ハワイアン彫りも、ひととおりの文様を教わり、真鍮板での練習から、シルバーのアクセサリーに彫っていく実践編に移りました。(といいつつ風邪を引いてしまい、2週連続お休みしてしまいました・・)
まずは、彫り台となるリングやペンダントトップをこしらえる必要があります。本場のハワイアンジュエリーは台も彫金技法で1つ1つ手作りしていくそうですが、私は時間の節約のためにワックスで原型を作って、ゴム型で複製をとることにします。
真鍮は、硬くて切れが良く、それにすっかり慣れた手で、同じようにシルバーを彫ろうとすると、タガネの感覚がまるで違います。はじめたばかりの頃に後戻りしてしまいました。
シルバーは粘りが強く、切れるというより土を掘るようにタガネが入っていくので、バリが刃に切り取られず残ってしまいます。その痕が陰となってとても汚く見えます。タガネが思うようにコントロールできないと、文様も思い通りに描けません。
葉っぱの線が細すぎて
隙間も多く、失敗です。
シルバーはシルバー向きの彫り方があるようです。もういちど出直しです。
上記は、初のリング作品でしたが、あまりの不出来に自己嫌悪に陥ったので、即刻つぶしてボツにしてしまいました。また次の練習に使います。
荒目ヤスリで模様が簡単に削り取れてしまったことからみても、彫りが浅過ぎたようです。深く彫ろうとするとタガネが途中で突っかかって止まってしまうので、粘土をへらですくい取るような要領で浅く彫ってみましたが、模様がきちんと出なくてダメのようでした。
本業の彫り職人さんは、毎日毎日彫り続けて、何年もかけてやっと一人前に売り物を彫れるようになれるのですから、月に数回学校に来てやってる程度じゃ、甘いですね。
恥の掻きついでに、この際、、、、。
いちおう、サーフボードをモティーフにしました。(主人はサカナに見えるそうですが、海つながりでどっちでもいいかと・・・)
シルバー台での最初の練習として彫ったものですが、友達が展示会に来てくれると聞いて、私の作品コーナーの目印にしようと、急遽出すことを思いついた次第です。4個すべて完売だったそうで、そのうちの1個はその友達が買ってったそうです。もう、恥ずかしいやら、申し訳けないやらです・・・。
胸を張って人様に出せるものが彫れるにはまだまだ時間がかかりそうです。