つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡の冬空に架かる幸せへの橋。

2011年12月05日 22時20分29秒 | 日記
虹は主に夏の季語だ。
夕立のように限られた地域で雨が降った後に晴れ間が覗くと、
空気中に充満した水滴がプリズムの役目を果たし、七色の橋が架かる。
また、北陸では、降水量の多い冬にもお目にかかる事がある。
「今日の一枚」がそれだ。
色彩が淡いため分かりにくいかもしれないが、
主虹…ハッキリとした虹の外側に、副虹…薄らとした虹がある。
天候が変わりやすい冬の虹の寿命は短い。
撮影後、僅か5分余りで姿を消してしまった。
儚いだけに、虹を見ると何となく幸運を意識してしまう。

ちなみに、英語「レインボー」は雨の弓。
フランス語は「アルカンシエル」、空にかかるアーチ。
中国語では、「彩る(いろどる)」に「色」と書いて「彩色(つぁいほん)」。
ギリシャ語では、神話に出てくる女神の名前を充てて「アイリス」。
いずれもハッピーなニュアンスが漂っている。

また、虹は昼間だけではなく、月の光により生じる場合もあるらしい。
これを「ナイト・レインボウ」や「ムーン・レインボウ」と呼ぶ。
原理は昼間の虹と同じだが、月では光が弱く色彩が淡くなるので、
七色ではなく白色。
ハワイ諸島のマウイ島では、目撃者に幸福が訪れると言われている。

僕はまだお目にかかった事がない。
あなたは、如何だろうか?
コメント
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