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通称・村上春樹ライブラリー が開館 10月1日

2021-09-29 19:40:23 | 社会

岸田新総裁が誕生しました。

女性2人が総裁選に立候補したことは良かった。

諸外国では女性首相たちが活躍していますが、日本はまだまだです。

~~~

新聞記事から抜粋。

村上春樹氏 時代への共感

 

若い人は未来についてポジティブな

物語を作れているか

 

10月1日、村上春樹の著作や資料を収める早稲田大学国際文学館

(通称・村上春樹ライブラリー)が開館する。

22日に行われた記者会見で村上さんは、『ノルウェイの森』などの

作品の背景になった学生運動の時代への静かなる共感を語りつつ、

コロナ禍で苦しむ現代の若者たちえも思いを寄せた。

 

会見で、多くの人が驚くような発言もあった。

「先生が教え、生徒が承るという一方的な体制を打破し、

自由な開かれた大学を作っていこうというのが僕らの思いだった。

それはやり方が間違っていただけで、理想としては

間違っていたとは思わない」。

自らが在学中に起きた学生運動をこう振り返った。

村上さんの代表作『ノルウェイの森』は、学生運動の時代が舞台の

恋愛小説だが、運動そのものを主題としたものではなかった。

その後もこれらの運動や政治的なものと距離を置き、長く

「デタッチメント」(無関心)の作家と評された。

その作家が、意外なほどこの時代に対し、まっすぐな言葉を語った。

 

「小説家だけでなく、人は意識的にせよ無意識的にせよ、

自分の過去や現在、未来を物語化しないと、うまく生きていけない。

でも今の若い人は自分の未来について、ポジティブな物語を

作れているか。コロナ禍の中で薄暗いビジョンしか

抱けてないんじゃないか」と、現代の若者の苦況に思いをはせた。

「僕らの若い頃には、頑張って努力すれば世の中はだんだん

良くなるという漠然とした共通認識があった。

そういう楽観的な世界観とか、理想主義は、なかなか戻って

来ないんじゃないかと思う。

ただ、いつの世の中でも理想はあるべきだし、良質な物語の

サンプルを示していくのが、小説家の役目だと思う」と語った。

同館は村上文学だけでなく、世界文学や翻訳に関する

研究の拠点としての役割も期待されている。

・・・

村上春樹氏の本は数冊しか読んでいませんが、とても好きな作家です。

やはり『ノルウェイの森』は面白かった。寝ずに読みました。

 

早大ライブラリーに、コロナが終息したら必ず行きたい。

10月1日から徐々に普通の生活に戻るけれど、

たぶん行けるのは来年になるのかも。

コロナ禍で東京に行ったのは展覧会に1回だけ。

君子危うきに近寄らず と思った!?

 

隈研吾氏が設計。建物の改修費用を寄付したのは

ファーストリテイリングの柳井正氏。

このライブラリーが、日本とアジア、欧米の人たちが一緒になって

新しい文学を作り、日本の文化を発信する場所になってほしい」

と語った。

 


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