言力・影響力を持つとしたら少し疑問ですね。
女性に開かれた社会が世間で議題になっていますが朝ドラの場合は、「家事をこなす」・「仕事(家業)をうまくこなす」の次元で物語ができるから。大河ドラマで「夕飯のおかず」をめぐるエピソードがあった試しがない。
あと平家物語は歌舞伎の演目の1つですが、よく考えてみると「歌舞伎座での歌舞伎の通し稽古を、登場人物のモデルとなった人の子孫が見学をした」、という話を聞きません。
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