今月の句会は、緊急事態宣言中で行政センターの教室が閉鎖のため
紙上句会になりました。メールで中心者に3句送り、それを、まとめて
先生に送りました。先生が選んだ7句が以下です。
兼題は、コスモス、秋の夜、その他です。
特選 夏草の伸びる速さとコロナかな
秀逸 空き家にも凛と一本秋桜
秀逸 いつぞやの押し花二つ夜長かな
秀逸 天高し藤井聡太のたたずまい
佳作 秋の夜や酒杯にとどく風の音
佳作 早や三月妻の墓前に秋桜
佳作 番所跡釣り人来たり秋の宵
先生の言葉:
特選⑬
夏草とは夏に生い茂る草の総称。青々と広がっている雑草である。
その様子はあたかも猛威をふるっているコロナウイルスの
様に似ている。季語である「夏草」がメタファー(暗喩)としても
効いていている。不安な日々を感覚的にとらえた優れた時事句。
一日も早い収束が待たれる。
芭蕉に〈夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡〉
私の句は選ばれませんでした。
私が特選にしたのは、藤井聡太のことを詠んだ句です。
私の句は以下です。
1 コスモスや友とノートとスニーカー
2 随筆のページもわずか秋の夜
3 すぐに止むたぶんこほろぎ気がつけば
3番は3段切れだと思いましたが考えがまとまらず・・・
先生の添削:
秋の夜の読書を具体的に一工夫。
随筆の続きを閉ぢる秋の夜
誰の持ち物かを明確にし、ドラマ化。
コスモス野友のノートとスニーカー
気がつけば、を変更する。
鳴き止むは多分こおろぎ今宵また
紙上句会も楽しめました。